ハワイ・オアフ島「モアナルアガーデン」にあるモンキーポッド。この木なんの木「日立の樹」で有名ですが、渡ハした知人が持ち帰ったこの木の種を3粒おみやげにいただきましたので、私も育ててみることにしました。


発芽編        成育編



■この木なんの木「日立の樹」、ハワイのモンキーポッドの種植えました
   

 2017年2月、ハワイのおみやげにモアナルアガーデンのモンキーポッドの種をいただきました。

 気温が上昇するのを待って、4月になってから水に浸して、種に水分を含ませました。

 翌日には1つの種から何やら出て来ました。まだ根っこではなさそうですが何でしょう?

 気になるのはこの最初に膨らんだ種には穴が開いていたこと。虫に食べられているかもしれません。

4月8日(土)、1つめの種を土に埋めることにしました。

さて、どうなることでしょう。

 翌日には2つめの種からもぐにゃぐにゃが出て来ました。これはいったい何なのでしょうね。

 そして4月9日(日)、2つめの種も土の中に埋めてあげました。

 そして3つめの種からも以前の2つとは違う芽のようなものが出て来ました。

 4月11日(火)、最後の1個も土の中へ。発芽するのに気温は十分と思います。

3つのうち1つでも発芽してくれるといいのですが・・・。

 2017年2月、渡ハした知人からおみやげをいただきました。それは種だったのですが、知人から「何の種だと思います? ハワイでよく見る木の種ですよ」と質問され、私が「もしかしてモンキーポッドですか?」と答えたら、「はい、モアナルアガーデンで拾ってきました」と教えてくれました。

 つまりモンキーポッドはモンキーポッドでも、「この木なんの木」で有名なモアナルアガーデンのモンキーポッドの種だったのです。果たしてこの種が発芽するのか、どうやって育てるのか気になりましたが、まずは植えてみることにしました。ただ、熱帯の木なのでもう少し気温が高くなるまで待とうと思い、桜の花が散った4月上旬、種を水に浸して植える準備。

 1つめはすぐに膨らみ、何やらグロテスクなものが出て来ました。ただ、この種には穴が開いていたのです。きっと地面に落ちしているときに虫に食われたのでしょう。膨らんだ種から順に土の中へ。2つめもすぐに膨らんできましたので、同じように土の中へ。

 2つの種は同じようにグロテスクになりましたが、3つめは数日経っても膨らみません。水分を含ませるため種の角をカッターナイフで削って水にいれてみると、数日後に芽のようなものが出て来ました。3つめも土に埋めて発芽するのを待つことにしました。



■芽が出ました♪
   

4月24日(月)、最初に植えた種が発芽しました。

まるでもやしみたいです。

あれ、豆の部分が取れちゃった!

それから4日後の4月28日(金)、2つめの種が発芽。

今度はちゃんと生育しているようです。

1つめはやはりダメなようですね。

5月2日(火)、葉っぱになってきました。

 5月7日(日)、何枚かの葉っぱになりました。

 種を土に植えてから半月、1つめの種が発芽しました。すごくうれしかったのですが、不安がありました。それは植える前の種にあった穴。ちゃんと生育してくれるのでしょうか。そして1つめの種が発芽して4日後、2つめの種が発芽しました。芽も2つになると少し安心します。そして最初のうちは毎日水を与え、室内に置くことにしました。

 最初の不安が的中しました。1つめの種から発芽した豆の部分が落ちていました。これでは生育しません。2つめの種から発芽したほうは、その後も順調に生育を続けています。あとはいつ屋外に出すかなのですが、もし直射日光に当てて枯れてしまうと大変なので、しばらくは室内に置いておき、朝の数時間だけ太陽に当てることにしました。



■気温が上昇し生育中
   

残った1本が生育中。

枯れなくてよかったです。

そして少しずつ葉っぱの枚数を増やしてきました。

 種から発芽させたハワイの「この木なんの木」の苗は、少しずつですが葉っぱの枚数を増やしながら生育しています。まだ植え替えるまでには至っていませんが、このまま大きく育ってくれたらうれしいです。



■伸びてきました
   

この木なんの木「モンキーポッド」が成長してきました。

実に生育の早い植物ですね。

そして夜になると葉っぱを閉じるのですね。

 モンキーポッドは葉っぱの枚数を増やしながら成長を続けています。 まだ「木」という状態ではありませんが、つる状の芽が脇芽を作りながら伸びています。そして、さきほど帰宅してベランダに出てみたら、何と葉っぱを閉じているじゃないですか。最初は枯れてしまったのかと思ったのですが、どうもそうではないようなので、こういう性格の葉っぱなのでしょう。



■鉢を植え替えました
   

7月になったのでモンキーポッドを植え替えることにしました。

土の乾燥で大事な苗が枯れないようにするためです。

これで今年の夏は大丈夫。

 7月になりました。今年の梅雨は空梅雨なのか大雨なのかよくわからないですよね。このままだとこの夏は渇水対策が必要かもしれません。

 そんなこともあり、モンキーポッドを8号鉢に植え替えました。まだそれほど大きくなっていないのですが、このくらいの大きさの鉢に植えておけば、1日くらい水を与え忘れても大丈夫。あとは順調に育ってくれるのを待つだけです。



■天候不順もお構いなし
   

「日立の樹」の子供のモンキーポッドはどんどん大きくなっていきます。

ある程度まで伸びたら、先端を切除したほうがいいかもしれません。

 8月になりました。今年の夏は猛暑になるとの長期予報でしたが、梅雨明け後も何となく天気が安定せずに、晴れれば暑いことに違いはないのですけど、何となくいつもの夏とは違う気がします。 それでもモンキーポッドは順調に生育を続けています。もともとマメ科の植物だそうですから、グングンと伸びて当たり前。ある程度まで伸びたら、先端を切除したほうがいいかもしれません。



■思い切って剪定しました
   

 モンキーポッドがどんどん伸びて来たので、思い切って剪定することにしました。

このへんでバッサリいっちゃいますか!

いっちゃいました(^_^;)。

切った先端部分はもったいなくて捨てられません。

挿し木することにしました。

これで発根してくれたらいいのですけど・・・。

 9月になりました。モンキーポッドの生育が進み、冬場の越冬のことも考えて、思い切って剪定することにしました。このまま上に成長を続けさせると、越冬時に室内に入れるのが大変だからです。

 ちょっとかわいそうな気もしましたが、思い切って剪定しました。ただ、切った先端の枝を捨てることができなかったので、つくかどうかわかりませんが、土に挿して発根させてみることに・・・。さてどうなることでしょう?



■ちょっぴりこの木なんの木っぽくなりました
   

 剪定して半月ほど経ちました。どうです?一気に脇芽が出て来ましたよ。

切った幹の先端からはまた新たな枝が出て来ました。

葉っぱの付け根からもたくさんの脇芽。

あと1か月もすると、枝だらけになっているかもしれません。

 9月の初めに剪定したモンキーポッドは、それからわずか半月でたくさんの脇芽を出し続けています。思い切って剪定してよかったです。このくらいの背丈で、こんもりしたモンキーポッドが出来てくれたら、なんてステキなんでしょう♪

 これから秋が深まるにつれ、朝晩の気温が下がっていきます。極端に寒さに弱いとされるモンキーポッドですので、葉っぱが変色する前に室内に入れるようにしないといけません。それまでは太陽の光を思い切り浴びさせてあげることにします。