最新情報に戻る 2023年 2022年 2021年 2020年 2019年 2018年 2017年 2016年 2015年 2014年 
2013年 2012年 2011年 2010年 2009年 2008年 2007年 
2006年 2005年 2004年以前

2022年12月31日
キャセイパシフィック航空は、日本政府の水際対策の見直しについて日本当局と継続的に協議・協力し、成田、羽田、大阪、福岡、中部、札幌を含む日本の全空港への運航を継続できることを確認した。香港発は12月29日には通常運航とし、12月30日以降は減便運航する。日本発は2023年1月8日までは通常運航し、香港からの帰国者を支援するが、1月9日から31日までは減便運航する。12月31日時点で2月2日分までの運航計画を発表。中部発着便は香港発中部行CX536便を2023年2月2日まで運休、中部発香港行CX539便は1月1日、3日、5日、7日、8日のみ運航する。

2022年12月28日
政府は中国での新型コロナウイルスの感染者数急増を受け、12月30日から日本と中国を結ぶ直行旅客便の到着空港を限定する。日本と中国本土、香港、マカオを結ぶ路線が対象で、発着空港を羽田・成田・中部・関西の4空港に限定し、増便を行わないよう航空会社に要請する。これによりキャセイパシフィック航空の千歳〜香港線・福岡〜香港線と、香港エクスプレス航空の福岡〜香港線・那覇〜香港線など、一部の航空会社の一部路線は運航ができなくなる。また、同日から中国本土からの直行便での入国者と、中国本土に7日以内に渡航歴がある全ての入国者を対象に入国時検査を実施し、陽性が確認された場合は待機施設で原則7日間の隔離措置をとる。

2022年12月27日
中部国際空港会社が2022年11月の空港利用実績の速報値を発表した。それによると、国際線旅客数は前年比1470%増の7万2900人、国内線旅客数は49%増の46万9505人で、国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年比70%増の54万2405人となった。国際線のうち、日本人旅客は1017%増の2万4200人、外国人訪日客は1887%増の4万8500人。総発着回数は前年比26%増の5825回で、うち旅客便の発着回数は国際線が322%増の548回、国内線が20%増の4562回、国際貨物が10%増の460回となった。貨物取扱量は国際貨物が20%増の1万1141トン、国内貨物は1%減の835トンであった。給油量は25%増の3万2889キロリットル、構内営業売上高は117%増の8億9800万円。このうち、免税店での売り上げは1255%増の2憶3100万円となった。

2022年12月24日
中部国際空港の滑走路増設に関し地元住民などから意見を募るパブリックインボルブメント(PI)の推進協議会が23日開かれ、9〜10月に実施したPIの結果が公表された。PIでは増設案としていずれも現滑走路近くに2本目の滑走路を整備した上で、「現滑走路の大規模補修後も使用する案」と「現滑走路の大規模補修後は撤去する案」の2案を示し意見を募った。PIの意見提出者数は計2159件で、滑走路増設の課題や必要性について9割超が「理解できた」「ある程度理解できた」と答えた。うち1233件で自由意見の記載があり、明確な賛成を示す回答が64.4%と過半数を占めた。また2案の比較については702件の意見があり、「大規模補修後も使用する案」がよいとするものが579件と大半に上ったことが発表された。その結果、「新滑走路を現滑走路近くに増設し、2本を継続使用する」案で事業化を目指す方針が決まり、環境アセスなどを経て工事に着手し、2027度中の供用開始を目指すとしている。

2022年12月22日
ANAとJALは21日、2022年度の年末年始期間(2022年12月28日から2023年1月5日までの9日間)における中部国際空港を発着する便の予約状況を発表した。国内線予約数はANAが昨年度の年末年始と比べ27%増の7万8586人、JALが同33%増の2万8753人となり、新型コロナウイルス禍前の2019年比でANAが8割弱、JALが9割にまで回復した。沖縄や北海道便の予約が堅調で、ANAによると世代別では20代前半や50歳以上の予約が好調という。国際線予約数はJALの中部−ホノルル線の予約率が6割となり、利用者が50人にとどまった前回に比べ需要が戻りつつあるとしている。

2022年12月21日
中部国際空港会社は21日、2022年度の年末年始期間(2022年12月28日から2023年1月5日までの9日間)における中部国際空港を発着する国際線旅客便の予約状況について発表した。それによると国際線予約数は、出発旅客が2万100人、到着旅客が1万5700人、総数は3万5800人で、前年比2291%と大幅に増加したが、コロナ前の2019年比では20%に留まっている。期間中の合計便数は126便で、うち臨時便・チャーター便が2便となっている。運航路線は大韓航空、アシアナ航空、チェジュ航空がソウル線、チャイナエアライン、タイガーエア台湾が台北線、キャセイパシフィック航空と香港エクスプレスが香港便、フィリピン航空とセブパシフィック航空がマニラ線、ベトナム航空とベトジェットエアがハノイ線、ベトナム航空がホーチミン線、タイ国際航空がバンコク線、シンガポール航空がシンガポール線、デルタ航空がデトロイト線、ユナイテッド航空がグアム線、JALがホノルル線となっており、16社による12都市への運航が予定されている。

2022年12月19日
英国のデータ分析会社「シリウム(Cirium)」が公表した2022年10月の空港別の定時出発率で、日本の空港が4カテゴリー中3つで首位となった。発着規模が最も大きな「グローバル」部門では羽田空港が首位。定時出発率は90.41%、運航便数は3万4295便、運航路線数は81路線、遅延便のみを対象とした平均の遅延時間は27分だった。大規模空港の「ラージ」部門では、伊丹空港が首位。定時出発率は94.29%、運航便数は1万1470便、運航路線数は26路線、平均遅延時間は27分だった。中規模空港の「ミディアム」部門では、中部空港が首位。定時出発率は95.14%、運航便数は5444便、運航路線数は30路線、平均遅延時間は35分だった。小規模空港の「スモール」部門では、スウェーデン・ストックホルムのブロンマ空港が首位で、日本の空港では宮崎空港が94.37%で2位となった。

2022年12月17日
名古屋鉄道とANAは、2022年12月15日から次世代移動サービス「MaaS」を使った新たな連携サービスを開始したと発表した。中部国際空港発着便の利用者を対象に、ANAの経路検索サービス「空港アクセスナビ」を通じて名鉄の中部国際空港〜名鉄名古屋間のデジタル乗車券「CentX webチケット」の購入や、航空便の出発時間に応じて「名鉄ネット予約サービス」を経由し、空港特急「ミュースカイ」の座席の予約ができるようにした。これによりANAの利用者が別のサイトを行き来して鉄道乗車券を購入する必要がなくなり、ストレスなくネット上で移動手段の予約を完結することができる。名鉄がMaaSで航空事業者と連携するのは初という。

2022年12月 9日
FDA(フジドリームエアラインズ)は、2023年1月1日に中部空港からの初日の出フライトを旅行会社と実施する。FDAはチャーター便を運航し、販売は各旅行会社が担う。中部空港発着のほか広島発着で中部経由のフライトも実施する。中部発着は午前5時35分頃出発し、午前7時30分頃に戻る。広島発着は12月31日午後5時40分に広島を出発し、午後6時35分着で前泊。1日午前5時55分頃中部を出発し初日の出を鑑賞後、午前8時10分頃広島へ到着する。初日の出フライトの便名は中部発着がJH7581便、中部発広島行きがJH6810便。使用機材はエンブラエル175で1クラス84席。販売は中部発着が名鉄観光サービス、広島発着がエイチ・アイ・エス(HIS)とたびまちゲート広島が実施する。

2022年12月 8日
韓国のLCCチェジュ航空は、中部〜仁川線の定期便を12月23日から1日2往復の週14便に増便すると発表した。中部国際空港発着の国際線で1日2往復となるのは新型コロナウイルス感染拡大以降初。チェジュ航空の中部線はコロナ禍の影響で2020年3月に運休したが、今年11月22日に約2年8か月ぶりに運航を再開し、現在は1日1往復の週7便で運航している。同社によると運航再開後の平均搭乗率は約80%で、年末年始の予約状況ではすでに満席の便もある。大半が日韓双方の観光利用という。同社名古屋支店の担当者は、以前から増便を検討してきたが想定を超える需要があった。旅行需要が伸びる年末年始を控える中、増便を前倒ししたと話した。

2022年12月 5日
中部国際空港は、「プレミアムラウンジ セントレア」のお菓子をリニューアルしたことを明らかにした。以前は個包装で提供していたものを、タワー型容器から自身で選択し、カップに入れる方式に変更した。個別包装に比べて、食べ残しやゴミの削減を期待できるとしている。またお菓子の種類を以前は名古屋名物の「しるこサンド」やセントレアカードラウンジ限定の豆菓子を提供していたが、カットフルーツ、銀座カレー カシュー、紅しょうが豆、大粒柿の種(贅沢チーズ味)などに変更。同階に位置する「第2プレミアムラウンジ セントレア」も、同じ内容でリニューアルするとしている。

2022年12月 4日
ベトナム航空は2022年12月に、中部〜ハノイ線と中部〜ホーチミン線に臨時便を設定することを発表した。運航日は中部〜ハノイ線が12月22日、中部〜ホーチミン線が12月30日でいずれも1往復。使用機材はビジネスクラス16席とエコノミークラス162席の計178席を配置したエアバスA321。年末年始の渡航者の利便性向上のために運航するもので、12月22日には定期便の中部〜ハノイ線を合わせ、1日2往復を運航することになる。フライトスケジュールは12月22日の中部行きVN5346便がハノイ発02:00発、中部08:00着、ハノイ行きVN5347便が中部11:15発、ハノイ15:00着。12月30日の中部行きVN5340便がホーチミン01:05発、中部08:35着、ホーチミン行きVN5341便が中部11:00発、ホーチミン14:25着となっている。

2022年12月 1日
三重交通は「四日市中部国際空港高速バス」の運行を、2022年12月24日から再開すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2020年9月1日から全便を運休していたが、国内線の発着便数がコロナ前の8割まで回復し、国際線の運航再開も進んでいることから運行再開を決めたという。中部国際空港行きは午前に3便、四日市方面行きは午後に3便の計3往復運行する。大人片道運賃は近鉄四日市と中部国際空港間が1,800円となっている。三重交通では運行再開を記念し、12月24日から2023年2月28日まで、中部国際空港行きを大人運賃で利用した人でアンケートに回答した先着500名に、セントレアお買い物券500円分をプレゼントする。

2022年11月26日
中部国際空港会社が2022年10月の空港利用実績の速報値を発表した。それによると、国際線旅客数は前年比1164%増の5万700人、国内線旅客数は82%増の48万8240人で、国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年比98%増の53万8940人となった。国際線のうち、日本人旅客は853%増の1万8300人、外国人訪日客は1453%増の3万2200人となった。旅客便の発着回数は国際線が前年比228%増の433回、国内線が35%増の4903回。貨物取扱量は国際貨物が36%増の1万2397トン、国内貨物は2%増の800トンであった。給油量は24%増の3万934キロリットル、構内営業売上高は132%増の8億3900万円。このうち、免税店での売り上げは1001%増の1憶8200万円となった。

2022年11月19日
中部国際空港は第1ターミナル4階の「くつろぎ処」にある展望風呂を全面改修し、2023年3月までに営業を再開すると発表した。飛行機の離着陸を間近で見られる空港風呂として人気を集めていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で利用者が激減し、2020年10月から休業していた。営業を再開するにあたり、展望風呂の名称を「風の湯」から「SOLA SPA 風の湯」に変更、マッサージなどでくつろげるスパや飲食施設もリニューアルするとともに、新たにサウナを設けるなど改修も実施する。空港会社は開港記念日の2月17日までの営業再開を目指しているが、正式な再開日や料金などの詳細は今後決めるとしている。

2022年11月18日
中部国際空港が2022年度中間決算を発表した。それによると、売上高は前年同期比45.3%増の110億4000万円、純損益はマイナス36億6000万円となり、中間決算としては赤字幅は改善したものの、3年連続の赤字となった。旅客数は行動制限が緩和されたことなどから、国内線と国際線を合わせて前年同期比約2.2倍の256万人で回復傾向となったが、コロナ禍前の2019年度の同期比では36.8%の水準で、厳しい経営環境が続いている。2022年度の旅客数の予想は、水際対策が大幅に緩和されたことから、国際線65万人、国内線450万人と当初より15万人増の515万人引き上げ、2019年度の40%ほどまで回復するとみている。これらを前提とした2022年度のグループ全体の業績予想は、売上高を当初より20億円増の235億円に上方修正し、純損益は当初予想より16億円改善のマイナス91億円と3年連続の赤字を見込んでいる。空港会社はコスト削減など経営改善に向けた取り組みを徹底し、2023年度は年間旅客数900万人での黒字化を目指すとしている。

2022年11月 6日
大韓航空は、中部国際空港第1ターミナルの「KALラウンジ」をリニューアルオープンした。エントランス、コートハンガー、シートロケーション、フロアカーペット、壁紙、ソファーコーナー、飲食コーナー、コーヒーマシーン、モバイルポート、ブックスタンドを刷新した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、長期間休業していたもので、広さは141.56平方メートル、座席数は52席。ソフトドリンク、アルコール、スナック、Wi-Fiなどのサービスを提供している。プライオリティ・パス、ダイナース、ラウンジ・クラブ会員も利用できるものの、空席状況に応じた入場制限も行われる。営業時間は午前7時半から午後2時半まで、当面は大韓航空便の運航日のみ営業する。

2022年11月 2日
空港の地上業務を手掛けるスイスポートジャパンは1日、中部国際空港に貨物の積み下ろしなどに用いる「航空貨物上屋」を開設した。成田、関西空港に続く国内3か所目の航空貨物上屋で電子商取引や製造業の需要増に対応する。スイスポートジャパンは空港地上業務世界大手のスイスポートインターナショナルと丸紅の共同出資会社で、中部国際空港の貨物施設を利用する企業としてはDHLジャパンなどに続き5社目。まず中国の山東航空の貨物の取り扱いから始め他社への取引拡大を目指す。中部国際空港の貨物施設に新たな企業が入居するのは2006年以来16年ぶりとなる。

2022年10月31日
キャセイパシフィック航空は、運休中の香港〜中部線と香港〜福岡線を順次再開すると発表した。2路線とも2年8か月ぶりの再開となる。また11月1日に運航再開する羽田線は12月に増便し1日2往復運航するなど、日本路線の復便を図る。羽田線は11月1日から1日1往復で再開し、12月1日から1日2往復に増便する。福岡線は12月16日から週3往復で運航を再開、中部線は1月1日から週4往復で運航再開し、2月28日まで火曜と木曜、土曜、日曜に運航する。中部発着便のフライトスケジュールは、香港発のCX536便が香港10:30発、中部15:05着。中部発のCX539便が中部16:10発、香港19:55着となっている。

2022年10月28日
中部国際空港は2022年冬スケジュール期初の運航計画を発表した。国際線はタイ国際航空のバンコク線がデイリー運航となるほか、デルタ航空のデトロイト線が週3便に増便となるなど、直前の夏スケジュールから週16往復増え週61便となる。国際線の就航地はソウル、台北、香港、マニラ、ハノイ、ホーチミン、バンコク、シンガポール、グアム、ホノルル、デトロイトの11都市となった。国内線は夏スケジュールでは1日80便運航していたが、4往復減って1日76往復となる。まだ同時に11月以降の国際線の動きも発表され、大韓航空のソウル線が11月21日より週5→7便へ、チェジュ航空のソウル線が11月22日より週7便にて運航再開、ベトナム航空のハノイ線が12月10日より週4→5便へ、ベトナム航空のホーチミン線が12月10日より週2→3便へ、アシアナ航空のソウル線が12月24日より週3→7便へ増便されるほか、JALのホノルル線が年末年始に増便される。

2022年10月25日
中部国際空港会社が2022年9月の空港利用実績の速報値を発表した。それによると、国際線旅客数は前年比1207%増の3万8600人、国内線旅客数は162%増の40万6770人で、国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年比181%増の44万5370人となった。国際線のうち、日本人旅客は1016%増の1万6300人、外国人訪日客は1433%増の1万6300人となった。旅客便の発着回数は国際線が前年比238%増の372回、国内線が47%増の4737回。貨物取扱量は国際貨物が20%増の1万7649トン、国内貨物は5%増の758トンであった。給油量は32%増の3万571キロリットル、構内営業売上高は221%増の6億7400万円。このうち、免税店での売り上げは745%増の1憶2400万円となった。
 同時に2022年度上期実績も発表され、国際線旅客数は前年同期比911%増の18万5878人、国内線旅客数は111%増の238万1770人で、国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年同期比124%増の256万7648人となった。国際線のうち、日本人旅客は628%増の7万3623人、外国人訪日客は1315%増の11万1617人となった。旅客便の発着回数は国際線が前年同期比230%増の1812回、国内線が44%増の2万8197回。貨物取扱量は国際貨物がほ20%増のぼ同数の5万5455トン、国内貨物は9%増の4734トンであった。給油量は23%増の17万2127キロリットル、構内営業売上高は153%増の37億7300万円。このうち、免税店での売り上げは1031%増の6憶1000万円となった。

2022年10月19日
名古屋鉄道は19日、新型コロナ感染拡大の影響で減便していた中部国際空港と名古屋駅などを結ぶ空港特急「ミュースカイ」について、11月19日から減便をやめると発表した。2020年5月から平日のダイヤは1日あたり名古屋駅発、中部空港駅発がともに13本の計26本、土休日は計34本減らしていたが、11月19日から平日・土休日とも1日あたり計63本の運行に戻す。政府がコロナの水際対策を大幅に緩和したことなどから乗客の増加が見込めると判断したという。

2022年10月15日
中部国際空港は、LCC専用の第2ターミナル(T2)の使用を10月30日に再開すると発表した。T2は新型コロナ感染拡大の影響により、2020年3月20日から供用を見合わせており、2年7か月ぶりの再開となる。10月30日に始まる冬スケジュール期初からT2へ移るのは、セブパシフィック航空と香港エクスプレス航空、タイガーエア台湾の3社で、チェジュ航空は仁川線を再開する11月22日から利用する。出発ロビーの開館時間は午前4時30分から午後7時まで、到着ロビーは午前10時から午後11時までだが、国際線の到着は当面の間は第1ターミナル(T1)を使用する。T2を使用する4社の到着客はT1で検疫・入国・税関手続きを済ませ、T1の一般エリアへ出ることになるという。

2022年10月 9日
香港エクスプレスは日本路線の運航計画を更新し、大幅に運航便数を増加させることを発表した。中部〜香港線は10月24日から月水木土の週4便で再開を予定しているが、12月5日より週3便増便しデイリー運航にする。フライトスケジュールは中部発のUO681便が中部15:45発、香港19:00着。香港発のUO680便が香港09:45発、中部14:45着となっている。

2022年10月 8日
中部国際空港の滑走路増設に関し地元住民などから意見を募る「パブリック・インボルブメント(PI)」の推進協議会は、9月30日までに寄せられた意見の中間とりまとめ結果を公表した。413件の自由意見のうち肯定的なものが249件、否定的な意見が82件であった。意見提出件数は817件で、課題や必要性と増設の候補地が空港島内に限られることについて「理解できた」、「ある程度理解できた」とする回答がそれぞれ9割を占めた。自由回答のうち肯定的な意見としては「国際拠点空港として必要」との声や「完全24時間化を実現すべきだ」との回答が目立った。否定的な意見としては「現在の状況、今後の需要から必要ない」といった意見や「名古屋空港を活用すべきだ」といった声が寄せられたという。

2022年10月 6日
韓国のLCCチェジュ航空は10月6日、運休中の仁川−中部線を再開すると発表した。現地時間11月22日からデイリー運航する。同社の中部線は2年8か月ぶりの再開となる。2022年冬スケジュールでのフライトスケジュールは、中部行き7C1602便が仁川11:10分発、中部13:00着。中部発の7C1601便が中部13:50発、仁川16:00着。使用機材はボーイング737-800(1クラス189席)。

2022年10月 3日
韓国の大韓航空とアシアナ航空は、日本政府が2022年10月11日より水際対策を緩和することを受け、2022年冬スケジュールから日本路線を大幅に増便する計画を発表した。中部発着では大韓航空が現在週4便の中部〜仁川線を、11月4日より金曜日運航分を追加し週5便化したのち、12月5日からデイリー運航とする。アシアナ航空は現在週2便の中部〜仁川線を、10月31日から週3便とする。両国の水際対策の緩和により、日韓路線は各社が大幅に増便・路線再開の動きがあり、今後も更なる増便が期待されている。

2022年10月 2日
中部国際空港は日帰りの飛行機利用で駐車場代が無料になるキャンペーンの対象期間を、2023年3月31日(金)まで再延長する。このキャンペーンは2019年2月に開始した「日帰りヒコーキプロジェクト」の一環で、普通車1日分の駐車場料金(車種を問わず最大1,600円)を無料としているもの。2021年3月末日までは対象を平日のみとしてたが、2021年12月16日からは休日にも拡充した。さらに今回の延長で、年末年始等の繁忙期も対象となる。日帰りでの飛行機利用を証明できる搭乗券、セントレアのLINE公式アカウント内のクーポン、駐車券をアクセスプラザかフライト・オブ・ドリームズの案内所で提示すると、普通車1日分の駐車場料金が最大で1,600円まで無料になる。

2022年10月 1日
中部国際空港は、10月7〜9日にF1日本グランプリが3年ぶりに鈴鹿サーキットで開催されるのに伴い、チャーター機やF1マシンを積んだ大型貨物機などが飛来するのに合わせ、スカイデッキの開場時間を10月3日と4日に限り、午前0時まで延長すると発表した。ただし、貨物便の運航スケジュールは公表されていないことから、開場時間中に運航がない場合もあるという。また、セントレアで撮った貨物機やチャーター機の写真にハッシュタグ「#F1の準備」を付けてTwitterなどへの投稿を呼びかけており、3年ぶりの日本グランプリ開催を地元の空港として盛り上げる企画も実施する。

2022年 9月30日
スカイマークは、2機の特別塗装機「ピカチュウジェットBC1/BC2」の運航計画10月分を発表した。1日から29日までの期間中、茨城と中部、鹿児島、長崎、神戸の5空港には、各空港で開かれる「空の日」イベントに合わせて運航を予定しており、5空港の空の日イベントは、茨城が2日、中部と鹿児島、長崎が15日、神戸が23日となっている。また、2機のうち2号機の「ピカチュウジェット BC2」(ボーイング737-800、登録記号JA73NG)が定期整備で18日から29日まで運航から離れ、1号機のBC1(737-800、JA73AB)のみで運航することも合わせて発表された。

2022年 9月29日
JALは11月に中部〜札幌線の臨時便を運航すると発表した。週末を中心に1日1往復ずつ、計15往復30便設定する。同路線の定期便は1日3往復のため、臨時便と合わせると1日4往復の運航となる。運航日は11月の毎週金曜から日曜及び2日と3日、7日に運航する。運航スケジュールは共通で、札幌行きJL3321便が中部11:30発、札幌13:10着。中部行きJL3324便は札幌14:55発、中部16:45分着となっている。使用機材はB737-800の国際線仕様(2クラス144席:ビジネス12席、エコノミー132席)となっている。

2022年 9月28日
JALは2022年10月30日から2023年1月31日の日本〜ハワイ間の運航スケジュールを決定した。羽田〜ホノルル線は1日2往復、成田〜ホノルル線は1日1往復をそれぞれ毎日運航するほか、年末年始を中心にさらに週1便を追加し、計11往復22便の追加運航を設定している。中部、関西発着のホノルル線は、それぞれ週1便運航し、年末年始を中心にさらに追加運航する。このうち中部〜ホノルル線は中部を毎週金曜発着で運航するほか、年末年始に中部発着12/27、12/29、1/4、1/5、1/6、1/7、1/8、1/10に追加運航する。フライトスケジュールは中部発のJL794便が中部21:10発、ホノルル10:20着。ホノルル発のJL793便がホノルル14:15発、中部翌17:55着となっている。使用機材はB767-300ER。

2022年 9月27日
中部国際空港会社が2022年8月の空港利用実績の速報値を発表した。それによると国際線旅客数は前年比1239%増の4万5600人、国内線旅客数は101%増の52万7952人となり、国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年比115%増の57万3552人だった。国際線のうち、日本人旅客は934%増の2万1000人、外国人訪日客は1720%増の2万4400人と大幅増となった。旅客便の発着回数は国際線が前年比298%増の382回、国内線が38%増の5358回。貨物取扱量は国際貨物が13%増の9036トン、国内貨物は10%増の792トンであった。給油量は32%増の3万1665ロリットル、構内営業売上高は149%増の8億円。このうち、免税店での売り上げは1132%増の1億3700万円となった。

2022年 9月26日
タイガーエア台湾は、両政府の入国規制の緩和に伴い、日本路線の再開や増便を計画していることを明らかにした。また、就航8周年と入国規制の緩和を祝した88台湾ドルからとなるセールも同時開催する。10月1日以降、成田、関西、札幌、中部、福岡各路線を順次再開し、中部国際空港発着は10月17日から月木土の週3便での再開計画となっている。フライトスケジュールは中部発のIT207便が中部13:45発、台北15:55着。台北発のIT206便が台北09:00発、中部12:55着。また、2022年冬スケジュールでは金曜を増便し週1便となる計画も、同時に発表されている。

2022年 9月21日
新潟空港を拠点に2022年度の就航を目指すトキエアが、中部国際空港と神戸空港への就航を打診していることがわかった。これまで愛知圏・関西圏への就航を目指すとしていたが、2つの空港名が明らかになるのは初めて。トキエアの就航計画は2段階で、22年度以降の第1段階として中部国際空港と神戸空港のほか、札幌丘珠空港と仙台空港への4路線。23年度以降の第2段階として、佐渡空港と新潟空港や首都圏を結ぶ路線を開設する計画。新潟県はトキエアへの11億6000万円の貸付金を盛った補正予算案を22日に発表する方向で、花角英世知事は21日に県庁でトキエアの長谷川政樹社長、新潟県商工会議所連合会の福田勝之会頭らと会い、最終判断する。トキエアは予算成立後に航空運送事業の許可を国土交通省東京航空局に申請することになっている。

2022年 9月14日
国際物流のDHLジャパンは、中部〜シンシナティ間の貨物路線の往復便を、今月6日から週3便から6便に増便したと発表した。新型コロナウイルスの影響で国境を越えた電子商取引が増えているほか、自動車や航空機備品の需要増を見込んだとしている。同社によると、増便のによる物流強化で、アメリカからの輸送日数が1日短縮され、輸送可能な貨物の量が約30%増えるという。中部国際空港で13日に会見した同社のトニー・カーン社長は、中部の市場は大変有望。グローバル展開する自動車や航空機の競争力を貨物でサポートしていきたいと述べた。

2022年 9月 7日
タイ国際航空は、2022年・2023年冬ダイヤ(2022年10月30日〜2023年3月25日)の日本路線の運航計画を発表した。運休中のバンコク〜福岡・新千歳線の2路線を再開し、中部線を増便する。いずれも1日1往復(週7往復)を運航し、順次拡大する。中部線は現在、月曜、水曜、木曜、金曜、日曜の週5往復で運航しているが、10月30日から1日1往復運航となる。フライトスケジュールは、中部行きのTG644便がバンコク00:05分発、中部07:30着。バンコク行きのTG645便は中部11:00発、バンコク15:40着。機材はA350-900(2クラス321席:ビジネス32席、エコノミー289席)を投入する。このほか、成田と羽田、関西の既存3路線も運航し、成田線は1日2往復、羽田と関空は1日1往復運航を継続する。

2022年 9月 6日
香港エクスプレスは、2022年10月24日より中部〜香港線の運航再開を発表した。月水木土の週4便で再開を予定している。10月16日から運航再開する那覇線につづいて中部線も再開となり、これにより同社の日本路線は、成田・関西・福岡・中部・那覇の5路線まで回復する。これまで規制が厳しかった香港においても今後入国規制を緩和する動きもあり、運航再開をに踏み切ったという。フライトスケジュールは中部発のUO681便が中部15:45発、香港19:00着(月水木土)。香港発のUO680便が香港09:45発、中部14:45着(月水木土)となっている。

2022年 9月 2日
中部国際空港は、機内食のレシピを基にした冷凍食品をオンラインショップで9月1日から発売開始した。販売するのは中部国際空港出発便の機内食を調理している名古屋エアケータリングが手掛ける8食分のセットで6,480円。主菜は「豚肉黒酢あんかけ」や「ハッシュドビーフ」などの8種類で、すべてを1食ずつや4種類を2食ずつなど、組み合わせが異なる3つのセットを用意している。空港担当者は自宅で食べながらリアルの旅への思いをはせて楽しんでほしいと話している。

2022年 9月 1日
台湾のLCC「タイガーエア台湾」は、9月2日に予定していた中部便の運航再開を延期すると発表した。旅客需要が想定を下回ったためとしている。現在のところ、10月中旬頃の再開を目指しているという。この路線は新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年3月に運休。計画では木曜と日曜を除く週5便での運航再開を予定していた。

2022年 8月31日
フィリピン航空は、9月1日からマニラ〜中部線を1日1往復のデイリー運航に増便する。今回の増便でコロナ以降では初のデイリー運航となる。また9月20日からは、セブパシフィック航空のマニラ〜中部線もデイリー運航に増便。両社ともコロナ前に運航していた1日1往復に戻る。フィリピン航空のマニラ〜中部線は、現在は木曜を除いた週6往復で、9月1日からは木曜も運航しデイリー運航となる。同社の中部線は2020年3月23日に運休したが、同年6月17日に再開。中部国際空港国際線の再開初便となった。セブパシフィック航空のマニラ〜中部線は現在週5往復で、月曜と金曜を除き乗り入れているが、9月20日から1日1往復に増便する。同社の中部線は2020年3月19日から運休し、同年9月8日に再開していた。

2022年 8月27日
中部国際空港は、開港以来17年間にわたって空港の安全を支えてきた大型化学消防車両を更新すると発表した。新たに導入するのは、ドイツのマギルス社製の車両で全3台。2022年12月から2024年にかけて順次納入される予定。新しい消防車両は加速性能に優れているほか、3台中2台はクレーンのようなアームの先端から放水ができる「HRET型」という新しいタイプの車両になる。これを使うことで、より火点に近づいてピンポイントで消火することが可能になるとしている。なお、現在の消防車両には黄色の特別塗装を施しているが、新たに導入する消防車両は、標準の赤色塗装となる見込みという。

2022年 8月26日
中部国際空港会社が2022年7月の空港利用実績の速報値を発表した。それによると国際線旅客数は前年比886%増の3万6100人、国内線旅客数は102%増の44万2457人となり、国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年比115%増の47万8557人だった。国際線のうち、日本人旅客は519%増の1万5000人、外国人訪日客は1505%増の2万900人と大幅増となった。旅客便の発着回数は国際線が前年比237%増の340回、国内線が61%増の5053回。貨物取扱量は国際貨物が2%増の9566トン、国内貨物は1%増の895トンであった。給油量は31%増の3万623キロリットル、構内営業売上高は152%増の6億9800万円。このうち、免税店での売り上げは1527%増の1億2600万円となり、コロナ禍以降初めて1億円を上回った。

2022年 8月24日
ANAは成田〜中部・成田〜伊丹線の運航を、10月30日から再開することを明らかにした。国際線の需要回復を見据えたもので、成田〜中部線は1日1便、成田〜伊丹線は1日1〜2便を運航する。フライトスケジュール及び予約開始日は後日発表となる。

2022年 8月19日
中部国際空港会社は、第2滑走路建設に関する意見募集と説明会を実施すると発表した。意見募集は9月1日から10月20日までで、特設サイト「中部国際空港滑走路増設プロジェクト」でレポートを確認し、サイト内のフォームに意見を記入して送信する。郵送する場合は、中部国際空港や愛知・岐阜・三重の3県の施設などに置かれるレポートの概要版に添えられたハガキに意見を書いてポストに投函する。説明会は9月17日に常滑市民文化会館で開催。第1部は午後2時から午後3時、第2部は午後7時から午後8時で、内容はどちらも同じ。事前申込は不要となっている。

2022年 8月18日
JALとANAの国内大手航空2社は、2022年のお盆期間(8月6日から16日までの11日間)における中部国際空港国内線の利用状況を発表した。それによると、ANAが前年同期比52.7%増の9万1355人、JALが同177.4%増の3万4355人といずれも大幅に上回ったが、新型コロナウイルス感染拡大前の19年比ではANAが24.6%減、JALも16.1%減であった。また両社の国際線で唯一運航しているJALのホノルル線は、期間中の運航便数が3便しかなかったことから、19年比82.4%減の796人に留まった。

2022年 8月 9日
中部国際空港の複合商業施設「FLIGHT OF DREAMS(フライト・オブ・ドリームズ)」で8月8日、トヨタ紡織がANAと共同開発した航空機シートの展示が始まった。展示エリア「フライトパーク」の協賛企業にトヨタ紡織が加わったことから、ANAの787の国内線新仕様機に搭載している同社製シートを協賛品として提供したもの。8日に展示が始まったシートは、2021年12月9日に就航したボーイング787-9の国内線新仕様機に搭載している普通席のシートと同一品。国内線普通席で最大となる13.3インチの薄型タイプの個人用モニターを採用。背もたれのフレーム形状を最適化したり座面を低くすることで、大柄な人から小柄な人までどのような体格の人が座ってもフィットするようにし、骨盤を支えて疲れにくいのが特徴。

2022年 7月31日
JALとANAの国内大手航空2社は、2022年のお盆期間(8月6日から16日までの11日間)における中部国際空港を発着する国内線の予約状況を発表した。それによると、新型コロナウイルス感染拡大前の7〜8割ほどの予約者数に回復。JALの予約者数は前年同期比2.5倍の約3万4300人、ANAは同1.5倍の約8万7400人で、両社とも北海道、沖縄方面の予約が好調という。出発のピークは11と13日、到着は14日と15日となっている。

2022年 7月30日
中部国際空港会社は29日、2022年のお盆期間(8月6日から16日までの11日間)における中部国際空港を発着する国際線旅客便の予約状況について発表した。それによると国際線予約数は、出発旅客が9,700人、到着旅客が7,000人、総数は1万6,700人で、前年比1238%、コロナ前の2019年比で7%となった。期間中の合計便数は68便で、臨時・チャーター便の予定なし。運航路線は大韓航空とアシアナ航空のソウル線、チャイナエアラインの台北線、フィリピン航空とセブパシフィック航空のマニラ線、ベトナム航空とベトジェットエアのハノイ線、ベトナム航空のホーチミン線、タイ国際航空のバンコク線、シンガポール航空のシンガポール線、デルタ航空のデトロイト線、ユナイテッド航空のグアム線、JALのホノルル線となっていて、12社による10都市への運航が予定されている。

2022年 7月29日
中部国際空港は2023年3月31日までの期間、国際線本格回復を見据えた「Fly Again」プロジェクトを実施する。世界では欧米中心に移動制限なく海外旅行できる状況が広がりつつある一方、日本の回復が遅れていることが背景にあるという。各種キャンペーン施策により、海外旅行再開の機運を醸成する。第1弾として、「チェックパスポートアクション」と題したSNSキャンペーンを実施。コロナ禍が始まった2020年以降、日本における有効旅券数は580万冊以上減少しており、同社が「過去に海外旅行に行ったことがある」600名に今年6月実施した調査でも、26%が「パスポートは持っているが有効期限を覚えていない」と回答している。抽選でプレゼントを用意し、まずは自分のパスポート有効期限を確認するところから、海外旅行再開に向けた準備を促したいとしている。

2022年 7月28日
名古屋鉄道は8月13日(月)から8月15日(水)までのお盆期間中、土・休日ダイヤでの運転を実施する。ミュースカイは減便せず全列車を運行するほか、8月11日(土)と12日(日)の一部列車において車両の増結を行う。ミュースカイ車両増結は、新鵜沼08:45発→中部国際空港09:48着、名鉄岐阜09:22発→中部国際空港10:18着、新鵜沼09:45発→中部国際空港10:48着の1日計3本で、4両を8両で運転する。土・休日ダイヤ運転では「なごや特割2土休日」、「時差・土休回数ミューチケット」、「特別車おためし割引券」、「特別車おためし利用券」、「時間帯限定μフリー」が終日利用できるが、「時間帯限定μフリー」は、20時以降の中部国際空港駅から特急またはミュースカイの乗車利用は不可となっている。

2022年 7月27日
中部国際空港会社が2022年6月の空港利用実績の速報値を発表した。それによると国際線旅客数は前年比686%増の2万3600人、国内線旅客数は167%増の35万1505人となり、国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年比178%増の37万5105人だった。国際線のうち、日本人旅客は431%増の8900人、外国人訪日客は1147%増の1万4700人と大幅増。旅客便の発着回数は国際線が前年比262%増の268回、国内線が55%増の4369回。貨物取扱量は国際貨物が2%減の9137トン、国内貨物は8%増の741トンであった。給油量は26%増の2万7510キロリットル、構内営業売上高は195%増の5億5200万円。このうち、免税店での売り上げは1333%増の8700万円となり好調だった。

2022年 7月23日
スカイマークは7月22日、セントレア発着便の利用者数が累計500万人を達成したと発表した。スカイマークは2011年2月1日に中部〜新千歳線を開設してセントレアへ初就航し、同年6月1日に那覇線、2018年8月1日に鹿児島線を就航させた。現在は新千歳線と那覇線を1日3往復ずつ、鹿児島線を2往復の3路線5往復便を運航している。これを記念して那覇行きBC551便の搭乗客にどら焼きをプレゼントした。

2022年 7月17日
中部国際空港会社は、計画している新たな滑走路の増設について、整備工程と事業費の案を初めて示した。中部国際空港では滑走路の完全24時間運用の実現や、現在の滑走路の老朽化に伴う大規模補修などの喫緊の課題に対応するため、新たな滑走路を増設することを計画している。現在の誘導路を転用して新たな滑走路を整備し、現在の滑走路の大規模補修を完了させて、2027年度をめどに2本の滑走路の供用開始を目指しており、事業費は約140億円で、工事期間は約3年を想定しているという。この整備案について、7月19日に有識者などで構成される評価委員会に諮り、空港会社のホームページなどで9月1日から一般の人からの意見を募集するとしている。

2022年 7月11日
JALは中部〜ホノルル線の運航再開を記念するイベント「JAL Hawaii DAY」を8月1日に開催する。このイベントは同路線の2年5か月ぶりの運航再開を記念するもので、8月1日正午から午後4時30分まで、セントレア4階のイベントプラザで開催する。現在のハワイの様子を伝えるトークイベントや、ハワイアンミュージックの演奏、フラダンスショーなどを予定している。子供向けには、JALの制服を着用した記念撮影会も予定している。

2022年 7月10日
中部国際空港は、第2滑走路建設に向けた環境アセスメント(環境影響評価)の手続きを開始を開始した。まずは初期段階となる計画段階環境配慮書をとりまとめており、今後は方法書、準備書、評価書の作成を順次進める手順となる。今回の配慮書においては、現在、中部国際空港は滑走路が1本であるため、(1)完全24時間運用の実現による滑走路メンテナンス時間の確保、(2)滑走路の大規模補修への対応、(3)不測の事態による滑走路閉鎖リスクの回避、(4)災害時におけるバックアップ機能の強化、(5)リニア中央新幹線等の整備効果の向上などの様々な課題に対して滑走路の増設により克服できるとしている。

2022年 7月 8日
中部国際空港は今夏、北海道4空港への路線でレンタカー満タン返し不要キャンペーン「Fly&Drive!レンタカー満タン返し不要キャンペーン」第2弾を実施する。同キャンペーンは、中部国際空港発で旭川・女満別・釧路・帯広路線に搭乗した2名以上のグループ旅行者で、トヨタレンタカーを利用する場合、レンタカー返却時のガソリン満タン返しが不要になるもの。期間は2022年7月22日貸出分から9月30日返却分(釧路・帯広路線は8月1〜31日)で、8月10〜16日貸出分は対象外となる。

2022年 6月27日
タイガーエア台湾は6月27日、台北〜新千歳線を9月1日に開設、運休中の台北〜中部線を9月2日に再開することを発表した。台北〜新千歳札幌線は水曜と土曜を除く週5往復運航する。フライトスケジュールは新千歳行きのIT234便が台北06:25発、新千歳11:30着。台北行きIT235便は新千歳12:30発、台北15:40着。9月2日に再開する台北〜中部線も週5往復で、木曜と日曜を除き運航する。フライトスケジュールは、中部行きIT206便が台北09:00発、中部12:55着。台北行きIT207便は中部13:45発、台北15:55着となっている。

2022年 6月24日
中部国際空港会社が2022年5月の空港利用実績の速報値を発表した。それによると国際線旅客数は前年比605%増の2万1000人で、コロナ禍前の4%にとどまるものの、2021年比では7倍となった。国内線旅客数も117%増の35万2422人で、コロナ禍前の6割ほどまで回復した。国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年比126%増の37万3422人となり好調だったが、コロナ禍前の3割止まりだった。国際線のうち、日本人旅客は306%増の6000人、外国人訪日客は899%増の1万5000人。旅客便の発着回数は国際線が前年比179%増の267回、国内線が50%増の4517回。貨物取扱量は国際貨物が11%減の8102トン、国内貨物は12%増の711トンであった。給油量は16%増の2万6943キロリットル、構内営業売上高は159%増の5億5100万円。このうち、免税店での売り上げは874%増の6900万円となり好調だった。

2022年 6月23日
ユナイテッド航空は6月22日、日本とグアムを結ぶ路線を8月から順次再開すると発表した。グアム〜中部線は1日から、グアム〜福岡線は4日からそれぞれ再開し、週2往復ずつ運航する。グアム〜中部線は月曜と金曜の週2便で、フライトスケジュールは中部発のUA136便が中部11:30発、グアム16:10着。グアム発のUA137便がグアム07:00発、中部10:15着。機材はボーイング737-800で、座席数は2クラス166席(ビジネスクラス16席、エコノミークラス150席)となっている。

2022年 6月22日
スカイマークの洞駿社長が中日新聞社のインタビューに応じ、現在就航している新千歳、那覇、鹿児島以外に、那覇、鹿児島から乗り継ぎで結んでいる奄美大島や下地島への直行便の可能性に触れ、「直接結ぶことも考えられる。これからしっかりと勉強していきたい」と話し、将来的な路線拡大に意欲を示した。しかし、現在保有している機体数に限りがあり、早期の路線拡大はできないという。ANAとJALの大手2社やLCCとの差別化については「高い運航品質とサービスを身近な料金で提供するのがスカイマークの強み。中部でも認知度を高めてリピーターを獲得したい」と語った。国内の地方路線については縮小せず、全て維持する考えを示した。

2022年 6月20日
中部国際空港へつながる知多半島道路と伊勢湾岸自動車道を繋ぐ新たなJCTを、大府市に建設する方向で調整していることが明らかになった。愛知県などによると新たなJCTの建設候補地は大府市共和町で、知多半島道路と伊勢湾岸自動車道が立体交差する地点の北東側を想定しているという。現在、知多半島道路から伊勢湾岸道に乗り入れるためには、一旦料金所を出て一般道を経由する必要があり、周辺の一般道で渋滞が頻発することなどから新たなJCTの建設を求める声が上がっていた。新たなJCTが完成すれば、自動車関連企業が集まる西三河地区と、物流拠点の名古屋港や中部国際空港などが直接結ばれるため、地域の経済力強化も期待される。

2022年 6月18日
中部国際空港は、英国の航空業界専門格付会社SKYTRAX社が実施した国際空港評価「World Airport Awards 2022」において、「Regional Airport」、「Regional Airport Asia」の2部門で世界第1位を獲得した。Regional Airport部門における第1位は8年連続、アジア地域のRegional Airpor Asiat部門では12年連続の1位となる。特にスタッフによるサービスや空港の清潔さなどの評価が高かった。空港会社は今後もこの評価を励みに、利用するお客様への感謝と、一緒に取組んでくれる航空会社始め“チームセントレア”の皆様への感謝と共に、空港の安全・安心はもちろん、期待を上回るサービスが提供できるよう日々の努力を積み重ねていくとコメントしている。

2022年 6月17日
中部国際空港で2022年6月15日(水)、第1ターミナル4階のお好み焼き店「ぼてぢゅう」が営業を再開した。これにより、第1ターミナルで一般客がアクセスできる非制限エリアの全ての飲食・物販店舗が、営業を再開した。コロナ禍で2020年度から多くの店舗が臨時休業を実施していたが、現在も営業時間の短縮、特定曜日の休業があるものの、夏の旅行シーズンのピークを前に、旅客を迎え入れる体制が整った。セントレアの商業店舗は、コロナ前の2019年度に約130店あったが、現在約100店舗まで減少。このうち、一般客がアクセスできる第1ターミナル非制限エリアの飲食・物販店は約70店舗あり、コロナ禍でもリニューアル等が行われ、2020年度以降に新たにオープンした店舗は19店となっている。

2022年 6月15日
大韓航空は、2022年7月より日本発着3路線で増便を行うと発表した。増便となるのは、関西・中部・福岡〜仁川線で、7月3日より順次増便を行う。関西〜仁川線は2022年7月3日より月曜と日曜を増便し月水木土日の週5便、中部〜仁川線は2022年7月7日より木曜を増便し水木土日の週4便、福岡〜仁川線は2022年7月3日より火曜と日曜を増便し火木日の週3便となる。なお成田〜仁川線に関しては、引き続き週10便体制となり、今回の増便計画により同社の日韓路線は週間22便体制となる。

2022年 6月11日
国土交通省航空局は10日、英国のDHL AIRからの外国人国際航空運送事業の経営許可申請について、2022年6月10日付にて許可したことをリリースした。それによるとDHL AIRが運航する貨物便で、路線及び便数はイーストミッドランズ−シンシナティ−中部−香港線が火木土の週3便、香港−中部−シンシナティ−イーストミッドランズ線が同じく火木土の週3便。開始予定日は2022年6月21日(火)、使用機材はB777F(103t)となっている。

2022年 6月10日
チェジュ航空は、6月8日に中部〜仁川線の運航再開すると発表したが、翌日9日に時期を再検討すると再発表した。当社によると6月8日にいったん、8月5日から火・金・日曜の週3便で再開することを発表したものの、「社内の意思決定プロセスに問題が見つかった」としたという。チェジュ航空はコロナ前、中部〜仁川線を1日2便運航していたものの、2020年3月から全便を運休している。

2022年 6月 9日
デルタ航空は中部〜デトロイト線を2022年10月30日からの冬スケで増便すると発表した。現在は中部発が日曜、デトロイト発が金曜の週1便を運航しているが、冬期には法人需要の高まりが見込まれることから、中部発は火・金曜、デトロイト発は水・日曜の週2便を追加し、週3便を運航する。機材はフルフラットとなる「デルタ・ワン」34席、プレミアムエコノミー「デルタ・プレミアムセレクト」21席、足元の広いエコノミー「デルタ・コンフォートプラス」24席、エコノミー「メインキャビン」144席を配置した、エアバスA330-200で運航する。フライトスケジュールは中部発のDL94便が、中部12:00発、デトロイト09:50着(火金日)、デトロイト発のDL95便がデトロイト12:30発、中部翌16:00着(現地発水金日)となっている。

2022年 6月 8日
JALとJTAは、夏休みシーズンに直行便で観光地への利便性を高めるため、中部国際空港から石垣、宮古、帯広、釧路への季節運航直行便を設定すると発表した。石垣線と宮古線は7月1日〜10月29日までデイリー運航、帯広線は8月1日〜31日の期間の月・水・金・日の週4便、釧路線は8月2日〜30日の期間の火・木・土の週3便を設定する。石垣線と宮古線はGWに続いての運航となるが、帯広線と釧路線は去年8月以来1年振りの運航再開となる。フライトスケジュールは石垣線JTA171便が中部08:30発、石垣11:05着。JTA172便が石垣11:55発、中部14:35着。宮古線JTA135便が中部15:00発、宮古17:25着。JTA138便が宮古18:05発、中部20:35着。帯広線JAL3303便が中部12:25発、帯広14:10着(月水金日)、JAL3304便が帯広14:50発、中部16:40着(月水金日)。釧路線JAL3131便が中部12:25発、釧路14:15着(火木土)。JAL3132便が釧路14:50発、中部16:45着(火木土)となっている。使用機材はいずれもB737-800。

2022年 6月 7日
ANAグループで空港売店を展開する「ANA FESTA」と無人決済システムを手掛ける「TOUCH TO GO」は、中部国際空港に無人決済店舗「ANA FESTA GO」をオープンすると発表した。羽田に続く2店舗目で、6月15日から営業を開始する。「ANA FESTA GO 中部ゲート店」は、国内線の保安検査場通過後の制限エリアにある既存店舗からのリニューアル店で、店内で利用客が手にした商品をカメラとセンサーが認識することで、店員がいない「セルフレジ」で買い物ができる。カメラなどの情報から入店した利用客が手にした商品をリアルタイムに自動認識。タッチパネルに商品と購入金額が表示され、内容を確認後に支払いを済ませて店を出る。支払い方法は電子マネーとクレジットカード、現金のほか、PayPayやd払いなど、2次元コード(QRコード)による決済にも対応する。

2022年 5月27日
中部国際空港会社が2022年4月の空港利用実績の速報値を発表した。それによると国際線旅客数は前年比805%増の2万100人で、2020年6月の運航再開後初の2万人超えとなった。国内線旅客数は52%増の30万664人で、6か月連続で前年超えとなった。国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年比61%増の32万764人となったが、感染拡大前の2019年の同月比では70%減で、影響が大きく続いている。国際線のうち、日本人旅客は490%増の6200人、外国人訪日客は1153%増の1万3900人。旅客便の発着回数は国際線が前年比169%増の215回、国内線が17%増の4168回。貨物取扱量は国際貨物が16%減の8850トン、国内貨物は21%増の836トンであった。給油量は前年とほぼ同じ2万4816キロリットル、構内営業売上高は76%増の4億9500万円。このうち、免税店での売り上げは830%増の6800万円となり、国際貨物を除きすべての項目で前年同月を上回った。

2022年 5月26日
JALは日本入国制限の緩和および外務省感染症危険情報レベルの引き下げを受けて、2022年8月1日から中部〜ホノルル線の運航を再開すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大により2020年3月より定期便を運休。その後2021年12月〜2022年1月に臨時便としての運航を経て、2年5か月ぶりに定期便として運航を再開する。なおセントレアからは初の日系航空会社の国際線定期便の再開となる。フライトスケジュールは中部発のJL794便が中部21:20発、ホノルル同日10:20着。ホノルル発のJL793便がホノルル14:10発、中部翌日17:50着となっている。8月の運航は約週2便体制となり、9月以降のスケジュールは、日本を含む各国の最新の制限緩和に関する状況や需要動向を踏まえながら後日発表予定となっている。8月の運航日は中部発8/1・3・8・12・15・17・20・26、ホノルル発8/2・7・11・14・16・19・25。使用機材はB767-300ER。

2022年 5月25日
中部国際空港は5月25日、スカイマークと共同で特別塗装機「ピカチュウジェット」のセントレア飛来を記念した見学イベントを、6月11日(土)に開催すると発表した。普段は利用者が立ち入ることができない「制限区域」で着陸を見学後、スカイマークのスタッフによる航空教室を開催する。今回は子供だけでなく大人も参加したいといった要望に応え、年齢の上限を設けずに募集。1組最大5人で、小学生以上を対象に最大20人を募る。1人でも参加できるが、未成年者は保護者と申し込む必要がある。また、自身のチャンネルを持つYouTuberも数人募集する。いずれも参加費は無料。開催日時は6月11日(土)午前9時30分から正午まで。申込期間は5月25日から31日までで、セントレアのウェブサイト内にある特設ページから申し込む。

2022年 5月24日
中部国際空港は24日、2027年度の供用開始を目指す2本目滑走路について、地元住民から意見を募るパブリックインボルブメントの推進協議会を設立した。空港会社は2026年度までに現滑走路の東側に新たな滑走路を設け、2027年度の供用開始を目指している。2本目の滑走路整備により年間の発着回数は15万6千回と2割引き上げられる見込みだが、新滑走路の供用により大きいのは発着回数の増加ではなく、24時間離着陸できるようになることとしている。訪日客回復のカギを握るのはLCCとされ、ビジネスモデルの肝は深夜や早朝にも便を運航し航空機の稼働率をできるだけ高めることにある。LCCの誘致で関西国際空港などの後じんを拝してきた中部国際空港にとって、航空貨物も24時間化でさらに取り込める可能性があるとしている。

2022年 5月21日
中部国際空港が2022年3月期の連結決算を発表した。新型コロナウイルス感染拡大による航空需要の回復が鈍く、売上高は前期比8.2%増の163億円に留まり、純利益は開港以来2番目の規模となる122億円の赤字だった。航空旅客数の実績は前期比40.4%増の283万人まで回復したものの、コロナ前の2020年3月期の22.5%に留まった。中でも国際線は5万5000人でコロナ前の0.9%に過ぎなかった。このため離着陸料などからなる空港事業の売上高は前期比10.5%増の125億円に留まったほか、商業事業では国際線の落ち込みで免税店収入が回復せず、会計基準の変更もあって前期比3.5%減の28億円となった。空港会社は23年3月期は旅客数が国際線50万人、国内線450万人で全体が500万人まで回復すると予想するが、赤字は続く見込みという。黒字化の目途を900万人達成と見込んでおり、犬塚社長は会見で「900万人達成には国際線で300数十万人規模の数字が必要で、現時点でいつごろ達成できるかという見通しは立っていない」と述べた。

2022年 5月13日
ベトジェットエアは、中部〜ハノイ線と福岡〜ハノイ線を開設すると発表した。福岡〜ハノイ線は7月2日から火・木・土曜の週3便、中部〜ハノイ線は7月3日から月・水・金・日曜の週4便を運航する。いずれも航空券の販売を開始しており、片道384,000ドン(約2,200円)から。空港使用料や諸税等は別途必要となる。中部発着便のフライトスケジュールは中部発のVJ929便が月・水・金・日の中部09:25発、ハノイ12:50着。ハノイ発のVJ928便が月・水・金・日のハノイ01:05発、中部08:00着となっている。

2022年 5月11日
ANAとJALは10日、ゴールデンウイーク期間に中部国際空港を発着した国内線の旅客数を発表した。4月29日〜5月8日の10日間に、同様に令和への改元に伴う10連休があったコロナ禍前の2019年と比べ6〜7割ほどに回復した。昨年2021年の同時期と比べるとANAは47%増の6万7089人、JALは90%増の2万5394人と大幅に回復した。搭乗率はANAが18ポイント増の65%、JALが30ポイント増の73%だった。札幌線や沖縄県の宮古島への便が好調だったという。

2022年 5月 5日
ベトナム航空は2022年5月15日から、日本発着5路線を増便すると発表した。増便対象はホーチミン発着が成田線と関西線、中部線の3路線で、ホーチミン〜成田線は2往復増の週4往復、ホーチミン〜関西線は1往復増の週3往復、ホーチミン〜中部線は1往復増の週2往復となる。ハノイ発着は関西線と中部線の2路線で、ハノイ〜関西線が1往復増の週5往復、ハノイ〜中部線は3往復増の週4往復となる。中部発の運航日は、ホーチミン〜中部線が水曜と日曜、ハノイ〜中部線は月曜と火曜、木曜、土曜となる。ベトナム航空によると、ベトナムからの日本への入国者に対する自宅などでの待機が不要になり、日越双方の需要が増加傾向にあるためとしている。

2022年 4月26日
中部国際空港会社が2022年3月の空港利用実績の速報値を発表した。それによると国際線旅客数は前年比368%増の1万1200人、国内線旅客数は44%増の32万6524人で、国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年比47%増の33万7724人となった。国際線のうち、日本人旅客は274%増の4400人、外国人訪日客は476%増の6800人となった。旅客便の発着回数は国際線が前年比94%増の171回、国内線が27%増の3995回。貨物取扱量は国際貨物が前年とほぼ同じ1万1876トン、国内貨物は2%減の831トンであった。給油量は10%増の2万7081キロリットル、構内営業売上高は32%増の4億5900万円。このうち、免税店での売り上げは579%増の3300万円となり、すべての項目で前年同月を上回った。
 同時に2021年度実績も発表され、航空旅客数は国際線が前年度比183%増の5万5151人、国内線は39%増の277万6015人、国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年比40%増の283万1166人となり、過去最低だった前年度を大幅に上回った。発着回数は国際線旅客便が160%増の1408回、国内線旅客便が24%増の4万2161回、国際線貨物便が3%増の4102回といずれも前年度を上回ったが、コロナ禍による影響が続いており、2020年度に続くワースト2位の記録となった。

2022年 4月15日
政府は航空分野の脱炭素に向け、廃食油や植物などを原料とする再生航空燃料(SAF)を輸入し供給する拠点施設を、中部国際空港に設置する方針を明らかにした。SAFは欧米が導入の義務化などに動いており、日本の航空会社も利用の拡大を迫られる見込みで、原油由来のジェット燃料に混ぜて使用する。航空機から排出される二酸化炭素(CO2)を従来の燃料に比べ7〜9割減らせる。現状では製造コストが最大で10倍かかるが、「空の脱炭素」の切り札になると期待されている。国の計画では中部国際空港にSAFの給油拠点をつくり、無線施設などの安全を確かめる国の飛行検査機に、2か月間で計60キロリットルを給油する。今後輸送ルートや保存方法などを検証し、2023年度以降は羽田空港などを念頭に、拠点空港を順次増やすとしている。

2022年 4月14日
中部国際空港会社と豊田通商は13日、温暖化ガスの排出を抑える「脱炭素」に向けた空港での取り組みで協力するパートナーシップ契約を結んだと発表した。二酸化炭素(CO2)排出量を減らし、太陽光など再生可能エネルギーの利用を増やす。契約は2024年度までで、2022年度中に具体的な計画をまとめる。豊田通商は自社の温暖化ガス排出量を2030年に2019年と比べて半減、2050年に実質ゼロにする目標も掲げており、こうしたノウハウを中部国際空港にも応用する。中部国際空港の犬塚力社長は記者会見で「2050年カーボンニュートラルの実現に向け日本のトップランナーとしてしっかり取り組みたい」と語った。

2022年 4月12日
中部国際空港と国内線就航航空会社10社は、空の旅に関するウェブサイト「空をわたると、そこには」を開設した。長引くコロナ禍で縁遠くなった空の旅を思い出してもらい、再び空の旅に出ることを後押しすることを目的としており、学び・交流・発見をキーワードとした観光情報や、就航する航空会社からのメッセージを掲載している。開設を記念し、「旅の思い出」や「これから旅行でやってみたいこと」など空の旅に関するメッセージを募集するSNSキャンペーンを4月22日まで実施する。Twitterで「空の旅に関するメッセージ」を投稿した人の中から抽選で30名に、航空会社グッズをプレゼントする。

2022年 3月28日
中部国際空港は日帰りの飛行機利用で駐車場代が無料になるキャンペーンを、9月30日まで延長する。日帰りでの飛行機利用を証明できる搭乗券、セントレアのLINE公式アカウント内のクーポン、駐車券をアクセスプラザかフライト・オブ・ドリームズの案内所で提示すると、普通車1日分の駐車場料金が最大で1,600円まで無料になる。ただし4月29日〜5月5日、8月13日〜15日は除外される。開始から3月7日までの間、のべ414台の利用があった。1日平均では約6台にあたるという。

2022年 3月27日
中部国際空港は2022年夏スケジュール期初の運航計画を発表した。ベトナム航空のホーチミン線が再開するほか、タイ国際航空のバンコク線が1往復増便するなど、国際線は直前の冬スケジュールから週5往復増え週22便となる。国際線の就航地はソウル、台北、マニラ、シンガポール、デトロイト、バンコク、ハノイ、ホーチミンの8都市となった。国内線は新型コロナウイルス感染拡大の影響で年明け以降減便していたが、夏スケジュールでは1日14往復増えて、1日72往復となる。

2022年 3月26日
中部国際空港会社が2022年2月の空港利用実績の速報値を発表した。それによると、国際線旅客数は前年比181%増の5400人、国内線旅客数は59%増の15万9158人で、国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年比61%増の16万4558人となった。国際線のうち、日本人旅客は240%増の2100人、外国人訪日客は153%増の3300人となった。旅客便の発着回数は国際線が前年比50%増の126回、国内線が59%増の2976回。貨物取扱量は国際貨物が23%減の8272トン、国内貨物は14%減の605トンであった。給油量は11%増の2万2185キロリットル、構内営業売上高は16%増の2億4400万円。このうち、免税店での売り上げは335%増の3100万円となった。

2022年 3月25日
フィンエアーは24日、ロシア領空の閉鎖に伴い、2022年夏スケジュールの運航計画を更新した。ヘルシンキからヨーロッパの約70都市、北米の5都市、アジアの8都市へ運航するが、アジア路線は、成田・バンコク・デリー・シンガポールへ1日1便、仁川・ムンバイへ週3便、香港へ週2便、上海へ週1便を運航する。日本へは2022年夏スケジュール中、週40便の運航を計画していたものの、渡航制限の継続やロシア領空閉鎖による影響長期化を見込み、成田・関西以外への運航を取りやめる。

2022年 3月24日
中部国際空港は22日、国内線出発エリアに発達障害や知的障害、精神障害などがある利用客が、出発前に心を落ち着かせるための「カームダウン・クールダウンスペース」を設置した。4月2日の「世界自閉症啓発デー」を前に、光や音、外からの視線などが極力遮られていて、空港などの非日常的な空間で不安に感じることが多い障害のある人が、心を落ち着かせるために利用してもらうのが狙いで、国内では成田空港や羽田空港などに次いで4か所目となる。部屋には地元・愛知県産のヒノキを使用し、あたたかみのあるデザインとなっていて、利用は3人までで予約は不要。中部国際空港では今後も増設していくとしている。

2022年 3月18日
中部国際空港のオフィシャルショップ「SORAMONO」は、2022年3月19日(土)から航空ファンミーティング・オリジナルグッズ「航空安全お守り」を販売する。航空ファンミーティングの開催に合わせ、限定480個の販売となっており、無くなり次第終了する。セントレアオンラインショップでも限定100個が販売される。価格は800円。京都府「飛行神社」で祈祷された本格的なお守りで、2022年は白を基調に空高く飛び立つ飛行機をメインにしたデザインで、裏には航空ファンミーティングのイメージが描かれている。お守りには中部国際空港の滑走路で実際に付着していた飛行機のタイヤのゴムが入っている。

2022年 3月17日
愛知県と常滑市は16日、中部国際空港島と対岸地域での5G移動通信システムの提供に向けて、通信インフラの共用化を展開するジェイタワーと、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、楽天モバイルの通信事業者5社と連携に関する協定を結んだ。協定に基づきジェイタワーが複数社が使う共用アンテナを設置し、通信キャリア4社は5Gアンテナ基地局整備を計画を前倒して進める。県によると、官民が連携して屋外のアンテナ共用化などを進める取り組みは全国初で、2023年度前半にこの地域での5G提供開始を目指すとしている。

2022年 3月16日
デルタ航空は3月18日から31日まで、中部国際空港第1ターミナル4階のコメダ珈琲店セントレア店とコラボレーションした「Fly with DELTA(フライ・ウィズ・デルタ)」キャンペーンを実施する。コメダ珈琲店の利用促進と、アメリカ旅行の需要回復を見越し、中部国際空港利用促進協議会と中部国際空港の協力のもとで実施する。店内に中部〜デトロイト線に使用しているエアバスA350-900のモデルプレーンを展示するほか、各テーブルにはデルタ航空のロゴと路線図の入ったテーブルマットを敷き、テラスには垂れ幕を配置する。また、来店者全員に金鯱をデザインに取りいれたデルタ航空オリジナルステッカー、お子様メニュー「だいすきプレート」を注文するとデルタ航空のオリジナルおもちゃをプレゼント。3月20日と27日の中部発デトロイト行きの利用者には、チェックインカウンターでコメダ珈琲店セントレア店で使えるコーヒークーポンと「しるこサンド」スナックをプレゼントする。

2022年 3月14日
中部国際空港は3月24日に「矢場味仙」がオープンすると発表した。中部国際空港にはかつて「味仙」が出店していたものの、2021年6月に閉店していた。「矢場味仙」は大須本店に続いて2店舗目の展開で、両店舗は経営者が異なり、「味仙」は創業者の長男、「矢場味仙」は創業者の長女が経営している。名物の「台湾ラーメン」(税込748円)のほか、火力10倍の特注ガスコンロで作る「青菜炒め」(同715円)などを提供する。場所は第1ターミナル4階で、営業時間は午前10時から午後9時まで、当面の間は午後7時までとしている。

2022年 3月12日
NearMe(ニアミー)は、中部国際空港発着「スマートシャトル」の送迎エリアを、刈谷市と豊田市にも拡大した。中部国際空港発着の空港送迎は、2021年10月に名古屋市・豊明市・東郷町・日進市・長久手市・尾張旭市を対象エリアとして開始。ビジネス利用者から、豊田市や刈谷市への拡大の要望があったという。1月に発表した「つばめタクシーグループ」との共創の取り組みによって、エリアの拡大が可能となった。料金は刈谷市発着が3,980円から、豊田市発着が4,980円から。予約は前日午後6時まで受け付ける。スマートシャトルは、利用者の行き先や到着希望時間をもとにマッチングを行い、最適なルートでドアツードアの移動を実現するもので、少人数で移動する場合には、タクシーを利用するより割安に移動できる。

2022年 3月11日
名鉄レストラン、名古屋エアケータリング及びJALは、中部国際空港内のレストラン「M's DINING(エムズ・ダイニング)」で、JAL国際線ビジネスクラス機内食「ハワイ風洋食スペシャルメニュー」を3月19日から提供する。用意されるのは2021年12月の中部発ホノルル行き臨時便で提供したメニューで、前菜には「マグロとアボカドのサラダハワイ風ポキ」、「ケイジャンチキンと季節の野菜添え」、「海老とオレンジとトマトサルサソース」。メインは「牛フィレステーキとベイクポテト シャリアピンソース」。サラダやパン、デザートも付く。また、ビジネスクラスアメニティキットとクリアファイル、ステッカーを特典としてプレゼントし、JALカードで支払うとミニプラモデルももらえる。3月19日から4月25日までの土日祝日に事前予約制で提供し、予約数に達しない場合には当日の注文もできる。1日8組限定、1人4,800円(税込)。1組あたり4名までとなっている。

2022年 3月 4日
中部国際空港の「セントレアキッズクラブ」では、ANAのエアバスA380「FLYING HONU」の飛来を記念したスペシャル見学ツアーを実施する。ツアーはANAがセントレアで発着する4月2日(土)、4月3日(日)のチャーターフライトとは別に3月31日(木)に開催され、子どもたちを対象に「FLYING HONU」の大きさを感じられる機体見学と、航空教室ではパイロットたちが子どもたちと直接触れ合うことで、空の旅や飛行機への関心を高める。「ANA FLYING HONU」飛来記念スペシャル見学ツアーは、午前の部が10:00〜12:00までで、対象は小学6年生、定員は30名(子どものみで参加)。午後の部は14:00〜16:00までで、対象は小学3〜5年生でペア15組(子ども1名と保護者1名)。参加は無料で、応募方法はセントレアキッズクラブ公式LINEアカウントの応募用URLから受付ける。募集は3月8日(火)から3月14日(月)までで、応募者多数の場合は抽選となる。

2022年 2月28日
タイ国際航空は、2022年夏スケジュール期間中の日本発着路線の運航計画を発表した。成田・関西〜バンコク線を1日1便、中部〜バンコク線を週5便の合わせて週19便を運航し、羽田〜バンコク線は6月30日まで運休する。中部便のフライトスケジュールは、中部発のTG645便が月・水・木・金・日の中部11:00発、バンコク15:00着。バンコク発のTG644便が月・水・木・金・日のバンコク00:05発、中部08:00着となっている。タイへの入国には、Thailand Pass申請システムから渡航予定日の7日前までに登録が必要となる。登録後に発行されるQRコードを搭乗手続き時、タイでの入国手続き時に必要となる。

2022年 2月26日
中部国際空港会社が2022年1月の空港利用実績の速報値を発表した。それによると、国際線旅客数は前年比40%増の4900人、国内線旅客数は90%増の24万2095人で、国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年比89%増の24万6945人となった。国際線のうち、日本人旅客は470%増の2800人、外国人訪日客は30%減の2800人となった。旅客便の発着回数は国際線が前年比43%増の137回、国内線が26%増の4015回。貨物取扱量は国際貨物が3%減の8091トン、国内貨物は25%減の654トンであった。給油量は15%増の2万6906キロリットル、構内営業売上高は70%増の3億7600万円。このうち、免税店での売り上げは481%増の2800万円となった。

2022年 2月25日
国土交通省中部地方整備局は24日、中部国際空港西側に隣接する海域の埋め立て工事に着手した。名古屋港の海底に堆積した土砂を運び込み、完工後は空港島の面積が約1.5倍に広がる。中部国際空港会社などは、この上に新たな滑走路を造る構想を描いている。工事は2段階で、2037年度までに空港島西側の南北4270メートル、東西480メートルを整備した後、54年度ごろまでに南東の約60ヘクタールの海域を埋め立てる。同局は20年3月に計画の環境影響評価の結果を公表していた。

2022年 2月22日
ベトナム航空は、日本とベトナムを結ぶ定期路線の2022年夏スケジュールの運航計画を発表した。成田〜ハノイ線を水・木・日曜の週3便、関西〜ハノイ線を水・金曜の週2便、成田〜ホーチミン線を土曜の週1便、中部〜ハノイ線を水曜の週1便、それぞれ運航する。機材はいずれも、ボーイング787かエアバスA350を使用する。中部発着便のフライトスケジュールは、中部発のVN347便が中部10:15発、ハノイ13:40着、ハノイ発のVN346便がハノイ00:20発、中部06:55着となっている。

2022年 2月17日
フィンエアーは、新型コロナウイルス感染拡大の影響から、2022年夏スケジュールにおける日本路線の運航計画を変更した。それによると、成田・関西〜ヘルシンキ線は減便して運航を継続。中部〜ヘルシンキ線は5月から運航再開、千歳・福岡〜ヘルシンキ線は7月から運航再開する。また、羽田からヘルシンキ線の開設も7月に延期する。予約便が欠航となった利用者には、メールやSMSで通知し、代替便を用意するほか、払い戻しも受け付ける。同社によると変更後の計画では、中部便は5月は週3便、6月は週5便、7月からは週7便での運航を予定しているという。

2022年 2月16日
ANAは中部・関西発着のエアバスA380「FLYING HONU(フライングホヌ)」のチャーターフライトを実施する。関西発着が3月26日と27日、中部発着が4月2日と3日で、それぞれ1日1便を運航する。中部発のNH2030便は12:00〜13:00ごろ出発し、約1時間半の遊覧飛行を予定している。旅行代金は、ファーストクラスが99,800円、ビジネスクラスは窓側:69,800円、通路側:49,800円、プレミアムエコノミーは窓側:59,800円、通路側:39,000円、エコノミークラスが窓側:44,800円、窓側(翼の上):34,800円、通路側:24,800円。エコノミークラスは先着順、それ以外は抽選販売となっている。機内ではハワイアンミュージックで乗客を出迎え、国内線プレミアムクラスで提供している食事を用意。おみやげとして子供には人気の「HONUリュック」をプレゼントするほか、コンパクトバッグやハンドサニタイザーケースなどのオリジナルグッズを用意する。

2022年 2月15日
ANAは中部・関西着の国際線臨時便を運航すると発表した。中部着便はサンフランシスコ・フランクフルト・ブリュッセル発で、各都市発1便を運航する。機材はボーイング777-300又はボーイング787-9の予定。中部着便のフライトスケジュールは、サンフランシスコ発のNH1911便が現地時間3月20日、サンフランシスコ14:30発、中部翌18:25着。フランクフルト発のNH1916便が現地時間3月17日、フランクフルト20:45発、中部翌16:15着。ブリュッセル発のNH1928便が現地時間3月11日、ブリュッセル20:05発、中部翌15:35着となっている。

2022年 2月 7日
アラスカのアンカレッジを拠点とする新LCCのノーザンパシフィック航空は、2022年第3四半期にもB757-200(ビジネスクラス12席、エコノミークラス185席)で運航を開始する予定で、現在のところ就航予定地は、国内線がニューヨーク・サンフランシスコ・ラスベガス・ロサンゼルス・オーランド、国際線は成田・関西・中部・仁川を予定し、関西・中部線以外はデイリー運航する計画としている。機材に関しては、B757-200を今後10年程度で50機まで増強する計画だが、後続機候補としてA321XLRやB737MAXを検討しているという。同社は価格に敏感な若者やレジャー客をターゲットとしてアジア〜アメリカ間の乗り継ぎ需要の獲得を目指し、運賃はレガシーキャリアよりも10%〜20%安くする予定で、乗り継ぎにおいては、アンカレッジで入国審査を済ませることから、最終目的地のニューヨークやロサンゼルスなどの混雑空港の入国審査を回避することができるため、新たな選択肢の一つになるだろうと同社CEOは述べている。

2022年 2月 5日
木下グループは、2022年2月10日に中部国際空港に新型コロナウイルスのPCR検査センターを開設すると発表した。東海地方初の空港店舗で、木下グループが空港に展開する検査センターとしては13空港目となる。検査結果が最短で翌日中に分かる唾液によるPCR検査のほか、30分で結果が分かる抗原定性検査を提供する。抗原定性検査は鼻腔ぬぐい液によるもので、検査後30分程度で結果をメールで知らせる。PCR検査の結果は翌日中までに通知するため、当日に搭乗予定のある人は受診できない。料金はPCR検査が2300円、抗原定性検査が1600円で、PCR検査単体では受診できず、抗原定性検査を合わせて利用する。完全予約制で、専用サイトから事前予約する。店頭での予約は受け付けない。また愛知県が検査費用を補助する「一般検査事業」の期間中は、県在住の無症状の人は無料で受けられる。場所は第1ターミナル2階の到着ロビー中央で、営業時間は午前8時から午後8時まで。年中無休となっている。

2022年 1月30日
中部国際空港は、完全子会社の中部国際空港施設サービスと中部国際空港給油施設を、2022年4月1日付で合併すると発表した。中部国際空港施設サービスが存続会社となり、中部国際空港給油施設が消滅会社となる。両社の合併により、グループ全体の業務最適化による体質強化を見込むとしている。中部国際空港施設サービスは2003年5月に設立、資本金は4,000万円。空港施設維持管理事業を手掛ける会社で、中部国際空港給油施設は2003年6月に設立、資本金は5,000万円。航空機給油施設の運営・維持管理事業を手掛けている。

2022年 1月27日
ベトナム航空は、2022年2月9日から中部・関西〜ハノイ線の運航を再開する。関西〜ハノイ線は水・金曜の週2便、中部〜ハノイ線を水曜の週1便で運航を再開し、成田〜ハノイ線は水曜の運航を加え、水・木・日曜の週3便を運航する。機材はいずれも、ボーイング787かエアバスA350を使用する。中部便のフライトスケジュールは、ハノイ発のVN346便が毎水曜、ハノイ00:50発、中部07:00着。中部発のVN347便が毎水曜、中部10:15発、ハノイ13:55着となっている。

2022年 1月25日
中部国際空港会社が2021年12月の空港利用実績の速報値を発表した。それによると、国際線旅客数は前年比140%増の6500人、国内線旅客数は40%増の33万7414人で、国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年比40%増の34万3917人となった。国際線のうち、日本人旅客は334%増の4000人、外国人訪日客は22%減の2500人となった。旅客便の発着回数は国際線が前年比52%増の163回、国内線が5%増の4130回。貨物取扱量は国際貨物が15%増の9681トン、国内貨物は16%減の1030トンであった。給油量は17%増の2万7851キロリットル、構内営業売上高は29%増の5億2600万円。このうち、免税店での売り上げは240%増の3200万円となった。

2022年 1月24日
名古屋税関中部空港税関支署が、2021年の中部国際空港の貿易額の速報値を発表した。それによると輸出額は前年比48%増の1兆1911億円と3年ぶりに増加し、過去最高を記録した2007年の1兆2419億円に次ぐ高い水準だった。世界的な半導体需要の拡大を受けて電子部品などの輸出が増えた。品目別では半導体等電子部品が前年比81%増の1910億円、電気計測機器は56%増の1043億円、電気回路等の機器は69%増の610億円だった。自動車部品も大幅に増え、79%増の466億円だった。コンテナ船不足から航空貨物へのシフトが進んだことも影響した。一方、輸入額は前年比2%減の8103億円と2年連続で減少した。アメリカからの航空機類の落ち込みが大きかった。

2022年 1月22日
名鉄バスは、新型コロナウイルスの感染再拡大に伴い、2022年1月24日から中部国際空港行きの一部路線で減便・運休を実施する。減便となるのは豊田市〜中部国際空港線と藤が丘〜中部国際空港線の2路線で、豊田市〜中部空港線は、豊田市発を8便から4便、空港発を6便から3便に減らす。藤が丘〜中部国際空港線は、藤が丘発を8便から4便へ、空港発を7便から3便に半減させる。名古屋市内〜名古屋空港・あいち航空ミュージアム線、名古屋市内ホテル(名鉄バスセンター・伏見・栄)〜中部国際空港線はそれぞれ2021年8月26日、2020年4月15日より全便運休を継続している。

2022年 1月18日
中部国際空港及び周辺自治体、経済団体で構成する中部国際空港将来構想推進調整会議は、2021年12月14日(火)に公表した将来構想について、一般からの意見募集を実施する。この将来構想は、現在の滑走路沖合の西側230ヘクタールを埋め立てる期間が15年と長期になることから、これより早く滑走路2本体制にすることが大きな柱で、現在のA誘導路を滑走路に転用し、長さ3,290メートル、幅45mのB滑走路を整備する。将来的には沖合の埋め立て地を用地とした長さ3500m、幅45mの新たな滑走路整備を目指し、現行滑走路を廃止するとしている。募集期間は1月18日(火)から2月16日(水)、専用ホームページ、または郵送で受け付ける。

2022年 1月13日
フィンエアーは、新型コロナウイルスのオミクロン株とインフルエンザの影響による病欠者の増加に伴い、2月の運航規模を約2割削減すると発表した。フィンエアーやパートナー企業で予想される病欠者数に応じ、1日に複数の便を運航している、ストックホルム、オスロ、コペンハーゲン、パリ、ローマなどへの路線を中心に欠航を決めた。また、2月からと発表されていたヘルシンキ〜関西線の増便とヘルシンキ〜中部線の運航再開も夏スケジュールに延期する。

2022年 1月12日
名古屋税関中部空港税関支署が、中部国際空港の2021年貨物取扱量の速報値を発表した。それによると積込と取卸を合計した総取扱量は11万4500トンで、新型コロナウイルス流行前の2021年の17万7700トンの35%減となった。輸出量を含む積込量は3年ぶりに増加し6万2400トンとなったが、輸入量を含む取卸量は2年連続減の5万2000トンに留まった。

2022年 1月 7日
名古屋鉄道は「フライト・オブ・ドリームズ」1階の「フライトパーク」がリニューアルしたことに合わせ、名鉄各駅から中部国際空港までの往復乗車券と食事券などがセットになった「セントレア・フライトパーク リニューアルきっぷ」を販売する。往復乗車券と食事券のほか、ミュースカイが110円割引となるクーポンが2枚と、大人にはおみやげの購入や飲食店で利用できる500円分のクーポン、小児にはフライトパーク内の有料遊具1日券が付く。食事券の利用店舗は、フライト・オブ・ドリームズ又は第1ターミナルの13店舗から選ぶことができる。発売期間は2月28日までで、名鉄の全駅及び一部の名鉄観光サービスで発売する。主な駅からの発売金額は、名鉄名古屋駅からは大人3,010円、小児2,260円、金山駅からは大人2,900円、小児2,210円、東岡崎駅からは大人3,690円、小児2,610円などとなっている。

2022年 1月 6日
ANAとJALの国内航空大手2社が5日、年末年始期間中(2021年12月25日(土)〜2022年1月4日(火)までの11日間)に中部国際空港の国内線を利用したグループ内の利用実績を発表した。2年ぶりの帰省・旅行を年末年始に楽しんだ様子が見られ、前年同期比でANAは1.4倍の7万3686人、JALは2.26倍の2万6191人だった。ただし、新型コロナウイルス感染拡大前だった一昨年の同時期との比較では、ANAが4割減、JALは3割減だった。

2022年 1月 5日
ルフトハンザ・ドイツ航空は、中部〜フランクフルト線の運航再開を2022年6月1日からに延期すると発表した。当初は2021年夏スケジュール期間での運航再開を計画していたものの延期され、その後2021・2022年冬スケジュール期間の運休を発表。2022年2月の運航再開を目指していたが、再び延期となった。現在の計画ではフランクフルト発6月1日から週5便で再開するとしている。中部発は月・火・木・土・日曜、フランクフルト発は月・水・金・土・日曜の週5便で、エアバスA340-300での運航予定となっている。

2022年 1月 3日
愛知県は2022年度、中部国際空港と対岸を結ぶ空港連絡道路で自動運転の実証実験を実施する。空港連絡橋を含むセントレア東ICとりんくうIC間の2.1キロと、両IC周辺の一般道で小型バスを使用。道路に点々と設置された磁気マーカーを、車両下部のセンサーで読み取って進む方式を採用する。磁気マーカー方式はGPSや3D地図を使った自動運転に比べ、精度が安定しているとされる。走行時はハンドルやアクセル、ブレーキの操作をAIが制御するシステムに任せ、運転席に座る車内保安員が異常時に対応する。5段階ある自動運転の実験レベルでは「レベル3」に相当する。事業者を公募し実験は秋ごろの見通しで、客を乗せて1か月程度続ける。高速道路を走行するのは全国初の試みとなる。

2022年 1月 2日
中部国際空港は、オフィシャルショップSORAMONOと公式オンラインショップで、セントレアオリジナル不織布マスクを発売を開始した。マスクにはセントレアのオリジナルキャラクター「なぞの旅人フー」や、飛行機のロゴなどがデザインされており、価格は10枚入り1セットが550円、10枚入り5セットが2,750円(税込)。オンラインショップで5セットを購入した人にはハンドタオルのプレゼントが用意されている。

2022年 1月 1日
JALは新型コロナウイルス感染症の収束後に、2020年3月から運休している中部〜ホノルル線の定期便を再開する方向で検討していることが明らかになった。同路線はコロナ以前はJALとデルタ航空が週7便運航していた路線で、JALはホノルル線をセントレアにおける空の便の日常の回復の象徴的路線と位置付けており、今回の年末年始でも他社が運航を見送る中、臨時便を往復計4便運航する。JALの関係者は「ハワイに愛着を持つ人が非常に多い中部地区には必要な路線であり、何としても定期便を戻したい」と話している。

horizontal rule