はやぶさ23号「グランクラス」東京−新函館北斗4時間27分の旅 |
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東海道新幹線「のぞみグリーン車」で東京駅到着。のりつぎ時間に丸の内口の駅ビルを見に来ました。 |
私はJR東日本の新幹線に乗るのはこれが初めてなんです。 |
行先、種別、編成の長さともまちまちなのがすごいです。 |
東北新幹線「はやぶさ23号」は秋田新幹線「こまち23号」との併結運転で、17両という長い編成で出発。 |
22番ホームにやってきました。「はやぶさ+こまち23号」はすでに到着していて清掃中。 |
今日は10号車「グランクラス」に乗車します。 |
![]() このE5系は「U19編成」、川重製。 |
![]() 乗車する車両を見るとワクワク感が増大しますね。 |
はやぶさ23号の10号車とこまち23号の11号車連結部分。 |
こまち側から見るとこんなカンジ。17両編成で出発します。 |
秋田新幹線を走る「こまち」はミニ新幹線なので、フル規格の東京駅では可動ステップが飛び出ています。 |
「7ミニッツ・ミラクル」と海外で絶賛されている車内清掃が終わり、乗車できるようになりました。 |
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今回は最前列の「6B」と「6C」を利用します。 |
グランクラスは2席+1席の3席×わずか6列しかないのです。シートは革張りでバックシェルタイプ。 |
こちらが1人席。この列車のグランクラスは私たちのツアーで貸し切りなので、私は空いているとなりの「6A」に移動することにしました。 |
最初に配られた「ウエルカムセット」。ミネラルウォーターとおつまみ、それにサービスメニューが入っています。 |
サービスメニューには車内で提供されるドリンク類のほか、リフレッシュメントの内容やおつまみなどが紹介されています。 |
ツアー客は和食と決まっているそうで、洋食を楽しみにしていた家内は少しがっかりしていました。和食のメニューは左から、「豆の胡麻和え 菜種真丈(しんじょ)」、「桜海老ごぼう炒り煮 小松菜お浸し」、「ひじき煮 いちご酪寄せ」、「軟骨つくね 花人参 印元 筍」。上は栃木県産とちあいかのパウンドケーキです。 |
![]() 10号車にはトイレも洗面所もないので、となりの9号車に移動してみます。9号車側から見るとグランクラスの扉が金色に輝いていますね。 |
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洗面所はよくあるカウンター洗面器。製造後13年経っている車両なのでこんなもんでしょう。 |
![]() バリアフリートイレ。入口は広いですが便器まわりが狭いですね。これでは車いすの人が利用しづらいでしょう。 |
![]() こちらは普通のトイレ。男女兼用で9号車には男性用小便器はありませんでした。 |
3列シートでわずか6列しかない特別な空間。昔乗ったボーイング747-400のUpperを思い出しました。 |
グランクラスのシートですが、リクライニングさせる際に革同士が擦れ合うギシギシ音が気になりました。また、電動マッサージ機能はなく、窓のブラインドも手動。こうして乗り比べると近鉄「ひのとり」プレミアムシートのすばらしさを実感しますね。向こうは特急料金プラス900円で利用できるのでなおさらです。 |
足元は広々。スリッパも付いていたので使ってみたのですが、「〇〇の大足」の私には小さかったです。 |
![]() コーヒーを注文し、さきほどの「パウンドケーキ」をいただきます。 |
![]() これが乗車しないと手に入らないグランクラスのオリジナルグラス注文はがき。 |
東北新幹線といえば国内最高時速320キロで走るのも楽しみのひとつ。GPS利用のスマホアプリでですが、最高時速321キロをウォッチしました。 |
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15時32分、盛岡到着。ここで「こまち」と「はやぶさ」を切り離します。 |
私は切り離し作業を動画ででも見たことがなく、どうやって行われるのか知らなかったのです。 |
発車ベルが鳴り終わり自動連結器がリリースされて、こまち23号はそのまま走り去って行きました。 |
残った「はやぶさ23号」も連結器カバーが閉まりました。 |
「はやぶさ23号」は5分間の停車ののち、17時37分に発車しました。 |
ノンアルコールスパークリングワイン。おいしかったです。 |
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本州の北端、津軽半島を走ります。 |
17時04分、青函トンネルに入りました。全長53.85km、海底部分は23.3km。最も深い部分では海面から240mの地点を走るとのこと。所要時間は22分。 |
青函トンネルを出て「比古内」を過ぎ、遠くに「函館山」が見えてきました。 |
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17時47分、終点「新函館北斗」到着。 |
E5系はノーズがべらぼうに長いので、先頭車の写真を撮るのが大変。 |
ちょっと先頭車の写真を撮っているうちに、ツアー客どころか誰もいなくなっていました。 |
はやぶさ23号に何名乗ってきたのかわかりませんが、改札付近にも人影はまばら。 |
4時間27分の「グランクラスの旅」も終わり。 |
駅周辺には何もなく、近代的な駅ビルがちょっと浮いていました。郵便ポストの上に見慣れないキャラクターがあったので何かと思って調べたところ、地元北斗市の公式キャラクター「ずーしーほっきー」。特産品のホッキ貝をとブランド米を組み合わせたデザインということです。 |
今回ははやぶさ「グランクラス」に乗車するというプレミアムステージのツアーを利用。名古屋から東京までも東海道新幹線のぞみグリーン車で移動し、はやぶさ23号の「グランクラス」はツアー貸し切りという豪華さ。ちなみに宿泊したホテルもSランクで、至れり尽くせりでした。 はやぶさ23号はこまち23号と併結運転して盛岡まで行き、盛岡で分割して北海道へ向かう新幹線。乗車するにあたり、グランクラスの車内サービス、東北新幹線の最高時速320キロ、盛岡での分割、青函トンネル通過を楽しみにしていました。初めて乗車した東北新幹線の感想ですが、まず思ったのが大きな駅にもかかわらずホーム柵がないこと、途中駅でほとんどホームに乗客がいなかったことです。 また、軌道が高規格で作られているので、カーブが多く盛り土の多い東海道新幹線と比べると、ほぼ一直線に走っているという印象でした。その分、トンネルも多いと感じました。そして、スマホアプリの速度計ではありますが、最高時速320キロも目撃できました。 グランクラスの車内サービスについてですが、まずシートは想像以上でも以下でもなく、逆に近鉄「ひのとり」のプレミアムシートのすばらしさを実感することになりました。きっと近鉄は「ひのとり」を製造するにあたり、グランクラスのシートを研究したのでしょうね。ひのとり「プレミアム」にあって、グランクラスにないものは、電動マッサージ機能と電動ブラインドでしょうか。 車内サービスについてはアルコールを含めフリードリンクですので、飲みたいときにアテンダント呼び出しボタンを押すだけ。アテンダントの対応もとてもよかったです。物足りなかったのは映像サービスがないことでしょう。シートに個人用モニターを設置するか、車両端部にデジタルサイネージを設置し、適宜映像でお知らせするようにしたほうがいいと思いました。東北・北海道新幹線のライバルは航空機ですので、所要時間で不利な分、サービスの充実でリカバリーしないと競争に勝てないからです。 |
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