■寒波の連続だった1月を乗り切りました

非常に寒かった1月が終わり、2月に入ってからは比較的暖かい日が多くなりました。この冬はビニルハウスとダクトホースのおかげで、鉢木たちも元気に越冬しています。

夜間はここから室内の暖かい空気を取り入れ・・・

日中暑くなったら排気ファンで放熱。

普段なら葉っぱが落ちてしまうハイビスカスたちも、こうして花を咲かせ続けています。

花は夏場ほど大きくありませんが、カタチはきれいです。

マドンナはややピンクっぽいです。

問題は環境が良すぎて、アブラムシが発生すること。殺虫スプレーで撃退を続けています。

プルメリアはほぼ全部葉っぱが落ちましたが、これは致し方ないところです。

ビニルハウス内のほうが室内よりも環境がいいので、室内で越冬させていたハイビスカスたちもすべてビニルハウスに移動しました。

ハウス内の温度ですが、曇天の日は朝観察するとだいたい15℃くらい。そして湿度が上がります。

夜間は室内でエアコンをかけていると、13℃くらいをキープ。

日中、日差しがなくても20℃近くまで上昇します。さすがビニルハウスです。

朝から晴れて日が当たると、午前7時にはすでに18℃オーバー。湿度も50%を切ってピースマーク。

夜間、室内でエアコンをかけていないと、だいたいこんなカンジです。

最高温度もパイプファンのおかげで、だいたい27℃付近で推移します。

 2021年は大寒波で始まりました。2020年の冬があまり寒くなかったので、今年の冬が異常に寒く感じます。特に1月は名古屋でも何度か最低気温が氷点下になり、従来だったらビニルハウスで越冬させていても、朝晩の温度低下で鉢木たちが枯れてしまうところです。

 しかし、今年の冬はレンジフードの排気ダクトからの暖かい室内空気で夜間は暖かく、日中は温度上昇するとサーモスタット付きの排気ファンが回って温度をコントロール。このおかげで、私のパソコン部屋よりも環境がいいので、室内で越冬させていたハイビスカスたちをすべてビニルハウスに移動しました。

 ただ、ビニルハウス内の環境が良すぎて、ハイビスカスたちにアブラムシが次々と発生。今まで越冬中にアブラムシの駆除の心配をしたことなどなかったので、いかに今年のビニルハウス内の環境がいいかという裏付けでもあります。



■気温が上昇してきたので排気ファンをパワーアップ

3月になって急に最高気温が上昇してきたので、今まで使っていたパイプファンからシロッコファン(天井埋込型換気扇)に取り替えることにしました。

今まで使っていたパイプファンと比べると、こんなに大きさが違うのです。

本来は天井面に下向きに設置するものですが、ビニルハウスの天井が三角であることもあって、斜めにこちらむきに設置することにしました。

ちょっとアンバランスですが、排熱するのが目的なので、このほうが理にかなっていると言えます。

今までのパイプファンと比べると、かなりパワフルになりました。

 日中の温度上昇対策用に設置してあったパイプファンですが、3月になって急に気温が高くなったために、やや風量不足を感じるようになりました。パイプファンはもともと、壁に短いパイプを通して、そこに設置することを前提に作られているので、ダクトホースを付けるとそれだけ能力が落ちるのです。

 今回新しく購入したシロッコファンは、浴室用の天井埋込型換気扇なので、パイプファンと比べると、パワー(静圧)があるのです。カタログスペック上の排気風量は、今までのパイプファンのほうが大きいのですが、3mのダクトホースをつなぐと、今回購入したシロッコファンのほうが強力なのです。

 設置して試運転してみて、その差は歴然でした。排気口に手を当てると、今までのパイプファンではあまり風を感じななかったのですが、新しいシロッコファンでは手のひらに風が当たるのがわかるほど。室内からも排気ファンが回っていることがわかるように取り付けた布切れが、おもいしろいようになびいていました。



■まだ3月中旬というのにハイビスカスが咲き誇っています

3月もまだ中旬というのに、ビニルハウス内はすでにハイビスカスがいっぱい咲いています。

こんなに咲いてくれるなら、昨年剪定した際、もっとつぼみを残しておけばよかった。

花もすでに夏場と遜色ない大きさなんです。

色は鉢木によっては若干昨年と異なるものがあります。

でも、これだけ咲いてくれるとうれしいですね。

こちらはわが家にいちばんたくさんある大輪のイエロー。

花びらを広げてみたら、もう夏場と変わりない大きさなんです。

問題なのはアブラムシ。

殺虫剤は噴霧してるんですけどね。

 寒波で始まった2021年でしたが、その後気温は高めで推移し、2月以降は最低気温が氷点下になる日もなく、逆に日中のハウス内温度を心配しなくてはいけない気温が続いています。

 今年は温室並みの環境を実現したビニルハウスのおかげで、越冬に成功どころか、真冬というのにハイビスカスが咲き続け、3月中旬になった今では、花びらの大きさもすっかり夏場と遜色ないものになっています。こんなことなら、昨年越冬に備えて剪定した際、もっとつぼみを残しておけばよかったと後悔しているほどなんです。

 ただ、ハウス内の環境がいいこともあって、アブラムシも大量発生中。定期的にアブラムシ専用の殺虫剤を噴霧しているのですが、あまり効果がない気がします。



■モンキーポッドをベランダに出しました

3月 下旬になり、桜の開花宣言が発表されたこともありますので、そろそろ鉢木たちを移動させ始めました。まずはベランダで越冬させたプルメリアの親木をルーフバルコニーに 。

葉っぱはすべて落ちてしまいましたが、先端の新芽になる部分は枯れていないようです。

プルメリアはハワイ原産の木のわりには、意外に寒さにも耐えてくれます。これで2シーズン連続でベランダでの越冬成功です。

そして今までプルメリアがあった場所に、私の部屋で越冬させたモンキーポッドを移動させました。これには訳があるのです。

 3月も下旬になり、名古屋の桜も開花宣言が出されました。私は例年、桜の咲く時期に越冬させていた鉢木たちをルーフバルコニーに移動させていたのですが、せっかく温室並みの環境のビニルハウスがあるので、ハイビスカスたちは当分ビニルハウスの中のままにすることにしました。

 今回移動させたのはベランダ(区分け上、マンション南面のバルコニーを「ベランダ」と呼ぶことにしています)で越冬させた「プルメリアの親木」と、室内で越冬させた「モンキーポッド」。プルメリアの親木は実質的に2シーズン、屋外での越冬に成功しました。今回はプルメリアの親木を移動させたいのではなく、室内で越冬させた「モンキーポッド」を屋外に出したかったのです。

 室内での越冬中にも「メデネール」を与え続けたためか、ずいぶんと大きくなってしまい、室内を歩くのにも支障が出てきたことと、そろそろ太陽光線にも徐々に慣らしていったほうがいいと思ったのです。昨年はせっかくきれいな状態のままで春を迎えたのに、ルーフバルコニーに移動したとたん、葉っぱが葉焼けして落ちてしまった反省から、今年はいったん、ベランダに出して、日中限られた時間だけ太陽に当てようと思いました。

 これでおよそ1か月、太陽光線に慣らして、おおよそゴールデンウイークあたりに、ルーフバルコニーに移動させようと思っています。もしかしたらそのときいっしょに、ビニルハウス内のハイビスカスたちも移動させることになるかもしれません。



■レンジフード排気口からのダクトホース撤去

4月もはや10日過ぎ、いつビニルハウスから外に出そうかと考える季節にになりました。

もう寒さの心配はほとんどないので、レンジフード排気口からのダクトホースは取り外しました。

3月は夏日が現れるほどの高温続きでしたが、最近少し気温が低めで、ハウス内でも20℃そこそこ。このくらいだと排気ファンは不要なんですけどね。

すでにレンジフードからの室内空気導入はしていませんが、それでもハウス内温度が10℃を切ることはありません。

ハウス内はとてもあたたかいので、ハイビスカスたちが非常に元気です。

これほど越冬に成功した年はないですね。

昨年の残りのつぼみが、毎日毎日咲き続けています。

プルメリアの枝先から新芽が伸び始めました。

そしてよく観察してみると・・・

私が「花の素」と呼んでいる

「花芽」が伸びてきました。

いったんは枯れたのかと思った「グリーンネックレス」もこのとおり。

ベランダに出したモンキーポッドもいい具合に環境に慣れてきました。

 3月下旬は異常に高温の日が続き、今年の桜は観測史上最も早い開花になりました。ビニルハウスは日中、入口を開けて換気したりして温度調整をしていたのですが、4月に入ってからは、逆に気温が低い日が続き、まだビニルハウスが役に立っている状況なのです。

 ハウス内の温度上昇は排気ファンがあるので心配しておらず、寒の戻りがあっても、もう植物にダメージを与えることはないので、熱源用に取り付けてあったレンジフード排気口からのダクトホースは取り外しました。

 さっさとビニルハウスを片付けて、植物たちをルーフバルコニーに移動させる手もあるのですが、ビニルハウスの中があまりにカラフルなので、もっと気温が高くなるまで、このままハウス内に留めておこうと思っています。



■ビニルハウスを片付けて鉢木たちをルーフバルコニーへ

2021年5月4日、鉢木たちをルーフバルコニーに出しました。

ビニルハウスのほうが暖かいですが、太陽が当たらくななってしまったのです。

今年はレンジフード排気を使った温室機能のおかげで、
この時期からすでに大輪の花が咲いています。

そして、モンキーポッドやプルメリアたちもこのとおり。

プルメリアの花芽は順調に生育しています。

 2021年のゴールデンウイークがやってきました。しかし、昨年に引き続き、コロナ禍での外出自粛ということで、毎日時間を持て余しているところだったので、晴天に恵まれた5月4日、鉢木たちをビニルハウスからルーフバルコニーに移動することにしました。

 私の鉢木たちはどれも熱帯地方原産の植物ばかりなので、まだビニルハウスに入れておいたほうが生育温度的にはいいのですけど、今年はビニルハウスを屋根付きのベランダに設置してあったため、5月に入った頃から太陽が高くなってしまい、日中ほとんど日が当たらなくなってしまったのです。

 その点、ルーフバルコニーは早朝から午後2時過ぎまで、太陽がたっぷり日差しを運んでくれるので、温度環境よりも日差しを当てることを選んだといったところです。

 今年の鉢木たちはレンジフード排気を使った温室並みの環境で越冬できたため、まるで去年の秋からタイムトリップしたかのような元気さ。こんなにすばらしい成果が得られるなら、もっと前からやればよかったと思っています。



■プルメリアサク

6月になりました。ルーフバルコニーではプルメリアに花が咲きました。

最初に開花したのはビニルハウスで越冬させた現在の親木。

いつもながら、いい香りが漂っています。

すでにたくさんの花芽ができているので、これから毎日のように開花し続けてくれます。

そしてこの2鉢が昨年挿し木した次の親木。まだ花芽は出てきていません。

この2鉢は昨年切り落した枝を挿しておいたもの。生きているようです。

 2021年の梅雨は例年よりもずっと早く5月中旬に始まりましたが、その後梅雨前線が南下してしまい、いわゆる空梅雨のような毎日。6月に入ると梅雨前線付近を低気圧が通過する際に大雨が降るという、ちょっといつもの年とは違う天候が続いています。

 ルーフバルコニーでは鉢木たちが順調に生育を続け、プルメリアの親木に花が咲きました。まだ1輪しか咲いていませんが、すでに花芽がたくさん育っているので、これから夏の間、毎日毎日花が咲き続けてくれそうです。



■順調なプルメリアですが・・・

6月中旬になって雨の日が多くなりましたが、プルメリアのつぼみは順調に育ってきました。

そして一度に多くの花芽が開花するようになってきました。

一度に何輪も咲くと、いい香りが漂います。

天敵は雨と風。

せっかく咲いてもすぐに落ちちゃったり・・・

中には開花前に落ちちゃうものもあります。

多い日だとこんなに落ちていることもあります。

その代わり、どんどんと花芽が育って次々に開花するようになりました。

梅雨の晴れ間は写真撮影するのに最適。

早く梅雨明けして、こんな晴天下で咲き誇ってほしいです。

  梅雨入りしてしばらくはいい天気が続いていたものの、6月中旬になってからは毎日のように夕立があったり、1日中雨が降り続いたりと、プルメリアにとってはあまりよろしくない環境が続いています。

 そんな天候でも、花芽は順調に開花を続けてくれて、親木には何輪ものきれいな花が咲いています。ただ、雨が多いので花びらが黒ずんだり、せっかく咲いてもすぐに落ちてしまったりと、ちょっとかわいそうな天候でもあります。

 梅雨はまだこの先、1か月ほど続くことになるので、雨風に負けず、1日でも長く咲き続けてほしいものです。



■未明の豪雨でプルメリアが・・・

7月3日(土)、未明に降った豪雨でプルメリアの花が大量落下。

すべて集めたらこんなに落ちていました。

咲いていた花で残っているのはごくわずか。

何だかすごくかわいそうになりました。

 7月に入るのと同時に空梅雨気味だった6月から一転、まとまった雨が降るようになりました。特に7月3日(土)の未明に降った雨はかなりのもので、きれいに咲いていたプルメリアの花たちを大量に落としてしまいました。

 ここまで非常に順調に開花していただけに、この大量落下はショック。開花前のつぼみの状態のものも大量に落ちてしまったのです。プルメリアの花びらは比較的分厚いので重いんですよね。だから大雨が降ると花びらに溜まった雨の重量に耐えかねて落ちてしまうのだと思います。

 まだ花芽はたくさんあるものの、一度に大量に落下してしまったので、しばらくの間はちょっと寂しいプルメリアになってしまいました。



■長かった梅雨が明けました

7月17日(土)、2か月に及んだ今年の梅雨が明けました。観測史上最長だったそうです。

ハイビスカスたちには真夏の日差しが似合います。

強い日差しを受けて花びらの色が違って見えます。

これから4か月間、ずっと咲き続けてくれるでしょう。

そしてプルメリア。大雨でたくさんのつぼみが落ちてしまいましたが、それでもまだまだ花芽が残っています。

プルメリアの花がこれだけたくさん咲いたのは、私が育て始めてから最高成績と思います。

この木なんの木「モンキーポッド」。なかなかこんもりと茂ってはくれません。

しかし、葉っぱは次々に出てきますので、いつかはこんもりとしてくれるのでしょうか?

そして午後、建物で日が陰ると、決まって毎日葉っぱを閉じるのです。オジギソウみたいでかわいいです。

 7月17日(土)、2か月以上に及んだ今年の梅雨が明けました。長い梅雨の期間のうちに、植物たちは成長したのか、それとも風雨に晒されて傷んだのか微妙なところです。それでもこれから9月末までの2か月間は、ハイビスカスやプルメリアには十分過ぎるほどの直射日光を浴びる季節。水切れを起こさないように、鉢の管理をしっかりやっていかなくてはなりません。

 今年はビニルハウスでの越冬がうまくいったので、ハイビスカスたちがすべて去年の姿を取り戻しています。鉢の植え替えをしなかった割には、非常に元気に生育しています。これも「メネデール」のおかげかもしれません。大雨でたくさんのつぼみが落ちてしまったプルメリアですが、まだまだ花芽は残っています。もう雨による心配はありませんが、これからは台風に注意です。

 この木なんの木「モンキーポッド」は、今年もひとまわり大きくなりました。このまま成長を続けると、今年の冬に室内に入れられなくなるので、そろそろ剪定のタイミングかもしれません。もう少し枝が横に張り出てくれないと、日立の樹のようにこんもりとはならないのですけど、なかなか思うようには枝芽が出てきてくれないのです。



■ゴクラクチョウカにつぼみができました

10月になったのですが、まだ今年は日中の最高気温が30℃前後あって、熱帯原産の鉢木たちも元気です。

そのせいか、ゴクラクチョウカに何年振りかつぼみができました。

現在、4つのつぼみが生育中。

そしてプルメリア。まだまだつぼみが咲き続けています。

今年はプルメリアの当たり年でした。

来年もまた、こんなふうに咲き続けてほしいものです。

そして最後はこの木なんの木「モンキーポッド」。

伸びた枝を切って、挿し木に挑戦してみようかと。

まずは一足先にウツボカズラを挿し木しました。

その後、モンキーポッドも挿し木してみました。

 10月になったというのに、まだ日中の最高気温が30℃前後の日が続いていて、ハイビスカスたちはまだまだ花を咲かせてくれていますし、プルメリアも春先にできた花芽の開花が続いています。こんなにプルメリアが咲いたのは、私がハワイで丸太を買ってきて以来、初めてのことです。

 また、気温が高いことが影響してなのか、本当に久しぶりにゴクラクチョウカにつぼみができました。ここ数年あの鮮やかな鳥のくちばしような花を見たことがないので、寒くなる前に開花してもらえるといいのですけどね。

 この気温の高いのを利用して、ウツボカズラとモンキーポッドの挿し木に挑戦してみることにしました。まずは枝を剪定してメデネールを100倍に希釈した水に挿して、根っこの促進を待ちます。あとはいつ土に挿すかなのですが、まずは実績のあるウツボカズラから先に挿し木しました。

 モンキーポッドが挿し木できるかは不明なので、1週間ほどメデネールの100倍希釈水に挿して、そのあとで挿し木してみました。さて無事に発根してくれるでしょうか?



■ただ今大規模修繕工事真っ最中

10月も下旬になりました。急激に気温が下がるのと同時に、わが家のあるマンションでは大規模修繕工事が行われていて、ルーフバルコニーが大変なことになっています。

気温も下がり生育も終わったので、ハイビスカスを剪定することにしました。

やや徒長気味だったので、伸びた枝をバシバシと切りました。

本当はもっと短くしたいのですが、いつくかの鉢は先端以外葉っぱが落ちてしまっていたので、あまり根本から切ると枝が出て来ない可能性が高いのです。

ゴクラクチョウカはくちばしの根元が赤くなり始めました。

モンキーポッドとプルメリアはまだしばらくこのまま。

 まだ数週間前は最高気温が30℃近くて暑い暑いと言っていたのに、10月も半分を過ぎた頃から急激に気温が下がり、今では朝の最低気温が10℃前後まで下がるようになりました。それでも日中の最高気温がまだ20℃以上あるので、当分は室内に入れたりする予定はありません。

 わが家のあるマンションでは今、大規模修繕工事が行われていて、ルーフバルコニーにも足場が立てられ、かなり使いづらくなっています。先日も外壁の補修やはつりで葉っぱにはつり埃がかぶって、真っ白になってしまいました。あと1か月の辛抱です。

 というわけで、大規模修繕工事が終わられないと、ビニルハウスが組み立てられず、今しばらくはこのままのつもりなのですが、そろそろ今年の生育期が終わるので、思い切ってハイビスカスを剪定しました。まだ先端にたくさんのつぼみが残っているのですけど、これ以上徒長させると見苦しいのでカットしました。



■ゴクラクチョウカ咲く〜モンキーポッドは室内へ

11月になってすぐに、ゴクラクチョウカに4つできていたくちばしの素の1つが開花しました。

 まずは背中が割れ始めます。

 そしてオレンジ色の花が出てきました。

背中が割れ始めて2日目に紫色のトサカのようまものも出てきました。

11月になったことですので、今年もモンキーポッドを室内へ入れました。何度も剪定したのですが、もうこんなに大きいのです。

11月下旬になったところで、1つめのくちばしはようやく2つめのオレンジ色の花びらが出てきました。

こちらは次に咲くのではと期待しているくちばし。背中の付け根に虫に空けられた穴を発見。やられた!

 あと2つはどちらが先か微妙な成育ぶり。

 こっちのほうがちょっと早いかな・・・。

 11月になっても日中の気温は20℃を超え、朝晩の最低気温が10℃を下回ることもほとんどない今年。異常気象なのかどうかわかりませんが、おかげで熱帯地方の花であるゴクラクチョウカが屋外で開花してくれました。それでもモンキーポッドはそろそろ屋外では厳しいので、一足先に室内に入れてあげました。

 わが家のゴクラクチョウカが開花したのは何年振りでしょう。久しく咲かなかったので、冬は毎年屋外に出しっぱなしだったのですが、今年はビニルハウスに入れてあげないといけません。ちょうど今週から気温が下がる予報なので、この週末にビニルハウスを組み立てることに決めました。



■寒くなる前に今年もビニルハウスを組み立て

11月も第4週になり、急に気温が下がる予報が出たので、今年もベランダにビニルハウスを組み立てました。

ビニルハウスと隣戸との間に、今年もプルメリアの親木を移動。吹きっさらしのルーフバルコニーよりはここのほうが風が当たらない分だけ寒くないでしょう。

そしてビニルを掛けて完成。

さっそくルーフバルコニーから鉢木たちを順次移動。

去年よりも鉢が増えたので・・・

かなり狭くなりました。

いちばん場所をとっているのがゴクラクチョウカでしょう。去年はルーフバルコニーで越冬させたのですが、今年は花が咲いているので、ビニルハウスの一等地に置きました。

そして今年も熱源となるレンジフード排気用ダクトと熱対策用の天井換気扇を設置します。

まずはレンジフード排気口にダクトホースを固定。
 

ビニルハウス側には脱着可能なように短管ダクトを付けてあります。

今年は去年よりもハウス内の植物が多いので、あとから換気扇やダクトホースを固定するのは大変でした。植物を入れる前に設置しておくべきでした。

 温度センサは25℃に設定。

天井換気扇と温度センサは日中の高温対策用です。

これでこの冬も温室並みの環境を確保できるはずです。

そして最低最高温度メモリ付き温度計登場。

室内からでも見える場所に配置。

鉢木のなくなったルーフバルコニー。

 11月も第4週になりました。とてもあたたかかった先週までと打って変わり、勤労感謝の日以降は寒くなる予報になりました。そこで今年もビニルハウスを組み立てることにしました。実は今年はルーフバルコニーにビニルハウスを組み立てて、24時間換気の排気口からダクトホースを伸ばそうと思っていたのですが、大規模修繕工事の足場がまだ外れないため、今年も広いとは言えないベランダに組み立てました。

 昨年と同じように組んだのち、ビニルを掛けて鉢木をルーフバルコニーから順次移動。プルメリアもハイビスカスも増えているうえ、去年はルーフバルコニーで越冬させたゴクラクチョウカに、今年は花が咲ているので、ビニルハウス内でも一等地にゴクラクチョウカを配置しました。

 鉢木たちをすべて収納してから天井換気扇とダクトホースの設置を始めたので、かなり作業性が悪かったです。鉢木たちを入れる前にやっておくべきでした。これで今年もビニルハウスが温室並みの環境になってくれるはず。当面はゴクラクチョウカのくちばしから順次花が咲くのを楽しみにしたいと思います。



■ゴクラクチョウカ次々に咲く

11月下旬から急に気温が下がったため、ビニルハウスを11月中に組み立てておいて、大正解でした。

ビニルハウスの今年の主役「ゴクラクチョウカ」が次々と咲いてくれました。

最初に咲いた花は2つめのとさかが出ました。

そしてこちらが2番目に咲きました。

またまた3番目の開花。

残ったのはあと1つ。

ハイビスカスもハウス内の温かさで・・・

いつくかのつぼみが開花しました。

朝方冷え込んでも、ハウス内は10℃以上をキープ。

室内からも窓越しにハウス内をチェックできます。

 12月になりました。あれほど気温が高かった11月も下旬になると気温が下がり、ここ数日は朝の最低温度が2〜3℃まで下がるようになりました。11月中旬にビニルハウスを組み立てて、鉢木たちをハウス内に移動させておいた甲斐あってみんな寒さ知らず。

 今年のビニルハウス内の主役と言っていい「ゴクラクチョウカ」ですが、最初に咲いたくちばしからは2つめのとさかが出ました。そしてつぼみだったくちばしのうち、すでに2つが背中を割って開花。咲いていないのはあと1つのみ。

 これからしばらくの間は、ビニルハウス内がゴージャスなゴクラクチョウカで楽しめます。まるでビニルハウス内で鳥が飛んでいるような、そんな雰囲気すら与えてくれています。

 また、ハウス内の温かさのおかげで、ハイビスカスもつぼみが開花し始めました。今年はイエロー系を中心に刈り戻したので、それほど多くのつぼみは残っていませんが、ハイビスカスもこれからしばらくはきれいな花を咲かせてくれそうです。



■暖かいビニルハウスの中で4羽のゴクラクチョウカさえずる

今年のビニルハウスの主役「ゴクラクチョウカ」がついに4羽とも咲いてくれました。

まだ咲いたばかりなので黄色いとさかがきれいです。

そしてこちらが3番目に咲いたくちばし。

 虫に穴を空けられた2番目に咲いたくちばし。何となく薄紫の角が元気ない気がします。

 1番に咲いたくちばしはすでにオレンジのとさかが3束出ました。

 12月も中旬を迎えました。このところ、少し冷え込みが和らぎ、朝の最低温度が7〜8℃までしか下がらなくなりました。そこへ夜の間ずっとレンジフード排気を使って室内空気を送っているので、朝方でもハウス内の温度は13℃ほどあります。

 そんな環境もあってか、ついにゴクラクチョウカは4羽とも開花しました。最初に1つめのくちばしが咲いてから約1か月。その間に3つめまで咲いていたのですが、最後の1つだけはなかなか咲いてくれなかったのです。

 路地植えのゴクラクチョウカを見かけることもあるので、比較的寒さには強いのかもしれませんが、何といっても熱帯原産の植物ですから、今年の冬は暖かいビニルハウス内でゴージャスな花を咲き続けてもらおうと思います。



■モンキーポッドの葉っぱが次々と落下

室内で越冬中のモンキーポッドですが、今年は恐ろしいほど葉っぱが落ちてしまいました。

下のほうの枝はみな丸坊主。

このまま枯れてしまうのかと心配なほど。

上のほうは何とか持ちこたえています。

そして落下はしたものの、枝の先端からは新芽が・・・。

枯れてしまったわけではなさそうです。

ビニルハウスの「ゴクラクチョウカ」も定点観測を継続。

1番で気に咲いたくちばし。そろそろすべての花が咲いたでしょうか。

虫に穴を空けられた2番目のくちばし。やはり虫に食われたせいでうまく開花しません。

3番目に咲いたくちばしは今がピークでしょうか。

そして4番目のくちばし。とてもきれに咲いています。

 まもなく2021年も終わり。今年はマンションの大規模修繕工事の影響もあって、いつもの年と若干越冬のタイミングやビニルハウスの設置時期が異なりましたが、わが家の鉢木たちはみな元気に越冬中です。

 ただ、私のパソコン部屋で越冬させている「モンキーポッド」は、室内に入れてからというもの、次々に葉っぱが黄色く変色して落下。何が原因なのかわからないのですが、上のほうを除いて葉っぱがほぼすべて落ちてしまいました。一時は枯れるのかと思ったくらいでしたが、枝の先端からは新芽が出てきているので、単純に落ちる時期だったのかもしれません。

 ビニルハウス内で咲いている「ゴクラクチョウカ」は、虫に食われた1つのくちばしを除いて、非常にきれいな花を次々に披露してくれています。虫に食われたくちばしはやはり何かおかしいですね。枯れてしまうかもしれません。残りの3つはこのままビニルハウス内で春まで花を咲かせ続けてくれるとうれしいです。