わが家のフライトはセントレア発の「JAL794便」

2015年3月7日JL794便搭乗ビデオ(再生時間約30分)
 


 わが家はいつも金山駅まで地下鉄で移動し、金山駅から名鉄ミュースカイに乗ってセントレアに向かいます。


 名鉄のミュースカイは金山駅から空港駅まで約25分。ミューチケットの360円は安いものです。


 おまけにこの車両はなかなかの優れもの。乗り心地もとてもいいです。

ミュースカイでセントレアへ@   ミュースカイでセントレアへA   ミュースカイでセントレアへB
 


 中部国際空港駅到着。ミュースカイはホームドアのある専用ホームから発着します。

中部国際空港駅到着
 

 ホノルルまで利用するJAL794便の搭乗時間は午後10時05分。空港で何もしなければ、出発の2時間前までに着けばいいのですが、せっかくセントレアに行くのだし、早く行って空港調整席への座席変更をリクエストしたいので、名鉄金山駅午後5時24分発のミュースカイを利用しました。 名鉄金山駅から中部国際空港駅までの所要時間は約25分。あっという間に到着します。


 名鉄の中部国際空港駅を出て、この自動ドアを通り抜けると、もうそこはセントレア。


 いつもながらセントレアのバリアフリー設計のすばらしさを実感します。


 少し昇り気味の動く歩道を降りると、そこは3階出発フロア。


 3階出発フロアの真正面に、案内所があります。



午後6時にセントレア到着、すぐにチェックインカウンターへ♪

 3階出発フロアの向かって左側が国際線チェックインカウンターです。
    

 今日のJL794便は午後10時05分発ですが、空港調整席をゲットしたいこともあり、午後6時にセントレアにやってきました。

チェックインカウンターへ
 


  グランドホステスさんに空港調整席への変更をリクエスト。最初はスクリーン席はバシネット利用者優先だし、非常口席は15歳以上しか利用できないとか、あまり歓迎されませんでした。
 しかし、交渉の結果、今日は空席が多いとの理由から、最前列席である21A・B・Cへ変更させてもらえることになりました。
 午後6時ちょっと前にセントレア到着、すぐにJALのチェックインカウンターへ向かいました。そしたら、ちょうど午後6時からJL794便のチェックイン受付を開始するところでした。さっそく空港調整席への変更をリクエストしてみると、「21列はバシネット席なので小さなお子様連れ優先です」言われたので、「それじゃあ45列の非常口席は?」と聞くと、今度は「お嬢さんはいくつですか?」と尋ねられ、「15歳です」と答えると、何かごにょごにょ言っているんです。「非常口席は何歳から利用できるのですか?」と聞き直してみると、「15歳以上です」との回答。

 結局彼女では空港調整席への変更を決定する権限がないらしく、どこかに電話していました。そして私たち3人が同時に移動するなら21列A・B・Cへ変更OKとの回答。やっぱり空港には早く行くといいことありますね。ところで以前のJALカウンターは、空港ターミナルビルが営業している間は何時でもチェックインできたはずです。もしかしたら、2010年の経営破たん後、人件費削減で受付時間を短縮したのかもしれません。


  4階スカイタウンの「矢場とん」で夕食


 スーツケースを預けて身軽になったので、夕食を食べに4階スカイタウンへ向かいました。それにしても、セントレアの3階出発フロアは暗いですね。

 4階「スカイタウン」に上がってきました。ここがセントレアが誇る商業スペース。

 中央のイベントプラザはワゴン店や展示物が多く置かれ、ごちゃごちゃしていてよろしくないですね。


 この出発案内モニターがなければ、ここが空港だということを忘れてしまいそうです。

 スカイタウンに何軒かある「なごやめし」のレストランの中から選んだのは、「矢場とん」。いつもまるは食堂にばかり入っているので、今回は矢場とんにしました。

 私は矢場とん自体は何度も利用していますが、セントレアではこれが初。


 10分ほど待って店内に案内されました。店内は明るく、とても清潔感に溢れていました。昔の薄汚かった本店を知る私には、ちょっとびっくりなんですよね。

 矢場とんといえば「みそかつ」です。シェフがテーブルまでやってきて、直接みそをかけてくれました。
   

 ここの名物は「わらじかつ」なのですが、私にはちょっと大きすぎるので、「ロースとんかつ」にしました。ごはんのおかわりは自由です。

矢場とん
 

 JL794便の出発は午後10時過ぎ。機内食が出るのは離陸後1時間はあとになるので、まずは腹ごしらえをしないといけません。今晩の食事に選んだのは、セントレアにも何軒か出店している「なごやめし」の中から「矢場とん」。私はほかの矢場とんの店を何度か利用したことがあるのですが、マダムとあーちゃんはこれが初だそうです。

 ちょうど夕飯時だったので、お店の外に数名が待っていました。私たちも10分ほど待って店内に案内されました。矢場とんの名物はみそかつ。かつの種類も豊富で、矢場とんを有名にしたのは「わらじかつ」なのですが、それほど大きなとんかつを食べる自信がないので、あーちゃんと私は「ロースとんかつ定食」、マダムは「ひれとんかつ定食」を選びました。ちょっと甘めのおいしいみそだれです。みなさんも名古屋にお越しの際には、ぜひ一度ご賞味ください。


雨のスカイデッキへ


  これが今日乗るJL794便。機材はB777-200ERで、レジは「JA701J」でした。16番ゲートからの出発です。

雨のスカイデッキ@   雨のスカイデッキA   雨のスカイデッキB
 


 セントレアの冬の風物詩になった、スカイデッキのイルミネーション。今シーズンは「ディズニープリンセス/ドリームイルミネーションを開催 していました。


 雨水が溜まったデッキに反射して、とても美しく見えました。


 今日の天気が雨じゃなかったら、ここだけで何十枚も、写真をとっちゃいそうでしたよ。 


 それにしても空港会社は、これにお金かけていますね。

ディズニープリンセス/ドリームイルミネーション
 

 せっかくセントレアに来たのに、あいにくの雨。スカイデッキに出るまで、これほど雨脚が強まっていたことに気づきませんでした。それでも写真とビデオは撮っておきたいので、持ってきていた折り畳み傘を出して、雨の中、写真とビデオを撮ることにしました。

 まずは今日乗るJL794便の機材をチェック。JALのホノルル便はB777-200ERを使用していまして、この日やってきていたレジは「JA701J」でした。本来ならもっとカシャカシャとシャッターを切りたいところですが、カメラのレンズに雨粒がついて、きれいに撮れそうにありませんでした。

 もう1つ、セントレアのスカイデッキに来たら見たかったのが、「ディズニープリンセス/ドリームイルミネーション」。すっかりセントレアの冬の風物詩になったライティング。この日はあいにくの天気だったので、スカイデッキを散策する人影はまばらでしたが、デッキに溜まった雨水に反射して、とても美しいイルミネーションを見ることができました。


プレミアムラウンジ・セントレアへ


 3階出発フロアにある「プレミアムラウンジ・セントレア」。

 セントレアのカードラウンジには、無料のアルコールがあるのです。

 ビールは自分でサーバを操作します。キリン一番搾りと私の知らない海外の銘柄がありました。


 ここでビールを飲みながら、無料接続のWi-Fiを使って、みなさんに出発のごあいさつを書き込みました。

プレミアムラウンジ・セントレア
 

 私のゴールドカードは法人カードなので、家族カードを発行してもらうこともできます。マダムには私の家族カードを発行してあるので、セントレアに来た際には無料でラウンジが利用できます。従来はあーちゃんが小学生以下だったので問題になりませんでしたが、日本では中学生以上はほとんどの料金はおとなと同じ。

 出発直前にこのことに気づいて、法人デスクに電話をかけて、あーちゃんにも家族カードが発行できないか聞いてみたのですが、いくら家族カードといっても、発行できるのは18歳以上という条件は同じとのこと。あと3年間はあーちゃんを連れてカードラウンジに入ることはなさそうです。


国際線制限エリアへ


 搭乗時間まであと1時間30分になったところで、国際線制限エリアに入ることにしました。

国際線制限エリアへ
 

 ここはセントレアの免税店。売上額が多くて空港会社はホクホクらしいですが、この時間はガラガラ。

 センターピア側へ向かう途中、南ウイングに駐機している航空機たちが見えました。

ガラガラの国際線制限エリア
 

 搭乗時間の1時間30分前になったところで、国際線制限エリアに入ることにしました。このくらいの時間になると、これから出発する便が少ないこともあって、手荷物検査場やイミグレもガラガラでした。もう少し混雑してくれていた方が、旅のにぎわいを感じられるのですけどね。夜のセントレアはちょっと寂しすぎます。

 制限エリアに入っても、私たちは免税店で買い物するわけではないので、あーちゃんと私はインターネットコーナーで、日本での最後のネット接続をしました。セントレアのインターネットコーナーですが、以前利用した時は制限エリア内に1ヶ所しかありませんでしたが、今は複数個所に用意されていました。


JL794便ホノルル行き搭乗時間


 これがセントレアの国際線ゲート案内。T字型のターミナルビルのほほ南半分が国際線なんです。


 搭乗時間が近づいてきたので、16番ゲートまで移動しました。これがこれから搭乗するJALのB777-200ER。

16番ゲートへ移動しました
 


 午後9時35分を回ったところで、搭乗時間になりました。今日は搭乗口に近いところにいたこともあり、比較的早めに機内へ向かいました。


 1段の段差もない自慢のターミナルビルから、機内へと向かいます。


 青いボーディングブリッジが、セントレアのトレードマーク。 


 私は写真とビデオを撮影していたら、2人に置いてきぼりになりました。

機内へ向かいます
 


 久しぶりに見る機内への入口。実は私、JALのB777-200ERに乗るのは、今回が初めてなのです。
 搭乗時間が近づいてきたので、パソコンを片付けて16番ゲート付近に移動しました。16番ゲートはセンターピア側のほぼ中間部分にあり、さきほどのインターネットコーナーからもすぐの場所でした。

 16番ゲート付近で搭乗を待ちました。Cクラスなどの優先搭乗が終わり、すべての乗客の搭乗が開始されました。今日はそれほど多くの利用者がいないみたいですが、せっかく搭乗口付近にいたので、私たちも並んで飛行機に向かいました。


雨の夜のテイクオフ

 2人から少し遅れて座席に着くと、都合のいいことに2人が足元の整理中。この間にカシャ(^O^)。

 これがJA701Jの非常口を挟んで2ブロックに分かれている前方側のY席。ヘッドレストが上下に動くのです。

 私たちがゲットした21列は、私の想像以上に足元が広かったです。いくらバシネット席とはいえ、ここまで広くしなくてもね。

 従前までのフライトでは、機内に入るとデジカメ使えなかったですが、今回はビデオもカメラもOK。これでなくちゃね。
 

Japan Air 794 Push back RWY36
 

 仕方ないので、前方モニターで放映中の「安全のしおり」を見ました。

 そして前方モニターには、機外カメラの映像が映し出されました。 
  

 今日は雨のためか、北向きのRW36で離陸します。

Japan Air 794 Taxi to RWY36
 

 せっかく撮影できるのにビデオの電源を切るのももったいないので、そのまま前方モニターで離陸シーンを撮り続けました。

 それほど揺れることもなく、スムーズにエアボーン。すぐにインクラウドしちゃったので、セントレアの夜景も見れませんでした。

Japan Air 794 Cleared for take off RWY36
 

 今までのフライトですと、機内に入る前にデジカメやビデオの電源を切らなくてはいけませんでしたが、今回は電波を発しなければ、離着陸時でも電子機器の使用ができます。とはいえ、カメラを回したままで機内に入って行くのはCAさんたちの視線が気になったので控えました(^_^;)。

 今日のフライトの座席はエコノミークラスの最前列である21列のポートサイド(機体左側)のA・B・C。私はJALのトリプルセブン(B777)に搭乗するのはこれが初めてだったので、実はこの機材のバシネット席の足元がどれくらいの広さなのか、全く知らなかったのです。機内に入って21列A・B・Cを見たとき、そのあまりの広さに驚いてしまいました。

 席に着いて窓の外にカメラを向けたのですが、窓に付いた雨粒がじゃまで、全然映らないじゃないですか。せっかくタクシングやテイクオフが撮影できると思って楽しみにしていたのにね。仕方ないので前方スクリーンのモニターを撮り続けることにしました。


ベルト着用サインが消えて

 上空の天候はそれほど悪くなく、離陸後15分程度でベルト着用サインが消灯しました。
  

 ようやく個人用モニターを使えます。バシネット席の唯一の欠点は、個人用モニターを離着陸時に収納しなくてはいけないことです。

インクラウドでクライミング    JL794便のキャプテン・アナウンス
 


 機内ではドリンクサービスが始まりました。私はエビスビールをいただきました。


 広い足元を利用して、濡れた傘を乾かすことができました(^_^;)。
   


 私は自分のモニターに、ずっとフライトマップを出しておきました。
  

JL794便のフライトマップ
 


 まもなくして、機内食が配られました。今晩のメニューは「俺の機内食」シリーズから、「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」です。

JL794便の機内食
 

 メインディッシュは「俺の白身魚のデュグレレ風」。味は悪くないですが、「俺の・・・」という名前はいかがなものかと思います。  
  

  こちらは「俺の前菜 鶏のアグロドルチェ」。機内食ってメニューを読むとどんなすごいものが出て来るかと思いますが、出てくると「?」と思うこと、みなさんはありませんか?

今日のJL794便の機内食メニュー

JALのウェブサイトではこちらのPDFが表示されます
  

  


 食事後まもなくして機内の照明が消され、短い睡眠時間になりました。翌日のことを考えて、少しでも長く眠らなければ・・・。
 セントレアの天気は雨でしたが、離陸後はそれほど気流の悪いところもなく、比較的早くベルト着用サインが消えました。そして、この便のキャプテン・アナウンスはめちゃくちゃ早く行われました。ちょっと音量が小さかったのが残念でした。

 私たちがハワイ旅行を始めた20年前のホノルル便は、日本を夕刻に出発し、ホノルルに早朝到着するダイヤでした。このダイヤの頃は到着日が丸1日ある反面、すごい時差に遭遇するため、全く眠れないうちに早朝のホノルル空港に到着したものです。

 その後しばらくは午後7時30分頃出発するダイヤが続きましたが、5〜6年ほど前から現在のように、午後10時という遅い時間に出発し、ホノルルには午前10時頃到着するようになりました。このダイヤになってから、少しは眠れるようになりましたが、欠点は機内食を食べるのが、日本時間の深夜であることと、ホノルル到着日の時間が、半日近くなくなってしまったことでしょう。

 この便も午後10時過ぎに離陸し、それからドリンクサービスを経てミールサービス。機内食を食べるには、ちょっと時間が遅すぎるんです。私個人的には、夕食を軽食にして、翌朝の食事を1stミールとして、豪華な朝食を出してくれたほうがうれしいです。


久しぶりに見た機内からの美しい日の出♪


  しばらくうつらうつらしたでしょうか。気づくと窓とシェードのすき間から光が差し込んでいました。さっそくシェードを上げて朝日を見ました。いつ見てもいいものです 。

美しい日の出


 到着まであと1時間ほどになりました。日付変更線を通過し、再び3月7日に逆戻りです。


 機内の照明が点灯しました。さっそく機内の撮影開始です。


 これが私の座席「21A」です。最前列シートの欠点は、座席間のアームレストが上がらないことですかね。 

 私の座席からうしろを振り向いて撮影した機内。ここがBコンパートメントのエコノミークラス。

 Bコンパートメント最後部から見ると、こんなカンジです。この便の搭乗率は6〜7割くらいでしょうかね。

  

 Yクラス最前部にあるギャレー。私たちのミールサービスはここで行われていました。




 機体最後部のギャレー。Yクラス最前部のCクラスとの間にあるギャレーと比べると、その広さの違いは歴然です。

  

 これが最後部の「L4ドア」。B777のドア窓は縦長の小さなもの。きっと機体内外でコンタクトするときに使うくらいしか、考えてないのでしょう。

機内を歩きます
 

 到着まであと1時間。朝日に染まっていた空は、あっというまに青空に替わっていました。
  

 JALの日本発ホノルル便の朝食は、前夜に配られた軽食を好きな時間に食べるスタイル。とはいえ、パンケーキ1個というのはいくら何でもひどすぎませんか?

ちょっと物足りない朝食

 久しぶりのナイトフライトでしたが、多分、3時間くらいは眠ったと思います。実際のところ、いつ眠りについたのかわからないので、こんなものでしょう。すぐにフライトマップを見ると、日付変更線を通過した直後でした。そして、窓とシェードのすき間から明かりが入ってきていたので、シェードを少し上げて外を見てみると、空が赤く染まり出す直前でした。

 私がホノルル便の座席をポートサイド(機体左側)にしているのは、ホノルル空港着陸時にオアフ島がよく見えることが最大の理由ですが、実は東から昇ってくる朝日に赤く染まる瞬間を見るのもポートサイドのほうがいいからなのです。この便でも赤く染まった空を見ました。そしてB777の巨大なエンジンが赤く染まるのを、バッチリ撮ってきましたよ。

 さて、JALの日本発ホノルル便には朝食サービス(2ndミール)がありません。前夜に配られた軽食を、自分の好きなときに食べるスタイル。これはきっと、到着直前まで寝ている乗客が多いとの実績に基づくものでしょう。そのスタイルはいいとして、直径10センチくらいしかない「パンケーキ1個」というのはいかがなものかと思います。


カウアイ島上空を通過するとまもなくオアフ島


 降下を開始してしばらくすると、眼下に「カウアイ島」が見えてきました。間髪入れずキャプテンがアナウンスしましたよ。

カウアイ島上空通過    着陸15分前の機内アナウンス


 カウアイ島上空通過後、まもなくしてオアフ島が見えてきました。


 オアフ島西部のコオリナ上空通過。ミッキーに会いたい人はここへどうぞ。
   


 ここがH1ハイウエイの西端。一度道を間違えて、ここまで来たことがありました。

オアフ島までやって来ました
 


 眼下には「パールハーバー」が見えてきました。まもなく着陸です。

パールハーバーを見ながら

 日本発のホノルル便は、まず最初に「カウアイ島」の上空を通過します。いつもそうですが、カウアイ島を見ると、「ハワイに来たなぁ」と実感します。この便のキャプテンはまさに間髪入れずアナウンスしてくれましたよ。

 カウアイ島を過ぎると、まもなくオアフ島が見えてきます。最初に見えてくるのは島の西端で、続いて「コオリナ」が見えてきます。コオリナを過ぎると、いよいよH1ハイウエイや市街地が見えてきます。そして、眼下には「パールハーバー」が広がります。


定刻より45分早くホノルル空港着陸♪


 ホノルル空港が見えてきました。広大な空港エリアの西側は米軍基地になっていて、軍用機を眺めながらファイナルアプローチします。

 ハワイ時間午前9時40分、実にスムーズにRW8Lにランディングしました。フライト時間は離陸後のキャプテン・アナウンスよりも早く、わずか5時間40分でした。

 ホノルル空港は旅客機用エプロンエリアはそれほど広くありませんが、滑走路や誘導路、それに整備エリアを含めると、かなりの広さです。
   

ホノルル空港RWY8Lに着陸
 


 この便はエプロンをまっすぐ北へ進み、入国審査場のあるメインターミナルビルに向かって地上を進みました。

着陸の機内アナウンス
 


 この「ゲート24」がホノルル空港内で、いちばん歩く距離の短いゲートなんです。すごくラッキーでした。

ゲート24に到着
 

 ホノルル空港のボーディングブリッジは、L1ドア用とL2ドア用の2本あるのですが、今日はL2ドア用は使用されず、Cクラスを通り抜けてL1ドアへ向かいました。

 ホノルル空港も入国審査に時間がかかるので、みんな少しでも早く入管の列に並びたいのでしょう、心なしか早足のようでした。

入国審査場に向かいます
 


  まもなくすると、今乗ってきたトリプルセブンが見えました。ここで撮らないと2度と撮れないので、マダム・あーちゃんから離れて撮影していきました。
 ホノルル空港の着陸用滑走路は、年間を通してほとんど「RW8L」です。これは1年の多くの期間、東から風が吹いていることと、離陸機が沖合にある「RW8R」を使用するためです。そのため、アプローチはほとんどの場合、オアフ島西側からになり、コオリナからパールハーバーを左舷に見ながらファイナルアプローチします。

 空港の敷地はかなりの広さで、滑走路のはるか手前から広がってます。そしてこの滑走路の西側に米軍基地があり、着陸する際には米軍機たちを眼下に眺めることができます。きっとミリタリーマニアには堪えられない光景なのだと思います。

 私たちの乗るJL794便は、セントレア離陸直後のキャプテン・アナウンスよりさらに早い、ハワイ現地時間の午前9時40分に着陸しました。定刻より45分も早い到着でした。これだけ早く到着したところをみると、今日はジェット気流が強かったのでしょうね。

 いつ着地したのかわからないくらいスムーズにランディングし、コトコトと地上を進みました。そして、そのまままっすぐに「ゲート24」に向かいました。ゲート24はメインターミナルビルにあるゲートなので、入国審査場まで最も近いゲートです。入国審査にかなり長い時間がかかるホノルル空港なので、今日のゲートは実にラッキーでした 。



帰国の「JAL793便」はまさかの満席、座席がバラバラに?
 

2015年3月12日JL793便搭乗ビデオ(再生時間約39分)
 

 私たちは搭乗の2時間前にホノルル空港に到着しましたが、すでにJL793便の団体チェックインが終わったあとらしく、JALのチェックインカウンターは静まり返っていました。

  座席変更をリクエストしたのですが、何と今日の便が満席だと言うのです。もともとマダムだけ別の場所に移してあったので、3人の席がバラバラになってしまっていました。


  その場はバラバラのままでチェックインをしましたが、JALが案内放送をして私とあーちゃんの間の人を呼び出して座席の変更を依頼、その方が応諾されたそうで、無事に3人の座席が並び席になりました。

 相変わらず厳しいセキュリティを通過。ちょっとポケットがふくらんでいただけでも、ボディチェックを受けました。中身はタオル地のハンカチだったんですけどね。

 ここでマダム&あーちゃんと解散しました。以前までならこのままカードラウンジに移動するところだったのですけど・・・。


  中央コンコース付け根のオープンエアの廊下からの風景。以前ならJALのB747が何機も並んでいたのですが・・・。


これが今日の名古屋行きJL793便。機体レジ「JA703J」のB777-200ERでした。

ホノルル空港到着

  午前9時30分に空港に到着しました。さっそくJALのチェックインカウンターで空港調整席への座席変更をリクエストしたのですが、応対したアジア系のJALの男性スタッフが困った顔をして、「少しお待ちください、日本人スタッフが参ります」と言うのです。

 何だろうと思ったら、到着した日本人のグラホさんから「今日は満席で座席の変更ができません」と言われました。そうです、わが家は満席などということを全く想定しておらず、マダムひとりだけ別の3人席に座席を移してあったので、私たち3人はバラバラになってしまっていたのです。最初に応対したアジア系のスタッフもそのことを伝えたかったようですが、うまく話せなかったのでしょうね。

 グラホさんからは私とあーちゃんの間の席の人を呼び出して、座席変更できないかお願いしてみると言ってくれましたが、呼び出ししても現れなければこのままです。と申し訳なさそうな顔をして私たちに告げました。結局、呼び出しアナウンスで私たちの間のお客さんが現れ、無事3人が並び席になったのですが、なぜこの時期、それも木曜発の名古屋行きが満席なのか、それはセントレアに到着したあとでわかりました。


JL793便に搭乗します


 午前11時15分になったところで、私も25番ゲートに移動しました。


 さすがに満席だけのことあって、待合室の中も満員でした。  


 地上ではすでに出発準備も終わって、いつでも押せる態勢になっているようです。


  至近距離から撮った今日のJL793便。私は現行のJALカラーリングが好きではありませんが、それでも自分が乗ると、ちょっとだけ見方が変わってきました。

25番ゲートへ移動しました
 

 午前11時30分すぎに、搭乗が始まりました。わが家はかなりあとから機内へ向かいました。

 すでにほとんどのお客さんが搭乗を済ませたあとなので、入口付近も渋滞していませんでした。

 私が25番ゲートの待合室に入ったのは、搭乗開始5分前の午前11時15分でした。今日の便が満席なので当たり前といえばそれまでですが、待合室内も満員で座る場所すらない状態でした。そんなこともあって、私は窓際から今日これから乗るJALのB777-200ERを見ていました。搭乗待合室から、自分がこれから乗る航空機をこれほど観察できる場所は少ないと思います。

 今日の便が満席だということと、あまりいい座席ではないということから、機内に入る足どりも重くなっていました。予定時間を少し過ぎた午前11時30分に搭乗開始になりましたが、わが家はほぼどん尻で機内へ向かいました。


  ここが今日の座席28A・B・Cです。私は窓側の席に座らせてもらったので、マダム&あーちゃんがトイレに立つまで、ひたすらガマンしなくてはなりません。

 シートは往路のJA701Jと同じ「レカロ製」。前の人が座席を倒さなければ、足元もわりとゆったりしています。

 これが機内エンターテイメント「MAGIC-V」の操作画面です。


  往路便で座った21列座席と比べると、主翼やエンジンがじゃまです。これでは離陸後のワイキキは見えそうにありません(>_<)。

搭乗します


 ほぼオンタイムでプッシュバックが開始されました。


 いちばん奥の25番スポットからですから、延々と押し出されていきます。
   


 そして西コンコースの後ろまで押されたところで、トーイングカーが外されました。

ロングロングプッシュバック
 


 ホノルル空港の地上スタッフによる手を振ってのお見送りです。 いつもこの風景を見ていて、記念に撮影したいと思っていました。

ジャパンエア793タクシー@    ジャパンエア793タクシーA
 


離陸用滑走路「RW8R」をめざして、延々とタクシングしていきます。

ジャパンエア793タクシーB
 

 すでにほとんどの人が搭乗を終えていたため、ボーディングブリッジも機内への入口扉付近も渋滞はありませんでした。わが家の座席はY席前方から8列目の28A〜C。私は離着陸撮影のためにいちばん窓側に座らせてもらったので、一度座ったら2人が席を立つまで、2度と動くことは許されないと悟りました。 ちなみにシートは往路便の機材と同じレカロ製でしたよ。

 ほぼオンタイムでプッシュバックが始まりました。今日搭乗した25番スポットはホノルル空港のエプロンでもいちばん奥にあります。また、ターミナルビルがU字型をしているために、ゲート付近では方向転換できないのです。そのため、トーイングカーに押され、延々と沖まで押されていくのです。

 かなり沖まで押し出されたところで、トーイングカーが切り離されました。そして、この便をハンドリングしてくれていたホノルル空港の地上スタッフが手を振って見送りしてくれているなか、B777-200ERは静かにタクシングを開始しました。思えばこうした風景を撮影できるようになったのも、離着陸時の電子機器使用制限緩和のおかげです。私は右手でビデオカメラを持ちながら、左手で彼らに手を振り続けていました。


RW8Rからテイクオフ♪

 パラパラと小雨降り出した中、長い「RW8R」を十二分に使ってローリング。

 予想していましたが、巨大なエンジンがじゃまで、離陸直後のワイキキを見ることはできませんでした。

ジャパンエア793テイクオフ    さよならワイキキは見えませんでしたが
 


 離陸後15分ほどで「ベルト着用サイン」が消え、キャプテンアナウンスが流れました。私の席が窓際だからなのか、キャプテンの声が聞き取りにくいのです。

JL793便のキャプテンアナウンス
 

 RW8Rに入っていったんホールド。比較的静かにローリングを開始して、そのまま長い滑走路を十二分に使ってエアボーンしました。ホノルル空港の滑走路はほぼ東西の向きに作られていて、離陸後は陸地を避けるために急激な右旋回をします。私は1回目の右旋回直後に見える風景を「さよならワイキキ」と呼んでいるのですが、今日の座席位置が主翼付け根付近だったので、残念ながらエンジンがじゃまで見ることはできませんでした。

 離陸後15分ほどでベルト着用サインが消灯。すぐにキャプテンアナウンスが流れました。往路便もそうだったのですが、私の座席が窓際だからなのか、キャプテンの声がよく聞こえないのです。CAさんの機内アナウンスはそんなことはないので、やっぱりキャプテンのマイク音量が小さいんですよね。


 ベルト着用サインが消え、ドリンクサービスが開始されました。
   


 私は帰国便でも「エビス」をもらいました。アメリカの航空会社だとビールは有料。機内でビールを飲みたい人は、絶対JALかANAに乗ってください(^O^)。

食事前のドリンクサービス
 


 続いて機内食(1stミール)の時間です。私は2つのメニューの中から、人気がなさそうな洋食「ペンネとマスタードチキン」をチョイス。

 想像していたよりも、はるかにおいしかった「マスタードチキン」。こちらを選んだのは正解かも。

 そして「ペンネ」の茹で具合もグッド。もともとペンネ好きの私にはピッタリでしたね。


 マダムが和食「回鍋肉」のおすそ分けをくれました。回鍋肉が和食かどうかは別として、私はあまり好きな味付けではありませんでした。

JL793便の1stミール
 

デザートの「マンゴーアイス」。

いつもながら、カチカチに凍っています。

気流の悪い場所を通過
  

 機内ではドリンクサービスに続き、食事の時間になりました。今日のメニューは和食が「回鍋肉 ご飯添え」、洋食が「マスタードチキンとペンネパスタ」。私はきっと和食に人気が集まるだろうと思って、洋食をチョイスしました。結果は大正解だったかも。チキンのソースが想像以上においしく、またペンネの茹で具合もグッドでした。ちなみにマダムが回鍋肉を半分以上くれましたが、私の好きな味付けではありませんでした。

 その後、ちょっと気流の悪い空域に入ってしまい、機内がコトコトと揺れ続けました。しばらくしてベルト着用サインが点灯、食事サービスも中断してしまいました。すぐにキャプテンアナウンスが入って、事前に想定していなかった悪い気流の場所があったとのことでした。それも15分ほどで収まり、また機内サービスが再開されました。


食後はフライトマップを見ながら

 食後はMAGICVの好きなエンターテイメントで楽しむ時間ですが、私はずっとフライトマップです。

 前の人がシートを倒すと、足元はこの程度まで狭くなります。それでも膝が当たるまでになりません。

クルージング@
 

 フライトマップの各画面を撮影してきました。まずはアジア・太平洋広域マップ。

 続いて太平洋マップ。この2枚の地図は飛行機の位置で順次替わっていきます。

クルージングA


 あとはフライトデータ画面です。高度と対地速度、外気温度。


 次は名古屋までの距離と飛行時間、それに名古屋の現地時刻。
  


 ホノルルの現地時刻と名古屋の現地時刻。それに到着予定時刻です。

フライトマップ@
 

 たばこの機内販売ページって、今はこんな文章だけなんですね。おまけに価格も書いてありません。

 これがMAGICVのコントローラとエンターテイメントの番組紹介ページ。

フライトマップA


 機内の明かりが消されました。これからの数時間は、みなさん映画タイムですね。


 ちょっと後方を見てみたのですが、眠っている人はほとんどいないようでした。


 長らくB747のUpperを愛用してきたので、たくさんの人が座っているキャビンに慣れません。

 機内食の片づけが終わって、キャビンの明かりが落とされました。機内が静寂に包まれる時間です。これからの数時間は、エンターテイメントで楽しむ時間。JALのB777-200ERに搭載されているMAGICVにも、実にたくさんの番組が用意されています。

 ただ、私は今回、映画を観ることはせず、ずっとフライトマップを見ていることにしました。観たかった映画もありましたが、せっかく飛行機に乗っているのに、映画を観ていて知らないうちに時間が過ぎるのがもったいなく感じたのです。ちょっと変わっているかもしれませんが、今日のフライトはずっとフライトマップを見ていようと思っていたのです。


かなり早めのリフレッシュメント

 到着までまだ2時間以上あるのですが、もう「リフレッシュメント(2ndミール)」のサービスが始まりました。

 メニューは「ツナサンド」、「ヨーグルト」それに「ショートブレッドクッキー」。


 私はこのツナサンドはおいしいと思いましたが、2人が食べないというので、1人で3個食べました(^_^;)。

リフレッシュメント(2ndミール)
 

 2ndミールのサービスが終わった頃には、日本の近くまで飛んで来ていました。

 今日は通常よりもやや南寄りを飛んできたみたいですね。伊豆半島から静岡県に入りました。


 日本付近まで来ても、まだ高度40000ftを飛んでいましたが、日本上空に差し掛かったところでディセンディングを始めました。
 到着予定時刻までまだ2時間以上もあるのに、機内に明かりがついて、リフレッシュメント(2ndミール)のサービスが始まりました。今日のメニューは「ツナサンド」、「ヨーグルト」それに「ショートブレッドクッキー」。

 もともとホノルル発便のリフレッシュメントは軽食なのですが、それでももう少しボリュームのあるものを出してほしいですね。ただし、私はマダムとあーちゃんが食べなかったツナサンドをもらって合計3個食べたので、十分お腹がふくれましたけどね・・・(^O^)。

 食後の機内はもう到着ムード。まだ1時間半もあるのですけど、何だかすぐにでも着陸しそうな雰囲気になっていました。やはりみんな、リフレッシュメントは到着1時間前くらいに食べることが多いので、今日はちょっと早すぎと思ったんじゃないでしょうかね。


エアバンドリスニングしながらアプローチ&ランディング


 伊豆半島を過ぎてからは、どんどん高度を下げて飛行を続けました。


 私は持っていたエアバンドレシーバーの電源を入れ、この便の交信を聞き始めました。


 愛知県に入った頃には「セントレア・アプローチ」との交信が始まりました。

エアバンドレシーバー登場    着陸前の最終アナウンスが流れました
 

 眼下に「名古屋港」が見えてきました。今日は北からのRW18アプローチです。もうこの時期に南風が吹いているのでしょうか。

 エアバンドリスニングをしているおかげで、現在の高度や進行方向を正確に知ることができました。自分が乗っている便の交信を聞くのって斬新ですね(^O^)。

Cleared for ILS RWY18 APR
 


 新舞子手前でタワーから「Japan Air 793 Cleared to Land.(着陸許可)」が出ました。途中まではまるで海に突っ込んでいくようなカンジに見えていましたが、空港島が見えてきて何だか安心しちゃいました!

  「ナイスランディング」と言ってあげたいほど、スムーズな着地でした。

 この場所から見ると、セントレアってずいぶん大きな空港に見えますね。

Japan Air 793 Clreaed to Land RWY18.
 


 国際線ターミナルには「エティハド」の特別塗装のA330-200と、「キャセイ」のA330-300が到着していました。

JL793便の着陸アナウンス

 眼下に名古屋港が見えてきました。私は今日は渥美半島上空を通って南から着陸するものと思っていたのですが、この時期に北から着陸するというのはうれしい誤算でした。名古屋市内を上空から見ることができたからです。その後、管制は「セントレア・タワー」にスイッチ、名古屋港をぐるりと回って進行方向を南に向け飛行を続けたところで、「Japan Air 793 Cleared to Land.(着陸許可)」が出ました。

 着陸許可が出たのちは、滑走路を目がけてどんどん高度を下げていきます。ただ、私たち乗客が見える角度では前方の空港島が見えないので、何だか海に向かって降下を続けているように思えました。着陸直前に空港島が見えると、何だか安心しちゃいましたよ。今日のセントレアは穏やかな気象条件だったことも手伝って、実にスムーズなランディングでした。


16番スポットに到着


 私たちの793便は、出発したときと同じ「16番スポット」に向かいました。


 ちょっと逆光がきついですが、となりのスポットにエティハドの特別塗装機がいます。


 定刻からわずかに遅れて16番スポットに静止しました。

Japan Air 793 Taxi to Spot.
 

 飛行機がスポットに着いた瞬間が、いつもながら私にはとても寂しい瞬間です。

 ボーディングブリッジがつながり、降機の準備ができたとのアナウンスが流れました。

 セントレアのトレードマークでもある青いボーディングブリッジを通って、ターミナルビルに向かいます。

 セントレアの欠点は、ここ以外で到着機を見る場所がないこと。ここで撮らないとあとで後悔します。


 セントレア自慢の1段の段差もないターミナルビルを通って、入管に向かいます。

セントレアに到着しました
 

 16番スポットはそれほど遠いスポットではないのに、歩いていくと結構な距離を感じますね。

 ようやくこの先が入管。日本の入国手続きは至ってカンタン。あとは手荷物が出てくるのを待つだけ。

  昔は到着案内ボードの前で記念撮影したものですが、マダム&あーちゃんは目もくれず通過。私はマダムに睨まれながらも撮影は怠りません(^_^;)。

  私たちのスーツケースが出てくるのに、30分近くかかりました。午後5時06分発のミュースカイに乗るため、急いで名鉄空港駅へ向かいました。

スーツケースを受け取り名鉄空港駅へ
 

 JL793便がスポットに静止したのは、午後4時20分くらいでした。まもなく降機準備ができたとのアナウンスが流れ、みなさん一斉に機外に向かいました。私たちもその中に混じってボーディングブリッジに向かいましたが、私はここでどうしても乗ってきた飛行機の撮影をしなくてはいけないのです。だって、セントレアは構造上、乗ってきた飛行機を撮影できるポイントはここしかないのですから。

 セントレア自慢の1段の段差もないターミナルビルを通って入管審査場へ。何ごともなかったかのようにパスポートにスタンプを押してもらって入国手続完了。すぐに手荷物を受け取るためにターンテーブル横に行って待ちました。しかし、ビジネスクラスの手荷物は比較的早く出てきたものの、わが家を含めエコノミークラスの手荷物が出てくるのに30分近くかかりました。

 そうそう、ここで今日のJL793便が満席だった理由がわかったのです。それは多くのお客さんがほかの地方からのツアー客で、千歳便や羽田便へ大勢でトランスファーしていきました。まあ千歳は直行便がないのでわからなくもありませんが、羽田便へのりかえていった人たちは、羽田到着後どうするのかそれが気になりました。もしかして、羽田でもう1回トランスファー???まさかね(^_^;)。


ミュースカイで帰ります♪

  スーツケースが出てくるのに30分もかかったので、一時は間に合わないと思った午後5時06分発のミュースカイに、何とかギリギリ間に合いました。

 ホームドアのあるミュースカイ専用ホームに行ってみると、ミュースカイ運行10周年記念の特別ラッピング電車が止まっていました。


 私たちは改札口からいちばん近い、1号車の座席をアサインしてもらえました。


 出発時刻まで3分しかありませんでしたが、おかげでゆっくりと着席することができました。

ミュースカイで金山へ@
 

 10周年記念ラッピング電車は、車内にも特別なラッピングがあちこちに施されていました。

 金山駅まではわずか25分。途中の停車駅は神宮前駅のみなので、実に快適な空港アクセスです。


 金山駅でミュースカイ下車。ここで地下鉄に乗り換えて自宅へ向かいます。

ミュースカイで金山へA

  到着出口を出たときは、すでに午後5時になっていました。ターンテーブルに貼ってあった名鉄の時刻表だと、次のミュースカイは確か午後5時06分。あと6分しかありません。しかし、そこは空港アクセスの優れたセントレアと名鉄空港駅の間ですから、慌てず騒がずやや速足で名鉄空港駅に移動しました。

 空港駅ですばやくきっぷとミューチケットを購入して、ホームドアのあるミュースカイ専用ホームへ。そこに止まっていたのは、先日10周年を迎えた際に運行を開始した、特別ラッピング電車でした。私たちの座席は改札からいちばん近い1号車でした。出発時刻が迫っていたので、名鉄の駅員さんが気を使ってくれたのかもしれません。

 ミュースカイに乗ってしまえば、金山駅まではわずか25分。途中、神宮前駅に停車するだけなので、名古屋市内まではあっという間です。わが家は金山総合駅で地下鉄名城線に乗り換え、自宅に向かいました。



航空券手配は出発3ヶ月前から

 5年のブランクの間に、JALのシステムが大きく変わっていました。いちばん大きな違いは予約して決済するまでの猶予期間が72時間から1週間に延びたこと。そして往きと帰りそれぞれの便の予約状況により、片道単位で運賃が変動することです。

 上の画面コピーが最初にJALのホームページで出てきた運賃。デルタが1人11万円以上だったのに対し、JALは10万円を切っていました。また、このときすでに原油価格が下落し始めていて、もう少し待つと燃油サーチャージが値下がりしそうだったので、燃油サーチャージが改定されるまで、1週間ごとに再予約を繰り返すことにしたのです。


★座席予約できる範囲が狭いんですよね〜

 
 往路のJL794便の事前座席指定ページ。事前予約できるのは青いシート部分のみ。その中で選んだのは、なるべく前方の左側座席。前方を選んだのは離着陸時に主翼がじゃまになりにくいからで、左側を選んだのは、ご存じ、ホノルル空港への着陸がほとんど空港西側からなので、こちらの景色のほうが断然いいからです。

 
 帰国便のJL793便です。往路の794便とほどんど同じ場所を選択しました。昔からですが、JALの事前座席指定って、ちょっと範囲が限定され過ぎですよね。

 
  これが今回利用するJAL794便、793便に使用される「ボーイング777-200ER」の座席。エコノミークラスは3-3-3の9アブレストで、主翼上付近のBコンパートメントと後方のCコンパートメントの2ブロックに分かれています。

 この中でわが家が「いい席」と思っているのは、Bコンパートメント最前列のスクリーン席と、Cコンパートメント最前列の非常口席、それにラバトリー前のブロック最後方席でしょう。しかし、事前に指定できるのはBコンパートメント中央部分の数列だけ。まずはこの中で機体左側の窓側席を3席ゲットすることにしました。
 

運賃が安くなった〜♪

 

 12月から1月末まで丸2ヶ月もの間、毎週毎週予約をし直し続けたのですが、1月下旬に運賃が5,000円安くなったのです。おかげで燃油サーチャージ改定前のこの時点で、すでに当初予約時から1万5,000円安くなりました。
 海外旅行に行く際の往復の航空機の座席は、旅行のファクターの中でもかなりのウエイトを占める重要なものです。従来のJALのホノルル線は、私の大好きだったボーイング747を使用していたので、Upper(2階席)をゲットすることがまずは最低限のハードルで、そのうえで、最前列の座席をゲットできればベストでした。

 今は機材がボーイング777-200ERなので、大好きだったUpperはもうありません。また、機体がB747よりも短いこともあって、最前列座席も2列しかないのです。おまけにここは「空港調整席」となっているため、事前に予約を入れることができません。だったらセカンドベストを探してそこをキープしておき、あとは少しでも早く空港に行って、最前列座席を交渉してみるしか、私たちにできる手立てはありません。

★ひとり往復8万円で購入♪

 3ヶ月間、毎週日曜日が航空券のキャンセル&再予約の日でした。けっこう面倒でしたが、努力が報われてうれしかったです。

 最終的に決済した航空券のお値段は、運賃、サーチャージ、諸税、空港使用料すべて合わせて3人で24万8,100円。ひとりあたり8万円ちょっとです。当初のデルタ航空の航空券と比べちゃうと、実にひとり3万円以上安くすることに成功しました。

 

続けてWebチェックイン

 購入と同時に「Webチェックイン」もしました。Webチェックインを済ませておけば、空港に到着した際、チェックインカウンターでは荷物を預けるだけで済みます。これで飛行機の座席は確約されたわけですので、あとは72時間前になり、もう少し広範囲に座席指定できるのを待って、座席の変更をするかどうか考えます。
 燃油サーチャージは燃油価格が大きく変動すると見直しが行われることになっているので、原油価格の動向を見れば、燃油サーチャージの動向も予測できます。今回の場合、2015年になって原油価格が大きく下落したので、燃油サーチャージが下がることは容易に予測できました。ですから早い時期に購入しておけば、座席がなくなるという心配はありませんが、あとで後悔することになってしまいます。

 JALやANAが2月から燃油サーチャージを引き下げると発表したのは、いつでしったけね。発表されてから実際に適用されるまでの期間が長いので、発表を見てあわてて購入するのは危険です。今回の場合、2月1日以降の発券に適用となっていたので、2月1日が購入期限内になるように、予約更新を続けることにしました。そして2月1日、あらためて自分の予約状況ページで燃油サーチャージが下がっているのを確認し、航空券の購入(決済)をし たのです。

 途中で一度JALに電話して、2月1日以前に予約した場合でも、2月1日以降に決済すればサーチャージが下がるかどうか確認したのですが、JALのオペレーターの方も、「予約は1週間有効なので、よろしければこの電話でご予約を受け、その後2月1日まで何度か延長の連絡をいただいてもいいですよ」とおっしゃっていました。つまり、今回私がやったような何度も予約を引きのばす行為は、航空会社公認ということなのですね。


搭乗72時間前になって…

★後方座席エリアが解放されました

 搭乗72時間前になったところで、機内のほぼ全域の座席が解放されました。といっても、依然として「スクリーン席」や「非常口席」などの空港調整席は予約対象外のままなので、私たちにあまり恩恵はありません。
 
 搭乗の72時間前、つまり出発の3日前ですが、この時点で座席を変更できる範囲が広がるのです。それでも機内のすべての座席が解放されるわけではないので、今まで1ヶ所に集中して予約を入れさせられていた予約者たちが、機内に散らばって行くといったカンジでしょうか。

 この時点でまだ緑色の座席がかなり残っているので、空くなくとも「満席」に近いようなことはなさそうです。ですから、まずは3人席を2ヵ所ゲットしようとするのが多くの人が考えること。みんな、どうしたら3人席を2人で使えるか、どうしたら2列をゲットできるかいろいろ考えながら、自分たちの席を移動させているみたいですね。

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