航空自衛隊小牧基地は戦闘機の配備されていない、どちらかというと地味な基地なのですが、日本でここにしか配備されていないC-130HやKC-767を見ることができます。

 また、名古屋空港の北端には「三菱重工小牧南工場」があり、空港エプロンの一角を三菱エプロンとして所有しています。ここはミリタリー好きにはたまらないエリアでして、日本各地の基地に配備されている自衛隊機たちが整備にやってきます。

 自分がミリタリーに全く興味がなかったために、今まで撮影してこなかった自衛隊機たちですが、撮りだしてみると結構楽しいですね。ただ、戦闘機たちの爆音だけは、何とかならないかと思います。

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コールサイン「キャッスル51」でF-15DJがエアボーン

  


 2016年12月8日(木)午前11時35分頃、この日の2ndで新田原基地所属のF-15DJ(12-8052)が出て来ました。


個人的には複座のF-15DJのキャノピー形状が好きになれません。

相変わらずの甲高いエンジン音です。

午前11時40分ローリング開始。


 エアボーン後、低空のままで加速し始めました。


ギアを格納しテストフライト開始。

残念ながらハイレートクライミングなし。

試験飛行空域へ向かって飛び去って行きました。

「キャッスル51」でF-15DJエアボーン
  

 2016年12月8日(木)、この日の2ndで新田原基地所属の「F-15DJ(12-8052)が出て来ました。F-15は独特な甲高いエンジン音が特徴なので、三菱重工小牧南工場の中にいるときから、まもなく出てくるのが察知できます。

 エンジン音が聞こえ出してからしばらく後、三菱ランプにF-15DJが姿を現しました。私はミリタリーマニアではないので、戦闘機についての詳しい知識がありませんが、こうしてIRANにやって来てテスト飛行する機体を見ていると、日本には実にたくさんのF-15がいるんだなと思いますね。


テスト飛行から1時間ちょうどで戻ってきました

 午後0時43分、約1時間のテスト飛行から戻って来ました。

 背中のスポイラーを立ててのランディング。F-15独特の姿勢です。


F-15はパラシュートがないので、この姿勢のまましばらく滑走。


C-130Hハンガー前付近で前輪を着地しました。


スポイラーを格納し、三菱ランプへ戻って行きました。

1時間のテスト飛行からフルストップ
  

  三菱のテスト飛行時間はおよそ1時間と決まっています。この日も午前11時40分に離陸し、午後0時43分に戻って来ました。現在日本の航空自衛隊が使用している戦闘機はF-4EJ改ファントムUとF-2それにこのF-15Jイーグルですが、3機種のうちでパラシュートを装備していないのはF-15だけ。私はパラシュートが開くのを見るのが好きなので、ランディングに関してはF-15はおもしろくないです。

 ただ、その独特な外観とエンジン音で、ファントム&F-2とは明らかに違うコンセプトのF-15Jイーグルですので、きっとイーグルのファンは大勢いることでしょう。IRANに飛来する機体を見ることができるので、日本各地に配備されている戦闘機を見ることができるのですが、願わくば部隊マークを剥がさず、増槽を付けたままでテスト飛行をしてくれるとうれしいですね。




コールサイン「マンボ・バイキング」でF-15Jがタッチアンドゴー

  

 午前9時10分過ぎ、コールサイン「マンボ・バイキング」でF-15Jがアプローチ。

 岐阜基地のF-15Jがタッチアンドゴーを敢行し、岐阜へ戻って行くようです。


ちょっと逆光がきついですね。


IIRANでやって来ている戦闘機と違い、増槽をぶら下げているのでかっこいいです。 

もう1回戻って来るかと思いましたが・・・

残念ながら飛び去って行ってしまいました。

岐阜基地のF-15Jがタッチアンドゴー
  

 2016年12月8日(木)、この日MRJの飛行試験が始まるまでの間、IRANの戦闘機のテスト飛行を見ているつもりだったのですが、午前9時10分過ぎに、コールサイン「マンボ・バイキング」でF-15Jがタッチアンドゴーを敢行しました。

 コールサイン「マンボ」は岐阜基地のもの。うしろに続く単語の意味はわかりませんが、ホワイトとかも聞いたことがあるので、身近なものを利用しているのかもしれません。F-15J自体はIRANにやって来る機体で見慣れているものの、増槽を付け部隊マークを貼った機体は岐阜基地ならではです。




★2016年12月8日、1stでF-2Aが出てきたと思ったら ・・・?

  

 2016年12月8日午前8時43分、この日の1stでF-2Aが出て来ました。

 天気もいいですので、戦闘機のテスト飛行を撮影するには絶好の日。


MRJ2号機の横を通過し展望デッキ前へ差し掛かったとき・・・。

急に進路を変更したのです。

 



何が始まったの?

あれ? Uターン?

 



理由はわかりませんが戻って行くようです。


こんなとこでUターンしたのを見たのは初めて。


きっと何かトラブルが発生したのでしょうね。

 2016年12月8日(木)、この日もお昼まで限定で名古屋空港にやって来ていました。もちろん目的はMRJの飛行試験を撮影するためだったのですが、この日は半日いただけでしたが、ほかにもいろいろ撮影できた日でした。

 午前8時43分、この日の1stでF-2Aが出てきました。登録番号は「63-8534」なので、青森の三沢基地配属のF-2Aのようでした。晴天のもときれいなブルーの機体が輝きながら三菱ランプから出て来て、駐機中のMRJ2号機の横を通り過ぎたところで、何とUターンして戻って行ってしまいました。まるでMRJを見て帰って行ったみたいな光景でした。




★海上自衛隊のC-130Rがやって来た

  


2016年12月6日午前8時40分頃、ちょっと色の違うC-130Hがやって来ました。


こいつは海上自衛隊のC-130Rという機体でした。

 見た目では小牧のC-130Hとの装備など違いはわかりません。

 このC-130Rは海上自衛隊で物資の輸送にあたっているのでしょうか。

 そしてこの日、小牧基地に飛来した目的は何だったのでしょう。

 いろいろなことを考えて、このC-130Rがタクシングするのを見ていました。


時間が経つにつれ天候が回復し、機体の色がはっきり写るようになりました。

海上自衛隊のC-130R飛来
  

  2016年12月6日(火)、この日はお昼までしかウォッチしていませんでしたが、私が到着した午前8時の時点でKC-767が出払っていて、C-130Hもほぼ全機がいませんでした。こんな小牧基地を見るのも珍しいことです。

 そんな中で珍しい飛来機をゲットしました。午前8時40分頃、海上自衛隊のC-130Rがやって来たのです。残念ながらコールサインを忘れてしまいましたが、キャメルともコスモともマンボとも違う聞き慣れないコールサインだったので、ビデオカメラを用意して待っていたのです。

 到着したC-130Rを目視でチェックした限りでは、小牧基地のC-130Hとの外観の違いはわかりませんでした。サミットのときに飛んできた米軍海兵隊のC-130Hのように、プロペラの枚数が違ったりしていると、すぐに違いを判別できるのですけどね。




★築城基地のF-15JがIRAN OUT

  

 2016年11月25日(金)午後1時ちょっと前、三菱エプロンにF-15Jが出て来ました。

 2ndでテスト飛行するには少し時間が遅く、3rdにはちょっと早いと思って見ていました。


登録番号は「52-8956」なので、築城基地所属のF-15Jのようです。

 私が聞き逃したのか、グランドやタワーからの無線交信がありません。

このため、このF-15Jがテスト飛行なのか、IRAN OUTで帰投するのか分かりませんでした。


せめてナゴヤTWRのVHF波だけでも聞きたかったです。


午後1時ちょっと前、短いローリングののちあっという間にエアボーン。


いつもながら、爆音を残して飛び去って行きました。


 結局2時間待っても戻って来なかったので、このF-15JはIRAN OUTだったと結論付けました。

築城基地のF-15JがIRAN OUT
   

  2016年11月25日(金)、F-4EJ改「ファントムU」のIRAN INと、久しぶりに「F-2」のテスト飛行に遭遇できたこの日、さらにF-15JのIRAN OUTを見ることができました。午後1時前、登録番号「52-8956」の単座型F-15Jでした。

 三菱エプロンに姿を現したとき、2ndにしてはちょっと遅いし3rdにしては早いなあと思ったのですが、いつもなら無線機から聞こえてくる「キャッスル51」がこの日に限って聞こえなかったのです。私が聞き逃したのか、グランドやタワーもこのF-15Jに限ってVHF波を使わなかったのかは定かではありません。

 結局2時間経っても戻って来なかったので、私はこのF-15JはIRAN OUTだったのだと結論付けました。登録番号から築城基地のF-15Jと思われますので、この日ふるさとの基地に戻って行ったのでしょう。




2016年11月25日、久しぶりにF-2のテスト飛行を見ました

  

 最近、IRANのテスト飛行に遭遇できていなかったのですが、久しぶりに2ndでF-2が出て来ました。

 私がF-2のテスト飛行を見るのは、実に半年ぶりなんです。


登録番号は「63-8538」なので、築城基地所属の単座型「F-2A」のようです。

コールサインはいつものとおり「キャッスル21」。

私のレシーバーでもUHFが受信できるといいのに。


あっという間にエアボーン。


何度撮っても、戦闘機のエアボーン動画撮影は難しです。


私もビデオ用三脚を買おうかな・・・。

コールサイン「キャッスル21」でF-2Aエアボーン
  

 2016年11月25日(金)、久しぶりに三菱重工にIRANでやって来ている「F-2」のテスト飛行に遭遇できました。調べてみたら、先回見たのは何と5月。もう半年も前のことだったのです。私はミリタリーマニアではないので、登録番号を見ただけでは基地名や部隊名はわからないので、いつも帰宅してからネットで調べています。

 この日のF-2は単座型のF-2Aで、登録番号が「63-8538」なので、築城基地所属の機体のようでした。午前11時38分に三菱エプロンに姿を現したのち、W-1までタクシング。エアボーンはそれから7分後の午前11時45分でした。普段FDAやMRJなど、割と小さな機体の動画撮影を行ってはいるものの、さらに小さくめちゃくちゃ速く飛ぶ戦闘機を画面内に収めるのは、何度撮っても難しいものです。


1時間20分のテスト飛行後、タッチアンドゴーののちフルストップ

 通常のテスト飛行は1時間ほどで戻ってくるのですが、このF-2Aはちょっと長めに飛んでいました。

 そして離陸から1時間20分後、ナゴヤTWRのVHF波がタッチアンドゴーを許可。


テスト飛行で着陸前にタッチアンドゴーを行うのは珍しいと思います。


滑走路にギアの着地しただけで、あっという間にエアボーン。

 すぐに急激な右旋回に入りました。何のためのタッチアンドゴーだったのでしょう。

このF-2Aを操縦しているのが三菱のテストパイロットというのが驚きです。

そしてライトベースに入るようです。

今度はフルストップ。

F-2Aタッチアンドゴー
  


タッチアンドゴーからおよそ2分後にタッチダウンしました。


いつもながら、大きめのパラシュートを開いてブレーキング。


W-5から滑走路を離脱。


そのまま真っすぐ三菱エプロンに入って行きました。

F-2Aランディング
  

 IRANのテスト飛行はいつもだいたい1時間です。この日のF-2Aはちょっと長めの1時間20分行っていました。そして、ナゴヤTWRのVHF波が「キャッスル21・クリアド・フォー・タッチアンドゴー」を告げました。戦闘機側の交信はUHFオンリーですが、ATC側はほかのトラフィックにも聞こえるように、UHFとVHFの双方の電波で交信しているのです。

 午後1時05分、南の空から現れたF-2Aはランウエイにギアを接触しただけで、またすぐに上昇を開始。そして急激な右旋回に入ったのち、今度はライトベースでファイナルアプローチしてきました。タッチダウンは午後1時06分頃だったでしょうか。いつものように大きめのパラシュートを開いてブレーキング。W-5から三菱エプロンに戻って行きました。




★前日お泊りだった那覇基地のT-4が帰投

  


 2016年11月25日(金)、朝から小牧基地で1機のT-4が出発準備を行っていました。

 機体番号と展望デッキのマニアの方たちの会話から、このT-4は那覇基地所属のようです。

 そして昨日小牧に飛来し、そのままお泊りをして翌日に帰投することになったそうです。


午後9時、小さなT-4がRW34からエアボーン。


私はめったにT-4を撮らないのですが、この機体だけは何だか気になって撮ってみました。

それにしてもT-4は小さな機体です。

 沖縄までの長旅、気をつけてお帰りください。

 国産の自衛隊用練習機T-4、現在のブルーインパルスに使用されているのもT-4ですが、それ以外の各基地に配備されている機体は言ってしまえば「地味」な存在と言えるのではないでしょうか。

 かく言う私も、名古屋空港に飛来するT-4を撮影することはほとんどなく、いつもボーっと見ていることが多いのです。この日は展望デッキのマニアのおじさんたちが「あのT-4は昨日沖縄から飛んできて、そのままお泊りしたんだ」と話をしていたこともあって、珍しく撮影してみました。それにしてもT-4って小さい機体ですね。




コールサイン「マンボ41」で岐阜基地のファントムが「IRAN IN」

  

 午前8時50分、コールサイン「マンボ41」で、岐阜基地のF-4EJ改「ファントムU」がやって来ました。

 いったん上空を通過し、右旋回でファイナルアプローチに入りました。

 それにしても連写した写真なのに、角度によって空の色が全然違いますね。

 シャッター優先で撮っているからでしょうか。これほど違うと、4枚を並べるのが恥ずかしいです。


ライトベースからファイナルアプローチに入りました。


いつも思いますがファントムの後輪って、機体の幅に対してずいぶん外にありますよね。


そしてタッチダウンしたときのタイヤスモークが、翼が起こした渦に巻き込まれます。


小さめのパラシュートを開いてブレーキング。後方を那覇基地へ帰投するT-4が通過。

 W-7から滑走路を離脱。その直後、ウインドシールドを上げました。

 W-5からなら三菱エプロンは真っすぐなのですが、W-7まで行ったので、少し戻って来ました。


飛行試験に向かうMRJ2号機(JA22MJ)の横を通過。

 2016年11月25日(金)、この日は私がMRJの3号機が3度目の正直で初飛行に向かうと予想して休暇を申請してあった日でした。MRJ3号機は22日に初飛行を済ませてしまいましたが、私は予定どおり休暇をとって、名古屋空港にやって来ていました。

 この日はMRJ2号機が飛行試験を再開したほかにも、この岐阜基地のファントムのIRAN INがあったほか、F-2のテスト飛行やF-15J「イーグル」が「IRAN OUT」で帰投するなど、見どころたくさんの1日でした。

 F-4EJ改ファントムUは、まもなくその使命をF-35Aにバトンタッチし、役目を終える運命を迎えることになります。ですので、この機体(07-8431)は今回のIRANが最後になるのかもしれませんね。




コールサイン「キャメルデルタ」でC-130Hの4機編隊が離陸

  


 2016年11月16日(水)、 お昼を過ぎた直後、コールサイン「キャメルデルタ」で4機のC-130Hがタクシーアウトしました。


先日も一度遭遇した4機編隊飛行ですが、今回は動画撮影することにしました。


風が強かったですが、天気は快晴でした。


E-1から順にラインナップアンドウェイトし、フォーメーション完成。


さすがに4機同時には離陸できませんので・・・。


1機ずつ順番にエアボーンしていくのですが・・・。


次々に上がりを撮影するのは結構大変でした。


さてどんなふうに編集できたかな。


離陸後は分散してしまったので、間抜けな静止画になってしまいました。

コールサイン「キャメルデルタ」で4機のC-130Hエアボーン
  

 2016年11月16日(水)、この日は私が11月に設定した平日に名古屋空港をウォッチする日でした。残念ながら前日にMRJ4号機はアメリカへのフェリーに出発してしまいましたし、IRANの戦闘機テスト飛行も私が空港にいる間には行われませんでした。

 もともとお昼までの予定で帰るつもりだったので、お昼を過ぎて動きがないことを確認し撤収をしようと思っていたところへ、無線機から「キャメルデルタ」のコールサインが聞こえてきました。先日も一度撮影したC-130Hの4機編隊でしたが、この日は動画を撮影しました。撮影しました。

 4機が同時にエアボーンするわけではないので、1機ずつ順にエアボーンの瞬間を撮影するのは意外に難しかったです。




コールサイン「コスモ08」と「コスモ13」で2機のC-1が飛来

  

 午前9時ちょっと前、コールサイン「コスモ08」で、入間基地のC-1がやって来ました。

 騒音の大きなC-1は好きな自衛隊機ではないのですが、何となく撮影してみたくなりました。


 あれー、この日は激しい轟音を立てず、静かに着陸したんです。スラストリバーサを使用しないと、C-1もこんなに静かなんですね。

 その代わり、いつもよりも長めにブレーキングしたため、E-4まで行きました。

 なぜこの日はスラストリバーサを使わなかったのでしょうか。もしかして故障中?

コールサイン「コスモ08」でC-1タッチダウン
  


この日は続いて午前9時45分にも、コールサイン「コスモ13」で2機目のC-1飛来。


2機とも入間基地のC-1で、機体登録番号をそのままコールサインに使用していました。


今度は激しい轟音を立てて減速し、E-3から基地エプロンに入って行きました。


小牧基地に2機のC-1が並んだ写真を撮ることができました。

 2016年11月16日(水)、この日私はお昼までの予定で名古屋空港展望デッキに来ていました。小牧基地であまり動きがなかったのですが、入間基地から2機のC-1が飛来しました。1機目がやって来たのは午前9時ちょっと前で、2機目は午前9時45分頃でした。入間のC-1はコールサイン「ジャパンフォーススケジュール」でやって来ることのほうが多いと思っていましたが、実はそうではないのかもしれません。

 前述したと思いますが、C-1はやかましい自衛隊機なので、私はあまり好んで撮影しません。しかし、この日は何となく撮影してみようと思ったのです。1機目はビデオ撮影、2機目はデジイチで撮影しました。その1機目のランディングがすごく静かで拍子抜けしてしまいました。騒音公害のC-1のランディングも、スラストリバーサを使わなければこんなに静かなんですね。


1時間足らずのターンアラウンドで帰投して行きました

 午前9時58分、先に到着した「08号機」がタクシーアウトしました。

 コールサインは来た時と同じ「コスモ08」。フライトプランの承認がなかったのですが入間に戻るのでしょう。


午前10時ちょうど、いつもよりも短い滑走距離で、轟音を立ててエアボーンして行きました。

コールサイン「コスモ08」でC-1エアボーン
  


そして午前10時27分、あとからの「013号機」もタクシーアウト。

 こちらもコールサインが替わってないので、入間へ帰投するものと思われます。

 午前10時36分、FDAの定期便のランディングを待ってからラインナップアンドウェイト。


同じ機種を動画と写真双方で撮影したのはこれが初ですが、やっぱりデジイチはきれいですね。


いつ見ても「インコ」が飛んでいるような印象を受けます。

C-1はあと何年、日本の空を飛び続けるのでしょう。

早くC-2に代わってほしいと思っています。

 2機のC-1は同じ目的で飛来したようです。2機ともリアのゲートを開けて、大きな貨物を搭載していました。小牧から入間へ輸送する貨物が何なのかわかりませんが、緊急物資なのかもしれません。

 2機のC-1はそれぞれ1時間未満でタクシーアウトして行きました。民間機ですと到着後、機内清掃や燃料補給などの地上ハンドリングがありますが、自衛隊機は行き先の基地での燃料補給はしないのかもしれません。この日も2機は燃料補給を行うことなく、資材を搭載したのち、入間基地に戻って行きました。




コールサイン「キャメルデルタ」でC-130Hの4機編隊が離陸

  


 2016年10月31日(月)、この日早朝から、コールサイン「キャメルデルタ」でC-130Hの4機編隊が出発。


いつも見慣れたC-130Hですが、私は4機編隊で離陸するのを見たのはこれが初。


次々にE-1から滑走路に進入して行きます。


そして2×2のフォーメーション完了。ただし離陸は1機ずつ行われます。


先頭はPKOカラーの79号機。


2番目はオリジナルカラーの76号機。


 3番目は同じくオリジナルカラーの82号機。


そして最後はPKOカラーの71号機。


4機ともプロペラのうしろに、きれいな回転跡(正式名がわかんない)を残して行きました。


離陸後は少し分散してしまったので、4機を1枚に収めることはできませんでした。

 2016年10月31日(月)、この日は平日でしたが、MRJ3号機の初飛行が10月中に行われる予定だったので、日柄が仏滅とよくなかったにもかかわらず、念のために朝から展望デッキに出撃していました。

 結局この日、3号機の初飛行はなく、午後になって4号機が飛んだだけでした。また月末だったからなのか、IRANの戦闘機のテスト飛行も行われず、私としてはちょっとつまんない日になってしまいました。

 そんな中で目を引いたのが、C-130H「ハーキュリーズ」の4機編隊の離陸です。コールサイン「キャメルデルタ」で、小牧基地のエプロン内から順次出動。E-1に到着する頃には4機による縦列行進になっていました。そして4機が次々に滑走路に進入、2×2のフォーメーションで静止したのち、1機ずつ連続で離陸して行きました。


飛んで行ったときは4機だったのに、戻ってきたのは3機だった


午前11時30分過ぎ、4機編隊で飛んで行った「キャメルデルタ」が戻って来ました。


しかし、戻ってきたのはなぜか3機。


もう1機はどうしてしまったのでしょう。


 C-130Hはフォーメーションフライトでランディングした際は、いつもエンドオブランウエイまで行きます。


この日のミッションが何だったのか、どうして3機になったのか知りたいです。

 コールサイン「キャメルデルタ」で4機編隊として離陸して行ったC-130Hが、約3時間後の午前11時30分過ぎに戻って来ました。しかし、なぜか戻ってきたのは3機なのです。この日、どこまで飛んで行ったのか、なぜ1機少ない3機で帰投したのかわかりません。

 C-130Hは航空自衛隊小牧基地の顔ともいえる輸送機ですので、名古屋空港の展望デッキにいて、いちばんよく見かける自衛隊です。そのために普段はあまり気にしていないのですが、4機編隊ともなるとちょっと気になってウォッチしてみました。

 これがあのうるさいC-1だったら大変ですが、まあ、そこまでうるさくないC-130Hなので、こんな市街地にある基地でもやっていけるのかもしれませんね。




★三菱エプロンにF-15J「イーグル」が出てきた

  


 2016年10月21日(金)午後1時30分、 この日は戦闘機のテスト飛行もなく、ちょっとがっかりしていたのですが、何と三菱エプロンにF-15J「イーグル」が出て来ました。


F-15J「イーグル」を正面から見る機会は少ないです。

 そしてブラストフェンス前をぐるりと左にターンし始めました。

 まさかここでエンジン燃焼試験を行うつもりじゃないでしょうね。


真後ろから見たF-15J「イーグル」。.エンジン排気口には黄色いカバーが掛かっていました。


三菱エプロンに出してきて、いったいこれから何が始まるのでしょう。

 赤い作業服の三菱重工のエンジニアたちが、何かを運んできました。

 そしてギアの下に装着したのです。まさかこれからこの状態で押すの???


 正解でした。トラクターで引っ張ってはいるものの、パレットのようなものに乗せています。


大変失礼ですが、こんなことのために、これだけの作業員が集まったのですか?


何だかよくわからないうちに、小牧南工場に入って行きました。

 2016年10月21日(金)、IRAN入りしている戦闘機のテスト飛行もなく、MRJの試験飛行もなかったこの日、KC-767の1号機以外は全くといっていいくらい不作の1日でした。そんんな中にあって、ちょっと気になったのがこのF-15J「イーグル」。

 今まで三菱エプロンにF-15J「イーグル」が出てきたのを見たことはありませんでしたし、展望デッキにいる戦闘機マニアのおじいちゃんたちも、「いや、珍しい」と言っていました。結局三菱エプロンでは移動用のパレットの着用試験を行っただけのようです。それにしては作業員の数が多すぎませんか。




入間からコールサイン「ジャパンフォーススケジュール92」でC-1飛来

  


 2016年10月21日(金)午後0時15分、入間基地から基地間定期便「ジャパンフォーススケジュール92」でC-1がやって来ました。


私は離着陸時の騒音が大きいので、C-1輸送機が好きではありません。


はやく全機がC-2にチェンジしてほしいものです。


いつものように空輸ターミナル前に到着。

 そして1時間後の午後1時15分、再び入間に向けてタクシーアウト。

 滑走距離の短いC-1は、E-2からインターセクションDEPするようです。


午後1時20分、轟音と共にローリング。ほんとこいつうるさい!


わずか数百メートル滑走しただけでローテーション開始。


轟音とともに大空に舞い上がりました・・・。あれっ!!


右側水平尾翼の周りに何かある!もしやバードストライク?

 2016年10月21日(金)、あまり目ぼしい離着陸機がなかったこともあって、コールサイン「ジャパンフォーススケジュール92」で飛ぶ基地間輸送便のC-1を撮影しました。C-1はほぼ毎日のようにやってくるので、コールサインが「ジャパンフォーススケジュール」だと、真っ先に思いつくのが「C-1だ」ということです。

 このC-1という輸送機ですが、普段KC-767やC-130Hを見慣れている私からすると、ともかく「うるさい」のひとことです。それもそのはず、C-1が搭載しているエンジンは、2世代も前のB727と同じもの。予算の問題もあるでしょうけど、基地周辺住民の騒音軽減のためにも、早くC-2へのリプレースをしてほしいと思います。




2機のC-130Hが飛んで行ったと思ったら・・・!!

  


 2016年10月21日(金)、午前8時30分に2機のC-130Hがコールサイン「キャメル・デルタ」で離陸して行きました。


先発が84号機で「キャメルデルタ1」。


後発が82号機で「キャメルデルタ2」でした。

 午前11時に基地内にサイレンが鳴り響き、隊員たちが集まり始めました。

 そして、作業自動車も移動を始めたのです。いったいこれから何が行われるのでしょう?


10分ほどで隊員たちと作業自動車が集結完了。


 午前11時15分、2機編隊で飛んでいたC-130Hが戻って来ました。先発した84号機はE-3誘導路からエプロンに戻って行きましたが・・・。


後発の82号機はE-4誘導路から滑走路を出て、空中給油機KC-767の前付近に停止。

 リアのカーゴドアを開けて担架を運び出したのです。これが事故によるけが人なら大変なことですが・・・。

 それほどの緊張感はなかったので、きっと訓練だったのでしょう。


それにしても何の訓練だったのでしょう?C-130Hはどこまでけが人を迎えに行ったのでしょう?

 2016年10月21日(金)、この日の小牧基地は何となくいつもと違う空気が流れていました。それが何なのか最初はわからなかったのですが、午前11時にサイレンが鳴ったことで「何かが始まる」と思ったのです。

 午前8時30分にC-130Hが2機編隊で飛んで行ったのですが、午前11時15分に2機が続けて戻って来て、後発だった82号機はわざわざE-4まで滑走路を走行したのち、空中給油機KC-767の前付近に停止ししました。そしてリアのカーゴドアを開けて、担架を下ろし始めたのです。

 これが本当のけが人なら大変なことですが、展望デッキから見た感じではそれほどの緊張感はなかったので、何かの訓練が行われたのでしょう。それが災害派遣を想定したものなのか、それとも海外で実施しているPKO活動時のものなのか、いったい何だったのでしょう。




入間基地所属のガルフストリームU-4エアボーン

  


 午後1時ちょうど、前日から飛来していた入間基地所属のU-4が、コールサイン「コスモ251」でタクシーアウト。


マニアの人の話ですと、U-4に乗れるのは自衛隊でも幹部だけとか。


入間から1泊2日で小牧に来ていた幹部とは誰なのでしょうね。


それにしても入間基地のコールサイン「コスモ」はカッコいいですよね。

コールサイン「コスモ251」でU-4エアボーン
  

 2016年10月2日(日)、前日に飛来してナイトステイしていた入間基地所属のガルフストリーム「U-4」が、午後1時にタクシーアウトしました。この機体自体はしばしば小牧基地にやって来ているので、それほど珍しいものではありませんが、1泊して翌日の帰投というのはあまりないような気がします。

 展望デッキで話をしたマニアの方の話ですと、「平」の隊員はC-1で移動するので、U-4に乗れるのは「幹部」だけだろうとのことでした。入間から1泊2日で小牧にやって来ていた「幹部」とは、いったいどんな人だったのでしょうね。




★2016年9月30日、久しぶりに「イーグル」と「ファントム」をゲット♪

  

1stで2機の「イーグル」がテスト飛行に出発、複座のDJが「ハイレートクライム」


  この日の1stで出てきたのは、新田原基地配属の登録番号「02-8072」のF-15DJ「イーグル」でした。複座型のイーグルですね。

 久しぶりに平日の名古屋空港にやって来ましたが、やぱり平日はいいと思いました。

 それも1stでいきなりイーグルですから、うれしさがこみ上げてきます。


調べてみたところ、この機体は新田原基地配属のF-15DJ「イーグル」でした。

02-8072がテスト飛行に出発
  


おお!2機目のイーグル! 今度は単座のF-15Jです。


こちらも新田原基地配属のF-15J「イーグル」のようです。


いやー、いきなり1stで2機のイーグルに遭遇できるとは・・・。

82-8988がテスト飛行に出発
  


2機のイーグルをツーショットしてみました。

 まずは先行した複座のF-15DJ「イーグル」がラインナップアンドウェイト。

 コールサイン「キャッスル51」であっという間にローテーション。


戦闘機の運動性能のすごさを実感します。


うーん、ちょっと逆光がきつい。

 とその直後、機首を天に向け上昇開始。「ハイレートクライム」です。

 久しぶりに「ハイレートクライム」に遭遇しました。ビデオに撮るのは難しいです。

02-8072がハイレートクライム
  

 続いて単座のF-15J「イーグル」がコールサイン「キャッスル52」でローリング。

 今度も「ハイレートクライム」するのかと、ちょっと期待しながら追いかけました。


さきほどの02-8072と比べると、比較的低空飛行して上昇開始。


おかげで今度はうまく撮影することができました。


残念ながら「ハイレートクライム」はありませんでした。

82-8898がエアボーン
  

 2016年9月30日(金)、この日朝から三菱重工小牧南工場からイーグルの甲高いエンジン音が聞こえていました。そして午前8時35分、複座のF-15DJ「イーグル」が出てきました。登録番号は02-8072なので新田原基地配属の「イーグル」でしょうか。

 02-8072がW-1に到着したころ、もう1機「イーグル」が出てきました。今度は単座のF-15J「イーグル」で、登録番号82-8898から調べると、こいつも新田原基地配属の「イーグル」でした。

 先にラインナップアンドウェイトした02-8072がエアボーン。その直後、機首を天に向け上昇開始。久しぶりに「ハイレートクライム」に遭遇しました。今度はビデオ撮影しましたが、戦闘機のスピードの速さに追いつけません。もっと慣れないと・・・。


岐阜基地配属の「ファントム」がコールサイン「マンボ83」で飛来


 午前9時10分、コールサイン「マンボ83」で岐阜基地配属のF-4EJ改「ファントムU」がやって来ました。


 いつものようにローアプローチで岐阜基地へ向かうのかと思っていましたが、タッチダウンしてパラシュートを開きました。


部隊マークが剥がされていたので、IRANにやって来た機体のようでした。


W-5から滑走路を離れ・・・


三菱重工小牧南工場へ入って行きました。

コールサイン「マンボ83」で「ファントムU」がフルストップ
  


今度は岐阜基地配属のF-15DJ「イーグル」がローアプローチ


 岐阜基地のファァントムが三菱重工小牧南工場に入って行ってしばらくして、今度は同じく岐阜基地のF-15DJ「イーグル」がやって来ました。


午前9時22分過ぎ、ローアプローチで通過して行きました。


こいつは岐阜へ帰投する途中のようでした。

部隊マークもしっかり貼ってありました。

上空通過後後、再び加速して飛び去って行きました。

岐阜基地配属のF-15DJ「イーグル」がローアプローチ
  

 2機のイーグルがテスト飛行に出発し、2機の空中給油機KC-767が出発した直後、コールサイン「マンボ83」が無線機から聞こえてきました。「マンボ」は岐阜基地のコールサインで、名古屋空港上空をローアプローチして岐阜へ帰投する航空機がよくコンタクトしてきます。しかし、「マンボ83」はナゴヤTWRから着陸許可をもらったのです。

 これはT-4かC-1かなと思っていたところ、遠くから機影が見えてきて、近くまでやってきたところで「ファントム」であることがわかりました。タッチダウンしたファントムには部隊マークがなく、装備品も外されていたので、IRANにやって来たのだと思いました。

 ファントムが三菱重工小牧南工場に入って行ってしばらくして、今度はVHFでは一切交信せずに1機の戦闘機がやって来ました。慌ててビデオ撮影をしてみると、こいつは岐阜基地の「12-8078」であることがわかりました。VHFでは一切交信しなかったところをみると、PARアプローチしてそのまま岐阜基地へ帰投したのだと思いました。


1stで出発した02-8898が帰投、何か変な音してる???

 午前9時35分、コールサイン「キャッスル52」で、あとから離陸した02-8988が先に戻って来ました。

 あとから離陸したのに、先に戻って来たのは何かわけがあるのかと気になりました。


といっても、通常と同じ約1時間は飛んでいましたけどね。


 タッチダウン後、スポイラーを立ててブレーキング。その直後、何か変な音をさせながらタクシングし始めました。


やっぱ、何か調子が悪くて早めに帰投したのかもしれません。

82-8898がテスト飛行から帰還
  


続いて先に出発していた02-8072が帰投

 午前9時46分、コールサイン「キャッスル51」で先に離陸した02-8072が戻って来ました。

 1時間10分ほどの飛行時間だったので、特に長かったわけではありません。


 さきほどタッチダウンした88-8898を先に着陸させるために、少し余分に飛んでいたというところでしょうか。


こちらの機体は何の異常もなくタクシング。


三菱重工小牧南工場に戻って行きました。

ハイレートクライムした02-8072が帰還
  

 午前9時30分を回ったところで、ナゴヤTWRにコールサイン「キャッスル52」がコンタクトしてきました。キャッスル52ということはあとから出発した単座のイーグルが先に戻ってくるのです。通常は出発した順に戻って来ることが多いのですが、何かわけでもあるのかと少し気になってウォッチしていました。

 午前9時35分、何事もなくタッチダウン。別にエマージェンシーじゃないんだと安心した直後、タクシングするイーグルから変な音が聞こえてきました。どこから出ているのかはっきりとはわかりませんでしたが、前輪ギアあたりでしょうかね。多少機体も不規則に上下に動いていたようです。

 それから10分ほどして、今度は先に離陸した「キャッスル51」がナゴヤTWRにコンタクトしてきました。1時間前にハイレートクライムした機体です。私個人的には、イーグルは単座のほうがカッコいいと思っていますが、こうして2機を立て続けにウォッチしてみると、どちらも同じくらいカッコよく思えました。


C-130Hが第4エンジンを停止してハイスピードタクシー


午前10時15分過ぎ、1機のC-130HがE-2から滑走路を横断して、W-2へ入って来ました。

 私がこの光景を見るのがこれが2度目。W-1からフルレングスで滑走する際に行われるのです。

 おや、タクシングしながら進行方向いちばん右側の第4エンジンを停止させていました。


コールサインは「キャメル79」、エンジンを1基停止してローリング開始。


 民間機では考えられませんが、さすが自衛隊ですね。臨機の際のための訓練なのでしょう。


E-5から滑走路を離れ、再びW-1を目指してタクシング。


今度は4基すべてのエンジンを回してローリング開始。


展望デッキの正面付近でエアボーン。


このあと、通常の飛行訓練に出かけていきました。

C-130Hが第4エンジンを停止して走行
  

 朝から数機のC-130Hが飛行訓練を行っていましたが、午前10時15分過ぎ、1機のC-130HがE-2から滑走路を横断し、W-2に入って来ました。以前にも一度KC-767がこれを行ったことがあり、その時はW-1からフルレングスDEPしたのです。しかし、このC-130HはナゴヤTWRにハイスピードタクシーをリクエストしたのです。

 そして、このC-130Hは第4エンジンを停止させていました。これは万が一1基のエンジンに問題が起きた時に備えての地上走行訓練のようでした。3基のエンジンで地上を走行したのち、E-5から滑走路を離れ再びE-2から滑走路を横断してW-2へ向かいました。

 W-1から再び滑走路に進入し、今度はフルレングスDEPでエアボーン。ほかのC-130Hと同じように、飛行訓練を行うために飛び去って行きました。


午後1時05分、ちょっと早い3rdで百里基地配属のF-4EJ改「ファントムU」がテスト飛行

 午後1時過ぎにF-4EJ改「ファントムU」が出てきました。コールサインは「キャッスル41」。いつもの3rdよりもちょっと早いです。

 私は初めてRW16使用時のテスト飛行を見たのですが、もしやW-7からインターセクションDEPかと思ったのですが・・・。


W-7から滑走路を横断してE-5に入り、小牧基地側誘導路を通ってE-6へ。


やはり戦闘機のローリングはフルレングスで行われるようです。


 私の苦手な左から右への流し撮り。うーん、やはりうまく撮れませんでした。


慣れの問題ではありますが、やはりいつものRW34からのほうがいいです。

F-4EJ改「ファントムU」がRW16からエアボーン
  


午後1時45分、さきほどのF-4EJ改「ファントムU」が帰投

 午後1時43分、さきほどテスト飛行に出発したファントムがいったん上空を通過。

 ハワイの空港でも米軍がやっていました。この着陸方式は戦闘機ならではです。


そしてあたらめてRW16でファイナルアプローチ。


午後1時45分、タッチダウン。

 ファントムのタッチダウンといえば、やはりパラシュートによるブレーキング。

 相変わらずちょっと小ぶりな紅白のパラシュートを開きました。


 いつも思うのは、こんな小さなパラシュートでどれだけのブレーキング効果があるのかということです。

 W-3から離脱するかと思いましたが、そのままタクシングしてW-2へ。

 ここでエアコンの付いていないファントムはウインドシールドを開けました。


 いつものRW34使用時は着陸後そのまま三菱重工小牧南工場に戻ってしまうので、RW16使用時のタクシングを見るのはこれが初です。


 2人のテストパイロットがこちらを見ていました。民間人が戦闘機を操縦できる唯一の職業ですので、これがやりたくて三菱重工に就職する人もいるのでしょうね。


 まもなく終焉を迎えるファントムですので、テスト飛行とはいえ、このような雄姿を見られるものあと数年です。この機体にとっては今回のIRANが最後なのかも。

 平日にあまり空港に来れない私にとって、あと何回ファントムを見られるかです。

 それにしても戦闘機って寿命が長いですね。半世紀近く飛んでいるのですから・・・。

F-4EJ改「ファントムU」がRW16でランディング
  

  お昼を過ぎても戦闘機が出てこなかったので、この日は2ndがないなあと思っていました。持参しているおにぎりで昼食を済ませ、午後にスタンバイをしようと思っていたところ、1機のファントムが出てきました。今まで午後1時に出てきたのを見たことがなかったので、ちょっと私は驚きました。私は今回これを3rdと書きましたが、もしかしたら何らかの理由で2ndで出発するのが遅れたのかもしれません。

 出てきたファントムはW-7からインターセクションDEPするんだろうかと思って見ていましたが、やはり戦闘機はインターセクションDEPしないようです。W-9への誘導路が閉鎖中のため、W-7から滑走路を横断してE-5へ。小牧基地側の誘導路を通ってE-6からラインナップアンドウェイト。私にとって初のRW16での離陸撮影でしたが、想像通り枠から外してしまいました(汗)。

 午後1時過ぎに離陸したファントムでしたが、わずか45分で戻って来ました。そして空港上空をいったん飛行し、レフトベースで再びファイナル。この着陸前の動作はホノルル空港でも米軍がやっていたので、戦闘機には定番の飛行なのでしょう。タッチダウン後はかわいいパラシュートを開いてブレーキング。W-2から滑走路を離れ、私たちのいる展望デッキ前を通過して戻って行きました。




★2016年8月31日、岐阜基地配備の「シルバーのC-1」ゲット

  

 コールサイン「マンボ」で接近してくるトラフィックがありましたが、またいつものT-4か何かだと思っていたのですが・・・。

 近づいてきてそれが、シルバーの「C-1」であることがわかりました。前もってわかっていたら、ビデオを回したのですけどね。


 ご存知の方も多いと思いますが、こいつはC-1の試作1号機で、型式名は「C-1FTB」と呼ぶそうです。ほかのC-1と色だけでなく、機体のデザインも違います。何と言っても角でしょうか。


オンリーワンな機体なので、なかなか遭遇できなかったのです。

 2016年8月31日(水)、有給休暇を使って、平日の名古屋空港にやって来ていました。MRJは1号機があんなことになっているので、この日飛行試験を行なうとは思っていませんでしたが、久しぶりに「IRAN」でも見ようと思っていたのです。

 ところがこの日、1機もテストフライトに出てこなかったのです。私が平日の名古屋空港の展望デッキに通って、1機も戦闘機が飛ばなかったのは、7月1日の「安全の日」に続いて2度目のこと。そんななかにあって、数少ない収穫だったのがこの「C-1FTB」をゲットできたことでしょうか。

 以前からミリタリー系のウェブサイトなどで、岐阜基地にシルバーのC-1が配備されているのは知っていましたが、これだけ名古屋空港に通って遭遇できないのだから、きっと岐阜基地付近しか飛行しないのだと思っていたのです。いやー、ホント休暇取って名古屋空港に行ったのですから、何も収穫なくては帰れませんよね(^O^)。


じゃあ普通のC-1は?

 同じ日、入間基地から飛来していたC-1が出発しました。

 これまたあまり遭遇した記憶のないRWY16からのローリング。


これこそ「C-1」というシルエット。シルバーの1号機と全く違う飛行機に見えます。

 C-1もC-2が量産化されると、そのうちに姿を見ることがなくなるわけですね。

 私はこいつがあまりにもうるさいので嫌いなのですが、飛行機好きとしては記録に残しておかなくては。

 小牧基地にはほぼ毎日のように、入間や新田原からC-1輸送機が飛来しています。なのでそれほど珍しい機体ではないのですが、シルバーの1号機と比較するためにここに載せることにしました。

 ご覧のとおり、1号機と量産機は見ただけで違いがわかります。1号機は試作機に近い存在だったようなので、量産機と若干の違いがあっても不思議ありませんが、ここまで違いがあるというのは、ほかに例がないのではないでしょうか。うるさくて仕方のないC-1ですので、早く後継のC-2にその役目を引き継いで引退してほしいと思っています。




★2016年8月7日、ステキなコールサイン「オーロラ」

  

 エアバンドレシーバーから聞き慣れないコールサインのトラフィックが接近しているこを知りました。

 コールサインは「オーロラ・ナイナースリー」。それがヘリだとはうすうすわかっていたのですが・・・。

 
肉眼で確認できるようになって、海上自衛隊のヘリだと認識できました。


このヘリ、南極観測船「しらせ」に搭載されているヘリとのことです。

 2016年8月7日(日)、名古屋空港展望デッキでウォッチしていると、エアバンドレシーバーから聞き慣れないコールサインが聞こえてきました。「オーロラ・ナイナースリー」というもので、セントレアAPRの「119.175MHz」にコンタクトしたのち、いったん「121.050MHz」に入りました。121.050は通常セントレアへの誘導用なので、このままセントレアに着陸するのかと思っていました。

 しばらくして再び「119.175MHz」に戻って来たと思ったら、今度はナゴヤTWR「118.700MHz」にコンタクトしてきました。「おお、こっちに来る。オーロラって何だろう?」とトラフィックが接近してくるのを待ちました。しばらくして「ドアラ」ポジションをリポートしたところで、名古屋空港へのローアプローチをリクエスト。どうも滑走路上空を通過して行くようでなのです。

 見えてきたのは今まで見たことのない色のヘリ。機体には「海上自衛隊」「93」と印されていました。帰宅してネットで調べたところ、南極観測船「しらせ」に搭載されているヘリだとわかりました。この日は三菱重工はお休みだったので、「IRAN」ではありません。上空をローアプローチしたのち、北へ向かって飛び去って行ったので、目的地は「岐阜基地」だったのかもしれません。それにしても「オーロラ」というコールサインはステキです。




★2016年7月1日、航空自衛隊安全の日

  


この日は平日というのに、小牧基地の自衛隊機が1機も離着陸しなかったのです。


調べてみると、7月1日は「航空自衛隊安全の日」で、訓練等は一切行わないとなっていました。

 2016年7月1日(金)、 梅雨の間の晴れの予報だったこの日、私は休暇をとって名古屋空港にやって来ていました。もちろん平日でないと撮影できない機体を狙ってのことでしたが、MRJこそゲットできたものの、KC-767や三菱重工による戦闘機のテスト飛行が一切行われなかったのです。

 私は7月1日ということで、自衛隊関連の何かの記念日なのかと思いました。その後、各務原から戻って来た知り合いが、「今日は1機も飛ばなかった」と言っておられたのです。彼がスマホでいろいろ調べたところ、7月1日は安全の日ということらしいと教えてくれました。

 ネットで検索すると、確かに7月1日が航空自衛隊安全の日と書いてあるものもありましたが、ほかにも7月2日説のものや7月3日説も出ていました。今年の場合、7月2日と3日が土日にあたったので、直前の1日を安全の日にしたのかもしれません。




★2016年5月31日、久しぶりに戦闘機たちのテストフライトを見ました

  


午前9時ちょうど、この日の1stで出てきたのは、小松基地所属のF-15J「イーグル」。

 いつもながらの甲高いエンジン音を残してローテーション。

 運動性能のすばらしさを誇示するように、あっという間にエアボーン。


ご紹介が遅れましたが、登録レジは「42-8950」で、コールサインは「キャッスル51」。


久しぶりに見た戦闘機は本当にカッコいいですね。


残念ながらハイレートクライミングはありませんでした。

コールサイン「キャッスル51」でF-15Jが離陸
  

 2016年5月31日(火)、しばらく平日の名古屋空港に来ていなかったこともありますが、久しぶりに三菱重工による戦闘機のテスト飛行に遭遇しました。午前9時ちょうど、この日の1stで小松基地所属のF-15J「イーグル」が出てきました。コールサインはご存じのとおり「キャッスル51」です。

 三菱エプロンを出たF-15J「イーグル」は、独特の甲高いエンジン音を醸し出しながら展望デッキ前を通過。いつものようにW-1からフルレングスでローリング。滑走距離はめちゃくちゃ短いのですからインターセクションDEPでも十分なのに、必ずと言っていいフルレングスでの離陸。あっという間にリフトオフして遠くに飛び去って行きました。


1時間10分のテスト飛行から戻って来ました

 午前10時15分、1時間10分のテスト飛行から戻って来ました。

 いつもながら、背中のスポイラーを立て、機首を上げたままのタッチダウン。


この姿勢のまましばらく滑走して減速。


F-15にはパラシュートが装備されていないので、この減速方法で十分なのでしょう。

W-5誘導路から滑走路を離脱。

三菱重工の工場内に戻って行きました。

「キャッスル51」で出発したF-15Jが帰還
  

 午前9時ちょうどにテスト飛行に出発して行った小松基地所属のF-15J「イーグル」が、約1時間10分後に戻って来ました。だいたい1回の飛行時間は1時間なので、今回のテスト飛行は若干長めに行われたでしょうか。

 F-15J「イーグル」のランディングはちょっと特徴があります。背中のスポイラーを立てて、機首を上げたままの姿勢で滑走するのです。見ていると仰向けにならないのか心配になるのですが、そこまで機首を上げることはパイロットもしないのでしょうね。


2ndでF-4EJ改「ファントムU」が出てきましたが・・・


 お昼を回った午後0時10分、この日の2ndで岐阜基地飛行開発実験団所属のF-4EJ改「ファントムU」が出てきました。


 久しぶりにファントムを見ましたが、折りたためる主翼や垂れ下がった水平尾翼など、実に独特な形状をしていると思います。

やばい、MRJ2号機が戻って来ました。

というわけで離陸シーンはありません。

「キャッスル41」でF-4EJ改「ファントムU」が出発
  


約1時間のテスト飛行を終えて戻って来ました

 午後1時17分、約1時間のテスト飛行を終えてファントムが戻って来ました。

 ファントムのランディング時にはパラシュートが開きますので心して待っていました。


F-2のパラシュートと比べると小さくてかわいいんです。


実にアンバランスで逆に絵になるシーンなのです。


さきほど戻って来ていたMRJ2号機とのツーショット実現。

「キャッスル41」で出発したファントムが帰還
  

 午後0時10分、いつもの2ndよりも少し遅い時間でしたが、この日の2ndとして岐阜基地飛行開発実験団所属のF-4EJ改「ファントムU」が出てきました。ファントムはコクピットに空調がないため、地上走行時にはシールドを上げていることが特徴ですね。

 この日はMRJ2号機が初飛行を行っていましたが、残念なことにこいつが離陸する直前に戻って来てしまったのです。もちろん撮影のターゲットはMRJ2号機に決まっていますので、ファントムのテスト飛行出発の撮影は中断。でも、1時間後に帰還したときはバッチリ撮影しましたよ。


岐阜基地に帰投するファントムがタッチアンドゴー!

 午後1時30分過ぎ、岐阜基地へ帰投する途中のファントムがタッチアンドゴー。

 何だか急激に高度を下げてのタッチアンドゴーだったので、展望デッキがざわつきました。


 ローアプローチするつもりだったのに、急にタッチアンドゴーに変更したような不自然な飛行でした。


このファントムは三菱重工のテスト飛行と違い、ドロップタンクを搭載し部隊マークも入っています。


やっぱ、戦闘機はこれでなくちゃね〜。

コールサイン「マンボ」でファントムがタッチアンドゴー
  

 午後1時30分、岐阜基地に帰投する「ファントム」がナゴヤTWRにコンタクトしてきました。コールサインは「マンボ」。実は私のエアバンドレシーバーは戦闘機が使用する帯域のUHFを受信できないので、VHFでも同時送信しているナゴヤTWR側のみをウォッチングしていたのですが、ナゴヤTWRが周囲のトラフィックに対して「エフフォー・タッチアンドゴー」と告げたのです。

 その直後です。あまり高度を下げずにファイナルアプローチしてきたファントムが、急に高度を下げてタッチアンドゴーを敢行。その高度の下げ方があまりに不自然だったので、展望デッキで見ていた戦闘機マニアのおじさんたちがどよめきました。「今のは何?」「管制塔がタッチアンドゴーって言ったので、急にやったんじゃない?」ってな会話が聞こえてきました。


コールサイン「キャッスル21」でF-2Bが出てきました


午後2時30分、この日の3rdで築城基地所属の「F-2B」が出てきました。


1st、2nd、3rdと1機ずつ出てきたのは初めての経験です。


F-2のテスト飛行の際のコールサインは「キャッスル21」。

 わずかの滑走でローテーション。

そして軽々とエアボーン。


ビデオキャプチャなのでちょっと粒子の粗い写真ですがご容赦を。


やっぱ、F-2戦闘機はカッコいいですね。

コールサイン「キャッスル21」でF-2Bがエアボーン
  

 午後2時30分、 この日の3rdで築城基地所属の「F-2B」が出てきました。これがこの日3機目のテスト飛行なのですが、私が平日の名古屋空港で見てきた中で、1st、2nd、3rdと1機ずつ出てきたのは初めての経験です。

 F-2Bは複座のF-2。F-15J「イーグル」の場合、単座のほうがカッコいいと思うのですが、F-2に関しては単座のF-2Aと複座のF-2Bで特別な違和感を感じません。実にバランスのとれた戦闘機だと思いますね。


1時間のテスト飛行を終えてF-2Bが戻って来ました

午後3時47分、約1時間のテスト飛行から帰還。

この日はまる1日楽しめました。


F-2のランディングの楽しみといえば「パラシュート」。開く瞬間を見逃さないように♪

最初におもりのような白い物体が出てきて・・・

そのあとで黄色いパラシュートが出てくるのです。


パラシュートが開くまでの時間はまさに一瞬。まばたきせずに見ていないと終わってしまいます。


パラシュートを引きずりながら三菱重工の工場内に戻って行きました。

「キャッスル21」で出発したF-2Bがランディング
  

 午後3時47分、約1時間のテスト飛行を終えてF-2Bが戻って来ました。この日、この時間まで展望デッキに留まっていたのはこいつのランディングを見るため。つまりパラシュートが開くシーンを見るためでした。

 F-2Bのパラシュートは鮮やかな「イエロー」。それにF-4EJ改「ファントムU」のものと比べるとかなり大型です。タッチダウン後、すぐに機体後方からおもりのような白い物体が出てきて、それに引っ張られるようにパラシュートが出てきます。この日は「3rd」でのテスト飛行が行われたおかげで、まる1日楽しむことができました。




★2016年4月22日、X-2ステルス実証機初飛行に成功!

  


2016年4月22日午前8時40分過ぎ、三菱重工小牧南工場から出てきました。

 先日までの地上走行試験の時と同じく、滑走路を横切って小牧基地側へ向かいました。

 初飛行の時くらい、名古屋空港側のタクシーウェイを通ってほしかったです。


この光景を見るのも、今日で最後になってしまいました。


記念にC-130Hとのツーショット。

午前8時45分滑走路に進入して・・・

午前8時47分、力強く加速しエアボーン。


X-2は小さな機体ですが、この日はとても大きく見えました。


いやー、正直言って無事にエアボーンしてよかったです。


名古屋空港で次にこの風景が見られるのはいつ?

X-2ステルス実証機初飛行
 

 2016年4月22日(金)、20日に一度フライトキャンセルして迎えたこの日、朝まで雨が残っていたので、またキャンセルになるのではないかと思っていました。しかし、天気は午前8時を過ぎた頃から晴天になり、天候の問題はなさそうな雰囲気になりました。

 そして午前8時40分、X-2ステルス実証機は三菱重工小牧南工場から出て、今までの地上走行試験の時と同じようにW-6誘導路から滑走路を横断し、小牧基地側へ向かって行きました。その後、E-1まで最後のタクシングをしてラインナップアンドウエイト。午前8時46分にローリング開始。あっという間にエアボーンし、2機のチェイサーといっしょに飛び去って行きました。

 これでX-2ともお別れかと思うと、ちょっぴり寂しい気持ちになりました。もちろんこれからも各務原に行けば見らえるでしょうし、時折整備で三菱重工小牧南工場に戻って来ることもあるでしょう。まずは初飛行に成功してよかったと思います。




★2016年4月5日、この日がX-2最後の地上走行試験の予定だったそうですが・・・

  


この日は早朝からマスコミがやって来ていたので、私の予感は的中したと思いました。


午前10時ジャスト、三菱重工小牧南工場からX-2ステルス実証機が出てきました。

 三菱エプロンから出たのち、2月24日の時と同様に滑走路を横断し、小牧基地側へ向かいました。

 わざわざ小牧基地側に向かう理由は機密保持のためなのでしょうか。

 E-4誘導路に入ったのち、小牧基地内を延々と南に進んで行きました。

 展望デッキからは遠いですが、自衛隊機とのツーショットが見られるのはいいのですけどね。

X-2ステルス実証機のタクシーアウト
  


E-1誘導路から滑走路に進入しましが・・・。


高速走行どころか、2月24日の中速走行試験の時より遅いのです。

どうやら原因はマイナートラブルとのことです。

左リアタイヤがパンクしているようにも見えます。

X-2ステルス実証機がゆるゆると戻ってきました
  

 2016年4月5日(火)、先週に引き続き私は名古屋空港にやって来ました。週間天気予報が晴れの予報を出していたし、何より日柄が「大安」だったからです。私はそろそろX-2ステルス実証機が飛行するのではと思っていたのです。

 午前8時前に展望デッキに到着した際、すでに数社のテレビ局が取材に来ていたので、私の予感は的中したと思いました。その中に某テレビ局の知っている記者を見つけたので話をしてみると、この日最後の地上走行試験を行うとのことでした。午前10時ちょうど、三菱重工小牧南工場内からX-2ステルス実証機が出てきました。そして2月24日と同様に、滑走路を横断し小牧基地側に入って行きました。

 基地内エプロンを延々と走行し、ようやくE-1に到着。さあ、フルスロットルかと思いきや、何だか元気なく滑走路を低速走行して戻って行ってしまいました。あとで再び知り合いの記者に尋ねてみると、三菱重工からマイナートラブルが発生したので中止したとの発表があったそうなのです。写真を見ると左リアタイヤがパンクしているようにも見えます。これが原因なのかもしれません。


「2nd」で新田原基地所属のF-4EJ改「ファントムU」がテスト飛行

 この日の「2nd」でF-4EJ改「ファントムU」(77-8399)が出てきました。

 3月30日にも目撃した新田原基地所属のファントムで、コールサインは「キャッスル41」。


いつもなら午前9時前の「1st」があるのですが、この日はX-2のために2ndからになったようです。

 午前11時57分、滑走路に進入しフルスロットル。

強力なターボファンエンジンで一気にリフトオフ。


それにしてもやかましい戦闘機ですね。

F-4EJ改「ファントムU」エアボーン
  


およそ1時間のテスト飛行で戻って来ました

 約1時間のテスト飛行を終えて戻って来たのち、一度ローアプローチを敢行しました。

 そしてちょうど私たちの目の前で大きく右旋回。戦闘機特有の着陸パターンですね。


日頃あまり見る機会のない、戦闘機の「お腹」がはっきり見えました。

戦闘機配備の基地だと・・・。

この光景が日常なのですね。

離陸後ジャスト1時間でタッチダウン。

私はパラシュートを開く瞬間を見るのが大好き。


 いつも思うのは、この小さなパラシュートでどのくらいのブレーキング効果があるのかということです。


それでもパラシュートを使って減速する戦闘機は絵になります。


MRJとのツーショットを演じながら、三菱重工小牧南工場に戻って行きました。

F-4EJ改「ファントムU」タッチダウン
  

 この日の三菱重工の戦闘機テスト飛行は、お昼前の「2nd」から始まりました。午前中は「X-2ステルス実証機」の地上走行試験に時間を空けてあったのでしょう。X-2があのような結果になったため、展望デッキの戦闘機マニアのおじさんたちからは、喜びの声が上がりました。

 テスト飛行に出てきたF-4EJ改「ファントムU」は、先日3月30日に目撃したのと同じ新田原基地所属の77-8399でした。1度整備にやって来ると、何度かテスト飛行を行うようですね。コールサインは「キャッスル41」。およそ1時間のテスト飛行を行い、再び三菱重工小牧南工場に戻って行きました。

「3rd」で築城基地所属の「F-2A」がテスト飛行


この日の「3rd」で出てきた築城基地所属の「F-2A」(93-8551)です。

コールサインは「キャッスル21」。

滑走路に進入していったん静止。


その後フルスロットルでエアボーン。いつもながらあっという間に飛び去って行きました。

築城基地のF-2Aエアボーン
  


いつもよりも長い1時間30分のテスト飛行を行いタッチアンドゴーを敢行!

 いつもなら1時間前後で戻ってくるのですが、この日のキャッスル21は1時間30分も飛んでいました。

 そしてこれまたいつもと異なり、タッチアンドゴーを敢行したのです。


滑走路にタッチダウンしていた距離はわずか。


再び大空へ舞い上がって行きました。

築城基地のF-2Aタッチアンドゴー
  


ライトベースからフルストップ

上昇後はすぐにVFRパターンに入って・・・。

滑るようにランディングしました。


そして私の大好きなパラシュートを開いてブレーキング。


飛行時間がいつもよりも長かったのはなぜなのでしょうね。

築城基地のF-2Aランディング
  

 午後2時30分、F-2Aがこの日の「3rd」で出てきました。レジは93-8551でしたので、あとで調べてみたら、築城基地所属のF-2Aでした。この時間からテスト飛行をするのは、最近では珍しいことです。これも午前中にX-2ステルス実証機の地上走行試験があったためでしょう。

 午後2時38分、コールサイン「キャッスル21」でエアボーンし、戻ってきたのは午後4時を回った頃でした。しかし、いつもならすぐにランディングするのに、この日はタッチアンドゴーをリクエスト。さきほどのF-4EJ改「ファントムU」も一度ローアプローチしたので、この日は何だかいつもと違っていたのです。

 タッチアンドゴーのあとはVFRパターンで再びファイナルアプローチ。ランディング後は私の大好きなパラシュートを開いてブレーキング。たまにパラシュートを開かずにブレーキングすることもあるので、開いてくれると何だかとってもうれしいです。




★2016年3月30日、久しぶりにF-4EJ改「ファントムU」のテスト飛行を見ました

  

 2016年3月30日、この日の1stで新田原基地所属のF-4EJ改「ファントムU」(77-8399)が出てきました。

 ファントムは私の好きな戦闘機のひとつ。クラシックなスタイルで今でもファンが多いです。


 この日はこの1機のみがテスト飛行を行ったのです。コールサインは「キャッスル41」。


私たちの前を通り過ぎたところでキャノピーを下げていました。

 そして午前9時05分、ローリング開始。

いつもながら、短い滑走距離でエアボーン。


 エンジンからのエキゾーストで、後方の風景がかげろうのようになっていました。


いつもながらの「爆音」をたてながら飛び去って行きました。

F-4EJ改「ファントムU」エアボーン
  


およそ1時間のテスト飛行で戻って来ました

離陸後およそ1時間で、南の空に戻って来ました。

 そして午前10時過ぎにタッチダウン。

 すぐにパラシュートを出してブレーキングの準備開始。私の大好きな瞬間がやって来ました。

 F-4EJ改「ファントムU」のパラシュートはかわいいんです。


こんな小さなパラシュートにいかほどのブレーキング効果があるのかと思ってしまいます。


ターミナルビルのほぼ正面で減速完了。


W-6から滑走路を離れ、三菱重工小牧南工場に戻って行きました。

F-4EJ改「ファントムU」タッチダウン
  

 2016年3月30日、この日は朝8時から名古屋空港にやって来ていました。そして1stの時間となった午前9時ちょうど、新田原基地所属のF-4EJ改「ファントムU」 がコールサイン「キャッスル41」が出てきました。管制官の「ラインナップアンドウエイト」で滑走路に進入。爆音とともにあっという間に飛び去って行きました。

 この日の三菱のテスト飛行はこの1機のみでした。多い時には一度に3機出てくることもあるのに、この日は年度末の前日ということもあってか、ちょっと物足りなさを感じる結果になってしまいました。それでもタッチダウン後はパラシュートを開いて減速。「これぞファントム」という映像を撮ることができました。




★2016年2月24日、MRJとX-2ステルス実証機の豪華なツーショット実現

  


 2016年2月24日、午前8時に展望デッキに到着した時はすでに展望デッキのフェンス寄りは大勢の飛行機マニアでびっしりでした。


 午前9時30分、三菱エプロンの出入口にある回転灯が回り、工場内から「X-2ステルス実証機」が出てきました。ちょうどMRJの1号機がいたので、豪華なツーショットになりました。

 三菱エプロンを出たあと、滑走路を横切り小牧基地側の誘導路に入って行きました。

 この日は中谷防衛大臣が地上走行試験を視察に訪れていたそうです。


 この日、わざわざ小牧基地側の誘導路を走行したのは、中谷大臣に機体を近くで見せるためだったのですね。


この日は2度滑走路を走行したのですが、新聞報道によると時速約120キロで走ったそうです。


飛行試験に向けタクシーアウトしたMRJとすれ違うX-2ステルス実証機。


滑走路からいったん三菱エプロンに戻り、ここでターンしていました。


展望デッキからかなり近いので、いい写真が撮れました。


なかなか個性的なエキゾースト形状ですね。

 X-2ステルス実証機が工場内に戻ったのち、小牧基地から黒塗りとバスがやって来ました。

 この黒塗りのどちらかに中谷防衛大臣が乗っていたのだと思います。

X-2ステルス実証機地上走行<1回目>    X-2ステルス実証機地上走行<2回目>
  

 2016年2月24日、この日は「X-2」ステルス実証機が出るような気がしたので、朝から名古屋空港展望デッキにやって来ていました。私の予想は的中していたと、展望デッキに着いた瞬間に気づきました。朝8時から展望デッキが飛行機マニアでいっぱいだったのです。早く到着してよかったです。もう少しでフェンス越しに撮影する場所がなくなるところでした。

 午前9時30分、三菱エプロンから誘導路に出るところに付いている回転灯が回り、工場内からX-2ステルス実証機が出てきました。この日は通算3回目の地上走行だそうで、中谷防衛大臣が視察に訪れていたそうです。3度の地上走行のうち2度も遭遇できた私はラッキーだったかもしれません。

 問題がひとつありました。それはこの日、MRJも飛行試験を行ったのです。MRJがタクシーアウトしたとき、ちょうどX-2ステルス実証機がこの日1回目の走行試験を行っている最中で、どちらを撮影するのか困ってしまいました。結局どちらも撮影することができましたが、欲を言えばどちらかの試験があと30分前後してくれていたら最高だったのですけどね。その代り、2機がすれ違うというこのうえないレアな風景を見ることができました。




★「1st」でいきなり3機が出てきた〜♪

先頭はF-4EJ改「ファントムU」がコールサイン「キャッスル41」で出発!


  平日の名古屋空港の楽しみのひとつが、1日3回ある三菱重工で整備中の自衛隊機のテスト飛行です。この日の「1st」ではまずはF-4EJ改「ファントムU」が出てきました。


 このファントムは那覇基地所属の「07-8428」。名古屋空港展望デッキの戦闘機マニアのおじさんたちの中にも、根強いファントムファンがいらっしゃいます。


 ちょっと逆光になってしまいましたが、折れ曲がった主翼と垂れ下がり気味の水平尾翼が、ファントムの外観上のチャームポイントでしょう。


エアボーン後も逆光きついです。光線的にはお昼前の「2nd」のほうがいいですね。


あと何年現役で飛び続けることができるのでしょうか。

 平日の名古屋空港展望デッキは三菱重工から出てくる戦闘機をウォッチしているおじさんたちがたくさんいらっしゃいます。前述したようにテスト飛行は1日3回ありますが、この日は展望デッキが凍結していて、「1st」が始まる直前にオープンになりました。

 最初に出てきたのはF-4EJ改「ファントムU」でした。調べたところ、那覇基地所属の「07-8428」でした。戦闘機ウォッチャーのおじさんたちの中にも熱狂的なファントムファンの方がおられます。まもなくF-35が実践投入されると、ファントムを見ることもどんどん少なくなっていくのでしょう。


2機目はF-15DJ「イーグル」がコールサイン「キャッスル51」で出発!


 ファントムに続いて登場したのは、新田原基地所属のF-15DJ「イーグル」(32-8057)。FDAの4号機(JA04FJ)と三菱重工の「ホーカー400」(JA78MA)とのスリーショット。


この機体は前日にもテスト飛行を実施していました。テスト飛行は1度だけじゃないのですね。


一度でいいからコクピットに座ってみたいですよね。


 現在航空自衛隊が保有する戦闘機の中では、唯一垂直尾翼が2枚あるのが「F-15」です。


私はこの角度から見るF-15も好きです。

 バラバラでご紹介していますが、実は↑のF-4EJ改「ファントムU」とこのF-15DJ「イーグル」は、三菱重工から連続で出てきました。どのようにして飛行する順番を決めているのかわかりませんが、「1st」で出すか「2nd」で出すかくらいは予め決めてあると思うのが自然です。

 このF-15DJ「イーグル」は前日にもテスト飛行を行っていた機体でした。私が平日2日か続けて名古屋空港展望デッキにやって来ることはめったにないので、もしかしたら2日連続でのテスト飛行実施は普通のことなのかもしれませんけどね。


3機目はF-2Bがコールサイン「マンボ・ホワイト」で出発!


 3機目に登場したのは松島基地所属の「F-2B」(33-8122)。ただし、コールサインは岐阜基地の戦闘機が使っている「マンボ」で、うしろに「ホワイト」が付いていました。


 東日本大震災で津波被害を受けたうちの1機だそうです。オーバーホールののち、岐阜基地でテストを行っているらしいです。


 コールサインが「キャッスル21」でなかったところをみると、三菱重工によるテスト飛行ではなく、岐阜基地への帰投といったところでしょうか。


ただし直接岐阜にタッチダウンするのかどうかはわかりません。


戦闘機の「お尻」って実にセクシーかつカッコいいですね。
できればもう少しゆっくりエアボーンしてほしいです(^O^)。

 3機目はあの東日本大震災の津波被害に遭った松島基地所属の「F-2B」(33-8122)でした。この日のフライトはコールサインが「キャッスル21」ではなく、「マンボ・ホワイト」だったので、もしかしたらすでに自衛隊側に引き渡したのちに、何らかの理由で三菱重工にドック入りしていたのかもしれません。

 私は本来ミリタリーマニアではないので、こうして淡々と撮影してきた戦闘機たちをHPにUPしていますが、お住いの地域に航空自衛隊基地のないマニアの方からすれば、きっとすごくうらやましい環境にいるのでしょうね。だって、名古屋空港展望デッキにいれば、国内全戦闘機たちを、すべて捕獲することができるのですから。




★「1st」で出発した3機が順次戻って来ました

那覇基地所属の「F-4EJ改「ファントムU」が帰還


  午前9時に「キャッスル41」でエアボーンした那覇基地所属の「F-4EJ改「ファントムU」が約1時間のテスト飛行から帰還しました。


 ファントムのタッチダウンといえば、F-2と並びパラシュートによるブレーキングが見ものです。私はパラシュートが開く瞬間を見るのが大好き。


F-2のパラシュートと比べると、F-4EJ改「ファントムU」のパラシュートはやや小ぶり。


何とも不釣り合いな戦闘機とパラシュートの組み合わせです。


 パラシュートは途中で畳まれることはなく、いつもそのままの状態で三菱重工小牧南工場内に消えて行きます。
  三菱重工小牧南工場から出てくる戦闘機たちのテスト飛行時間はおよそ1時間。この日は「1st」で3機が連続で出発して行ったので、戻ってくるときも連続で戻ってくるのかななんて考えながら、あっという間に1時間が過ぎました。

 最初に戻ってきたのはいちばん先にコ−ルサイン「キャッスル41」で出発した那覇基地所属の「F-4EJ改「ファントムU」でした。ファントムのランディングは私が楽しみにしている1シ−ンでもあります。なぜならパラシュートを開いてブレーキングするからです。


続いて新田原基地所属のF-15DJ「イーグル」が帰還


 コ−ルサイン「キャッスル51」でエアボーンした、新田原基地所属のF-15DJ「イーグル」が、午前10時にやや長めの1時間30分のテスト飛行から戻って来ました。


F-15にもパラシュートがあればいいのに。


ちょうどKC-767の4号機がE-1を目指してタクシングしているところでした。


F-15独特な背中のスポイラーを立ててのブレーキング。


 この薄っぺらい胴体のどこにエンジンがあるんだろうと思えるシルエット。


背中のスポイラーを元に戻して三菱重工小牧南工場内に戻って行きました。

 2番目に戻って来たのはコ−ルサイン「キャッスル51」でエアボーンした新田原基地所属のF-15DJ「イーグル」でした。飛行時間はやや長めの1時間30分。前日に引き続いてのテスト飛行は何を意味しているのでしょう。

F-15は機体デザインは洗練されていると思います。2枚の垂直尾翼は非常に特徴的ですし、薄っぺらい胴体もしかり。どこにエンジンがマウントされているのか不思議なくらいです。ただ、ランディングを見るのはややつまらない感があります。


3機目は松島基地所属の「F-2B」が帰還


 3機目に離陸して行った松島基地所属の「F-2B」は、コールサインが岐阜基地の戦闘機が使っている「マンボ・ホワイト」だったので、戻って来ないのかと思っていました。

 しかし午前10時24分、こちらもやや長めのテスト飛行から戻って来ました。

 今回はパラシュートが開く瞬間をパラパラ風に写真を並べてみました。

 逆光なのが残念ですが、こうして写真を並べてみるのもいいものですね。

 パラシュートによる減速Gはどのくらいパイロットが感じるのか知りたいです。


F-4EJ改「ファントムU」のものと比べると、明らかにF-2のほうがデカイです。


パラシュートを出しながらタクシングするF-2は実に絵になります。


午前10時25分、三菱重工小牧南工場内に戻って行きました。

 3機目はコールサイン「マンボ・ホワイト」でエアボーンした松島基地所属の「F-2B」でした。コ−ルサインが「キャッスル21」でなかったので、テスト飛行ではなく、岐阜基地に飛行したのかと思っていましたが、ちゃんと戻って来ました。

 どうしてこの日のF-2が「キャッスル21」を使わずに「マンボ・ホワイト」だったのか、正確なところはわかりませんが、展望デッキにいたマニアのおじさんに尋ねてみたところ、「津波被害のF-2はマンボだよ」って言っていました。




★「2nd」でも2機が出発

岐阜基地に緊急着陸した百里基地の「F-4EJ改「ファントムU」 が出発


  昨年11月30日に岐阜基地に緊急着陸した百里基地所属のF-4EJ改「ファントムU」が、コールサイン「キャッスル42」でテスト飛行に出発。


先回遭遇したときは離陸することなく、滑走路から戻ってきてしまいました。


ファントムのコクピットはかなり個性的なデザインですね。

午前11時18分ローリング開始。

今回はちゃんとエアボーンしました。


緊急着陸の原因は油圧トラブルと発表されていましたが、修理は完了したのでしょうか。


  まもなく使命を終えるファントムですが、まだまだ現役として飛び続けられそうですね。それにしても戦闘機って寿命が長いですよね。


展望デッキにファントム・ファンのおじさんが多い理由がわかる気がします。

  午前11時10分、ちょっと早いこの日の「2nd」が始まりました。まず出てきたのは、昨年11月30日に岐阜基地に緊急着陸した百里基地所属のF-4EJ改「ファントムU」でした。コールサイン「キャッスル42」でテスト飛行に出発して行きました。

 先回見たのは今年の1月21日でしたが、その時は滑走路に入ったものの、ローリングすることなくW-2誘導路から出てきて、三菱重工小牧南工場に戻ってしまいました。しかし、この日はそんなことはなく、大空に向かい羽ばたいていきました。


キャッスル42で離陸したファントムがわずか20分足らずで帰還

 さきほど離陸したばかりのF-4EJ改「ファントムU」がわずか20分ほどで戻って来ました。

 単なる最終チェックだったのか、それともまだ何か問題があるのかはわかりません。


 すぐに戻ってきてくれたおかげで、再びパラシュートによるブレーキングを見ることができました。。


いやー、パラシュートが開く瞬間はワクワクします。


ファントムのパラシュートはかなり小さめ。これでどれほどの効果があるのでしょうか。


W-5誘導路から滑走路を離れ、三菱エプロンに戻って行きました。

  さきほど離陸していったばかりの百里基地所属のファントム「47-8327」がわずか20分足らずで戻って来ました。ほかのテスト機と違い、単なるチェックだったのかもしれませんが、あまりにも早い帰還だったので、ちょっとビックリしました。

 ファントムって私たちの年代の人間からすると、戦闘機の代名詞みたいなものなのです。過去には騒音公害訴訟もありましたしね。そのファントムも後継機となるF-35Aの配備が始まる数年後には役目を終えることになります。こうしてファントムのパラシュートを見ることができるのも、あとわずかとなりました。


入れ替わるようにF-15DJ「イーグル」がキャッスル52で出発


  午前11時36分、着陸したファントムと入れ替わるように、新田原基地所属のF-15DJ「イーグル(02-8071)」が出てきました。


この「02-8071」も先日一度見たことのあった機体です。


キャノピー部分を拡大してみました。

午前11時40分、W-1から滑走路に進入。

短い滑走でエアボーン。


すぐにギアを格納し上昇開始。


しかし一定の高度に達するといったん上昇を止めるんです。


イーグルが飛び去るうしろ姿を見るのはいいものです。

 先ほど着陸したファントムと入れ替わるように、今度は新田原基地所属のF-15DJ「イーグル」(02-8071」が出てきました。この機体も先日テスト飛行をするのを見た機体でしたので、何度目かのチェック飛行なのでしょう。イーグルは配備機数が多いこともあり、名古屋空港展望デッキでもいちばん多く見ることができる戦闘機です。

 この日も本来はMRJの飛行試験再開を期待してやって来たのが目的だったので、お昼になったところで撤収することにしました。平日の名古屋空港展望デッキに来ると、本当に賑やかな風景に出会えていいですね。




★入間基地「飛行点検隊」のYS-11

  

 小牧基地から珍しい飛行機がタクシーアウトしました。

まもなく絶滅する「YS-11」です。


このYS-11は入間基地「航空飛行隊」所属の12-1160でした。


さすが航空自衛隊の機体ですね。
半世紀経ったにもかかわらず、まだどこも悪くなっていないように見えます。

 この日、とても珍しい飛行機を見かけました。それはYS-11だったのです。国内民間機ではすでに全機が引退してしまったYS-11ですが、自衛隊機としてはこうしてまだ現役で残っています。このYS-11の飛行任務について詳しくはわかりませんが、余命幾ばくもないYS-11の飛行風景を見られる数少ない機体です。

 自衛隊に何機のYS-11が残っているかわかりませんが、戦後初の国産旅客機だったYS-11。そして後継機とも言える「MRJ」が大空を舞い始めた昨今、名古屋空港で2機が並ぶ機会がないか、今私はそんな期待を持っています。




★航空自衛隊の主役は何といっても「F-2」と「F-15J」ですね

三沢基地所属の「F-2B(43-8128)」がコールサイン「キャッスル21」で出発


この日の1stでまず出てきたのは、三沢基地所属の「F-2B(43-8128)」。


コールサインは「キャッスル21」。


F-2Bは複座型ですが、単座のAタイプよりもキャノピーのカタチがカッコイイです。


いつものように、W-1からあっという間にエアボーンして行きました。

 航空自衛隊所属の全戦闘機はすべて三菱重工小牧南工場で整備を受けるため、名古屋空港展望デッキにいれば、すべての戦闘機に遭遇できる可能性があります。ただ、プー太郎でもない限り、毎日通い続けるのは不可能ですけどね。

 この日の1stで最初に出てきたのは三沢基地所属の「F-2B(43-8128)」でした。コールサインは「キャッスル21」。キャッスルは三菱のテスト飛行用のコールサインで、21の2はF-2用の2、最後の1はその日1番目ということになります。


続いて新田原基地所属の「F-15DJ(02-8071)」がコールサイン「キャッスル51」で出発


 続いて出てきたのはF-15DJ「イーグル」。独特の甲高いエンジン音を奏でながら、目の前を通過して行きました。


  この機体は新田原基地所属の02-8071、複座型のF-15DJでした。私はF-15に関しては単座のほうが似合っていると思うのですがいかがでしょうか?


コールサインは「キャッスル51」。F-15の場合の数字5になるようです。


F-15がエアボーンすると、ついまた「ハイレートクライミング」するような気がしてしまいます。

 三菱重工のテスト飛行は1日3回あります。マニアの間では午前9時を「1st」、お昼前を「2nd」、そして午後2時台を「3rd」と呼んでいるようです。この日の1stでは「F-2B」に続いてF-15DJ「イーグル」が出てきました。F-15J「イーグル」はまだ工場の中にいて、姿が見える前から独特な甲高いエンジン音が聞こえてくるのでわかります。

 この機体は新田原基地所属でした。私はミリタリーマニアではないので、全国の航空自衛隊基地について詳しくないのですが、こうして遭遇した機体の所属基地を調べていると、少しですが全国の自衛隊基地のことがわかってきました。


今度は岐阜基地所属の「F-15J(32-8942)」がタッチ&ゴー

 午前10時15分過ぎ、コールサイン「マンボ」でF-15J「イーグル」がやって来ました。

 このF-15J「イーグル」は岐阜基地所属で、タッチ&ゴーを敢行して岐阜に向かうようです。


三菱重工から出てくるテスト飛行機と違い、垂直尾翼には部隊マークもあります。


何よりもドロップタンク(増槽)を搭載しているところが最大の違いですね。

 小牧基地には戦闘機は配備されていませんが、おとなりの岐阜基地にはたくさんの戦闘機が配備されているようです。名古屋空港展望デッキにいると、岐阜基地に帰還する航空機たちが名古屋空港への最終進入コースを使ってアプローチする光景をよく見かけます。

 昔、BA(ブリティッシュエアウェイズ)のロンドン−名古屋便が誤って岐阜基地に着陸したことがあったそうです。滑走路の磁方位も全然違うし、何より岐阜基地にはILSがないはずなのに、なぜBAは間違えて着陸したのか。岐阜基地所属の戦闘機がアプローチすると、そんなことを思い出させてくれます。


三沢基地所属の「F-2B(43-8128)」がタッチ&ゴーののちフルストップ

  午前9時にテスト飛行に出発したF-2Bが約1時間15分のフライトから戻ってきました。しかし、いつもと違いタッチ&ゴーをリクエストしたもよう。

 というのは戦闘機はUHFで交信するので、私のレシーバーでは受信できないのです。管制塔はVHFでも発信してくれるのでわかるのですけどね。


タッチダウン後、再び滑走路から浮き上がりました。


三菱重工のテスト飛行「キャッスル」がタッチ&ゴーをするのは珍しいです。

すぐに右旋回に入りました。

F-2のカラーリングが空と一体化しそうです。


今度はタッチダウン後、パラシュートを開いてブレーキング。


三菱エプロンに入る前に一旦停止。パラシュートが萎んでしまいました。


MRJの試験飛行1号機の前を通過し、工場内に戻って行きました。

 私はF-2のタッチダウンが好きです。それはずばりパラシュートを開くからです。旅客機では絶対に見ることができない光景。そして同じ戦闘機でもF-15J「イーグル」では見ることができないのです。

 午前9時に出発したF-2Bが戻ってきたのは、午前10時15分でした。しかし、いつもと違いいったんタッチ&ゴーを敢行。私が見た限りでは三菱重工から出発した戦闘機がタッチ&ゴーを行ったのを見たのはこれが初ではないかと思います。


新田原基地所属の「F-15DJ(02-8071)」がフルストップ

 午前10時30分過ぎ、約1時間のテストフライトを終えたF-15DJ「イーグル」が戻ってきました。

 イーグルのランディングは背中のスポイラーを立ててブレーキをかけながら行います。


F-15J「イーグル」は何となく動物的なシルエットを印象づけますね。


これでこの日の1stは終了です。

 私は昔から名古屋空港で飛行機を見ていましたが、平日に来る機会がなかったこともあり、こんなにも「戦闘機」が離着陸しているとは思っていませんでした。知ってしまえば、国内の全戦闘機が三菱重工小牧南工場に整備にやって来るのですから、当たり前といえば当たり前なのですけどね。

 この日の1stはF-2Bが1機、F-15DJ「イーグル」が1機の計2機がテストフライトを行いました、多い時だと一度に4機出てくることもあるそうなので、2機はまだ少ないほうなのかもしれません。それにしても名古屋空港展望デッキで戦闘機たちを見ていると、戦闘機の運動能力を高さとカッコよさを再確認させられます。


お昼前の「2nd」では築城基地所属の「F-2A(13-8514)」が出発


午前11時40分、この日の「2nd」で築城基地のF-2Aが出てきました。


F-2戦闘機は単座のA型も複座のB型もホントカッコいいと思います。

 午前11時45分、W-1から滑走路に進入し、短いローリングで軽々とエアボーン。

 いつも思うのは、インターセクションすればいいのにということです。


インターセクションせずにフルレングスでエアボーンするのには理由があるのでしょう。


あっという間に目の前を通過して飛び去って行きました。

  午前11時40分、この日の「2nd」が始まりました。私はちょっと早めの昼食をとっていたのですが、戦闘機マニアのおじさんたちが一斉に動き出したので、お昼ごはんを中断してその中に加わることにしました。

 三菱エプロンから先に出てきたのは「F-2A」でした。登録番号は「13-8514」で調べたところ築城基地の所属でした。F-2Aはコールサイン「キャッスル22」で管制塔と交信。いつものようにW-1からのフルレングスでエアボーンして行きました。


続いて新田原基地所属の「F-15J(32-8057)」出発


F-2Aのすぐうしろに続いたのはF-15DJ「イーグル」。


登録番号は「32-8057」だったので、新田原基地所属のイーグルであることがわかりました。


コールサインは「キャッスル52」。甲高いエンジン音を醸しだしながら進みます。

 いつ見ても、F-15のスタイルには動物的なものを感じます。動物といっても「鳥」なのだと思いますけど。

 何でそう感じるのか、正直なところ私にもよくわかりません。


あっという間にギアを格納、すごいスピードで上昇を開始。


しいて言うなら、ミサイルをぶら下げて飛んでほしいものです。

 この日は1stに続いてお昼前の2ndでも、F-2とF-15がテスト飛行に出てきました。コールサインはF-2Aが「キャッスル22」、F-15DJ「イーグル」が「キャッスル52」でした。F-15の独特な甲高いエンジン音を残してRW34からエアボーン。あっという間に飛び去って行きました。

 名古屋空港の展望デッキには、三菱重工で整備した戦闘機のテスト飛行を見るために毎日やって来るおじさんたちがいます。そのおじさんたちと話をすると、いろんなことを教えてくれます。私も会社を定年になったら、その輪の中に入ろうかなと考えています。


今度は岐阜基地所属の「F-4EJ改・ファントムU(77-8393)」がタッチ&ゴー

 午後0時52分、岐阜基地所属のF-4EJ改「ファントムU」がやってきました。

 この戦闘機も岐阜基地へ帰還する際に、名古屋空港へのファイナルコースでアプローチしたようです。


タッチ&ゴーを敢行し、再び大空へ戻って行きました。

 昼食を済ませたのち、お昼前の2ndで離陸したキャッスル便が戻ってくるのを待っていました。そんなとき、無線機から聞こえてきたのが「マンボ」。最初は何がアプローチしてくるのかわかりませんでしたが、近くを飛ぶトラフィックに「F-4アプローチ」と告げたので、次にやって来るのがF-4EJ改「ファントムU」であることがわかりました。

 戦闘機たちの無線交信はどれもUHFなので、私のエアバンドレシーバーでは受信できません。しかし、ATCからの交信はUHFだけでなくVHFでも流しているので、私のレシーバーでも受信できるのです。やって来たファントムUはタッチ&ゴーを敢行し、大空へ戻って行きました。


「2nd」で出発した築城基地所属の「F-2A(13-8514)」がフルストップ


午後1時ちょっと過ぎ、2ndで出発したF-2Aが戻ってきました。


 F-2A側から無線交信が聞こえないのでわかりづらいのですが、タッチ&ゴーを敢行してからフルストップするリクエストしていたようです。


タッチ&ゴーとフルストップの連続技は待っている私たちにはいいですね。

午後1時8分、今度はフルストップです。

タッチダウン後少し滑走路を走行し・・・。


パラシュートを開いてブレーキング。


MRJの前を通過して三菱重工小牧南工場内に入って行きました。

築城の「F-2A」タッチダウン
  

  午後1時04分、1時間ちょっと前にテスト飛行に出発していた「F-2A」が戻ってきました。いつもならすんなりと着陸するのですが、この日はいったんタッチ&ゴーを行ったのちに着陸してきました。

 着陸後は私の大好きなパラシュートを開いてブレーキング。紺色のボディに不釣り合いな黄色のパラシュート。最近ビデオ撮影をほとんどやっていなかったので、久しぶりにフルストップをビデオ撮影してみました。


続いて新田原所属の「F-15DJ(13-8514)」がフルストップ

 午後1時15分過ぎ、F-2Aに続いてF-15DJ「イーグル」も戻ってきました。

 タッチダウン後、背中のスポイラーを立ててブレーキング。こんな小さな板で減速できるのでしょうか。


F-15もパラシュートがあると、私は楽しみが増えるんですねどね。

新田原の「F-15DJ」タッチダウン
  

 F-2Aに続いてF-15DJ「イーグル」も戻ってきました。F-15にはパラシュートが付いていないのですが、その代りに背中のスポイラーを立てて減速します。見ているカンジでは、あんな小さなスポイラーを立てたぐらいで減速できるのだろうかと思えるのですが、ちゃんと静止するから驚きです。

 このイーグルのフルストップもビデオ撮影してきました。400oズームを購入してからめkっきり減ったビデオ撮影ですが、また撮影回数を増やそうと思っています。ただ、戦闘機たちのエアボーンを撮影するのは速いうえに小さすぎて、なかなか大変なんです。


さきほどの岐阜基地所属の「F-4EJ改・ファントムU(77-8393)」が再びタッチ&ゴー

 2ndの2機が着陸するのを待っていたかのように、さきほどタッチ&ゴーを行ったF-4が再び戻ってきました。

 今度もタッチダウン後、再び上昇を開始。F-4の離着陸シーンを見られるのもあと数年ですね。


 いつもは滑走路上空をローアプローチすることが多い岐阜へのアプローチ機が、こうして2度もタッチ&ゴーを敢行するのは珍しいのではないでしょうか。
 2機のキャッスルが着陸し、これでこの日のテスト飛行は終了となりましたが、再び「マンボ」がアプローチしてきました。やってきたのはまたも「F-4EJ改・ファントムU」でした。帰宅後パソコンで撮った写真を見て、同じ機体が2度もタッチ&ゴーを敢行したことがわかりました。

 平日の名古屋空港展望デッキに来れば、三菱エプロンから出てくる戦闘機のテスト飛行に遭遇できる可能性はかなり高いのですが、こうして岐阜基地所属の戦闘機のタッチ&ゴーを何度も見られるのは少ないと思います。それも終焉間近のF-4戦闘機なので、これは貴重な写真になるかもしれません。




★「X-2」ステルス実証機が地上走行実施

  

 2016年2月11日(木・祝)、展望デッキには大勢の飛行機マニアが集まっていました。

 何だろうと思って見ていると、何と三菱重工小牧南工場から「X-2」ステルス実証機が出てきたのです。


三菱エプロンに姿を現した「X-2」ステルス実証機


  三菱重工小牧南工場内では見たことがありましたが、こうして機体全景を見るのはこれが初めて。外に出てきたら、機体サイズの小ささに驚きました。


  事前情報では滑走路を横切って、小牧基地側の誘導路を走行するのではと言われていましたが、こちら空港エプロン側の誘導路を走行してくれました。

 おや、通常の戦闘機たちと異なり、W-4からインターセクションしましたよ。

 おかげで展望デッキからでも、エンジンの排気口がよく見えました。


何と形容すればいいのでしょうか。小型レーシングカーを見ているようなカンジです。


 滑走路進入後はゆっくり動いて停止し、再び動き出すといった動作を繰り返していました。ブレーキの利き具合を確認しているのでしょうかね。


 そしてW-6誘導路から滑走路を離れ、そのまま三菱エプロンに入って行きました。

「X-2」ステルス実証機地上走行
  

 2016年2月11日(木・祝)、前日にMRJが飛行試験を再開してしまったので、連日飛ぶことはないだろうと思いながらも、万が一のことがあるといけないので、いつものように午前8時過ぎに名古屋空港展望デッキにやって来ました。到着して驚いたのは、展望デッキの人の数の多さ。まさか、これだけの数の人が飛ぶかどうかもわからないMRJを見に来たとは思えず、もしかしたらもしかするぞと思いながら、フェンス越しにスペースを確保することにしました。

 午前9時45分頃、展望デッキにどよめきが起こりました。三菱エプロンに「X-2」ステルス実証機が姿を現したのです。、いっせいにみんながカメラを手に取りました。「X-2」は三菱エプロンから出ると、事前のうわさを払しょくしてこちら側の誘導路に入りました。F-2戦闘機の初走行の際は、滑走路を横切り小牧基地側をタクシングしたので、今回もそうなるのではとつぶやかれていたのです。

 その後W-4誘導路から滑走路に進入しました。滑走路進入後は一旦停止し、エンジンをぶん回していました。それでもF-4やF-15などの戦闘機たちと比べるとエンジンの音は静かに感じました。滑走路上ではゆっくり走行しては停止し、またゆっくり走行して停止。その後、W-6から滑走路離れ、三菱エプロンに入って行きました。




★平日の名古屋空港の主役は自衛隊機たち

ファントムが飛んでっちゃうと思ったら・・・

  午前9時ちょと前、この日1回目の戦闘機テスト飛行の時間がやって来ました。実はまだ展望デッキが凍結で閉鎖されていたのですが、みんなが騒ぎ出したので、慌てて自動ドアを開けてくれました。

  ところがW-1から滑走路に進入したところで、ファントムがフライトキャンセル。W-2から滑走路を離れ、三菱に戻ると管制塔に交信してきました。
  


 W-2から誘導路に戻り、北向きにタクシングするF-4EJ改「ファントムU」。ちょうど滑走路に定刻午前9時10分着の福岡からのFDA300便が着陸してきました。


 この機体について調べてみたら、去年11月30日のテスト飛行中に油圧系トラブルを起こし、岐阜基地に緊急着陸した百里基地所属の「47-8327」でした。


W-5付近で再びイエローの7号機とツーショットになりました。


 フライトをキャンセルした理由はわかりませんが、離陸前の最終確認で何か問題が発見されたのでしょうね。
 2016年1月21日、この日は今年初めて平日に名古屋空港にやって来ました。朝いちばんに用事があったので仕事を休んだのですが、せっかくだったのでその足で名古屋空港にやって来たのです。この日は名古屋に雪が降った翌日ということもあって、午前9時近くまで展望デッキが凍結で閉鎖されていました。

 ところが午前9時ちょっと前に、この日1回目の三菱重工小牧南工場に整備にやって来ている戦闘機のテスト飛行の時間が始まってしまいました。初めに出てきたのは「ファントム」でした。展望デッキの前室では戦闘機マニアのおじさんたちが血走っていて、それを見かねた?空港関係者がすぐにデッキを点検して開放してくれたのです。

 すぐに展望デッキに出たものの、W-1から滑走路に進入したファントムが管制塔にフライトキャンセルを告げ、W-2から戻ってきてしまいました。キャンセルした理由はわかりませんが、この機体をネットで調べたところ、昨年11月30日にテスト飛行中にトラブルを起こして岐阜基地に緊急着陸した百里基地所属のものだったのです。まだトラブルの原因が残っていたのかもしれませんね。


今度は松島基地のF-2Bがテスト飛行に出発

 ファントムが戻ってきたのと入れ替わりに、F-2Bがテスト飛行に出発しました。

 F-2だけではありませんが、戦闘機の滑走距離はすごく短いです。500mもあればカンタンにエアボーン。


 そのため、2,740mある名古屋空港滑走路のほぼ中央にある展望デッキの前では、もうギアも格納してしまっているくらいです。


爆音を残し、飛行試験空域に向かって飛び去って行きました。

 さきほどのファントムが戻ってきたのと入れ替わりに、次のF-2Bが滑走路に進入しました。もしかしてまたキャンセル?との不安がよぎりましたが、今度は何ごともなく飛び去って行きました。この機体ですが、調べたところ松島基地の配属機だったので、津波被害の1機だったようです。

 このF-2は複座型(2人乗り)のF-2Bなのですが、同じ複座でもF-15Jになると単座のほうがスマートでカッコよく見えるのですけど、このF-2に関しては複座のキャノピーでも全くそう感じさせませんね。


C-1輸送機がコールサイン「ジャパン・フォース・スケジュール71」で到着

 午前9時30分過ぎ、自衛隊の基地間定期輸送便「ジャパン・フォース・スケジュール71」でC-1輸送機がやって来ました。

 C-1は近くで見るとすごく小さな輸送機なのですが、こうして遠くから見ると大きな飛行機に見えるから不思議です。


離陸時の騒音は半端でないC-1ですが、着陸時のリバースは比較的静かです。


F-15DJ「イーグル」がローアプローチ

 午前10時、岐阜基地へ向かう築城基地所属のF-15DJ「イーグル」が、ローアプローチでやって来ました。

 普段は三菱重工小牧南工場から出てくるテスト飛行のF-15ばかり見ているので、上空通過は新鮮です。


ドロップタンク搭載状態の戦闘機は絵になりますね。


いいですね〜、子供の頃から見ていたら、航空自衛隊に入隊していたかも(^O^)。


C-1輸送機が「ジャパン・フォース・スケジュール71」で出発

 午前9時30分に定期便で到着したC-1が、45分後の午前10時15分に、再び「ジャパン・フォース・スケジュール71」で出発。

  どこから飛来して、どこに飛んで行くのか、実に興味があります。デリバリーと交信して、フライトプランの承認を受けてほしいです。


ちなみにこのC-1の所属は「美保基地」となっていました。


相変わらず離陸時のエンジン音は騒音公害ものです。


別のC-1輸送機が ローアプローチ

 今度は岐阜基地所属のC-1が、上空をローアプローチしていきました。

 一瞬さきほどの014が戻って来たのかと思いましたが、全く別の機体でした。


垂直尾翼に60周年記念マーキングが入っていました。

 この日いつもの平日よりもC-1輸送機を見る回数が多かったのです。「ジャパン・フォース・スケジュール便」は定例なので当然ですが、岐阜基地で訓練が行われていたのでしょう。さきほどのF-15DJ「イーグル」同様に、名古屋空港の上空をローアプローチして行きました。

 C-1輸送機に個人的な恨みはありませんが、ちょっとやかましすぎですね。すでに後継機であるC-2がデビューしているのですから、早くC-2に機材をチェンジして基地周辺の騒音軽減に努めてほしいです。


F-2Bがテスト飛行から帰還

 午前10時30分、ほぼ1時間前にテスト飛行に出発した松島基地所属のF-2Bが戻ってきました。

 F-2のランディングギアって本当にちゃちいです。まるでおもちゃみたい。


パラシュートを開いてと祈っていたら、期待通りの結果になりました。


機体の色と全く不釣り合いなパラシュートがかわいいです(^_^;)。


いいですね〜、私は戦闘機の着陸では、この瞬間を見るのがいちばん好きです。


そのままで三菱重工小牧南工場に戻って行きました。

  三菱重工小牧南工場から出発する戦闘機のテスト飛行時間はほぼ1時間と決まっているようです。この松島基地所属のF-2Bもきっかり1時間で戻ってきました。F-2Bをはじめとする戦闘機たちはC-130HやKC-767などと比べると小さい飛行機です。そのため、ファイナルアプローチしてくる時も、かなり近づかないと個体識別が難しいです。

 このテスト飛行のコールサインは「キャッスル21」。このコールサインの使い回しが多いと思います。私はタッチダウン後にパラシュートを開いてくれないかなと期待して待っていました。そしてその期待に応えるように、機体と全く不釣り合いな黄色のパラシュートを開いてくれました。


また別のC-1輸送機が来た〜 、さすが平日

 午前10時40分、今度は「コスモ」のコールサインで入間基地所属のC-1がやって来ました。

 「コスモ」は入間基地「第2航空輸送隊」のC-1輸送機用のコールサインです。


これでこの日見たC-1輸送機は3機目になりました。


午前10時55分過ぎ、小牧のC-130Hがエアボーンして行きました。


 このおもしろい外観をしたヘリは陸上自衛隊のCH-47J。岐阜基地向かう途中、名古屋空港上空をローアプローチして行きました。

 午前11時25分、入間基地から飛来したC-1が出発。滞在時間は45分くらいでした。

 航空自衛隊の輸送機って、全国で1日何便くらい飛んでいるのでしょうか。


 滑走距離の短いC-1なので、あまり主翼の上面を見る機会がないのですが、この機体はE-2からインターセクションしたので、やや長めにローリングして行きました。
 自衛隊の輸送機というと小牧配属のC-130「ハーキュリー」と岐阜基地などに配属されているC-1の2機種があります。どちらも普段自然に見ている機体ですし、それほど珍しくもないので、今までほとんど撮影していませんでした。

 この日はなぜかC-1の飛来が多かったです。単なる偶然なのか、この日は確か木曜日だったので、曜日によって多く飛来するのかはわかりません。どちらも地味な機体ですし、今回のような企画でもしないと、撮影することも少ないかもしれません。


今度は那覇基地の第204飛行隊所属のF-15J「イーグル」が出発


午前11時台のテスト飛行、通称「2nd」で出てきたのは那覇基地所属のF-15J「イーグル」。


 この日は「ファントム」「F-2」と合わせ、航空自衛隊所属の3機種すべての戦闘機を捕獲できました。

 それにしても短いローリングでエアボーンしますね。

戦闘機たちの運動性能の高さを物語っています。


F-15独特の甲高いエンジン音を残し、あっという間に目の前を通過して行きました。


また、ハイレートクライミングを見せてもらいたいです。


  展望デッキ前の待合室で、昼食後私は転寝してしまいました。そのうちに、1時間ほど前にテスト飛行に出発したF-15J「イーグル」が戻って来てしまいました。
 平日の名古屋空港展望デッキにいると、日本の航空自衛隊には実にたくさんのF-15J「イーグル」があることを実感します。平日の遭遇率は100%に近いんじゃないかと思います。それだけの機体を順次整備し続ける三菱重工小牧南工場もすごいですが、それが同工場の主な収入源かと思うとちょっと複雑な気持ちです。

 今回出てきたF-15J「イーグル」は沖縄那覇基地第204飛行隊所属の「62-8866」でした。残念ながら三菱重工小牧南工場にやって来る戦闘機たちは、所属部隊のマークを剥がしてきているので、よほどのスペシャルマーキングを施した機体以外はどれを見ても同じ。それでもここにいれば、日本全国の戦闘機が見られると思うと、何だか得した気分になります。


岐阜基地へ向かうファントムがローアプローチ

 午後1時10分、今度は「マンボ・グレイ」のコールサインで岐阜基地所属のF-4EJ改「ファントムU」がローアプローチして来ました。

 岐阜基地へ向かう自衛隊機の多くは、名古屋空港上空をローアプローチして、岐阜のファイナルコースにインターセプトするようです。


いやー、デルタ翼にドロップタンクをぶら下げていると本当に絵になります。


私はファントムをほぼ真下から見たのはこれが初めてだと思います。


午後からF-2Aがコールサイン「ローレル09」で帰投


午後1時45分、本日の「3rd」で築城の第6飛行隊所属の「F-2A」が出てきました。


 このF-2Aのコールサインはキャッスルではなく「ローレル09」。三菱のカンパニー波で「お気を付けてお帰りください」と言っていたので、築城基地へ帰投するのでしょう。

 いつもながら、W-1から滑走路に進入し、わずかのローリングでローテーション。

 滑走距離からすればフルレングスで離陸する必要はないのですけどね。


 F-2Aは小牧から九州の築城まで何分で飛行するのでしょうね。


 三菱カンパニー波が伝えた「お気をつけてお帰りください」が何とも印象的でした。
 航空自衛隊機たちのコールサインはちょっと不思議です。小牧基地配属機の場合は航空隊単位というか、機種ごとにコールサインが異なると言っていいと思います。C-130Hは「キャメル」、KC-767は「コビー」と言った具合です。ところがおとなりの「岐阜基地」はというと、どの戦闘機もみんな「マンボ」。マンボの後ろに「ホワイト」とか、「グレイ」などを組み合わせて使用しています。

 この日、新たなコールサインを耳にしました。それはF-2Aが離陸の際に使った「ローレル09」。帰宅して調べてみたところ、「ローレル」は築城基地のコールサインでした。ちなみに三菱のテスト飛行に使用されているコールサインは、F-2が「キャッスル21,22・・・」、F-4が「キャッスル41、42・・・」、そしてF-15が「キャッスル51,52・・・」。何となくわかる気がしますね。




三菱重工のエンジン燃焼試験棟からF-2エンジンが出てきた!

  


 最初見たときはロケットエンジンかと思いましたが、排気口の形状からこれはF-2のエンジンなのだとわかりました。エンジン単体でも燃焼試験できるのですね。
 これは驚きました。最初に見た瞬間は、「ロケットエンジンが出てきた!」と思いましたが、ここ三菱重工小牧南工場ではロケットやっていないし、そもそもロケットエンジンはもっとデカイですよね。

 そこでこれはいったい何?とよく見てみると、排気口部分の形状に見覚えがありました。そうです、F-2戦闘機のエンジンだったのです。あんな小さな機体に、こんなどでかいエンジンを搭載しているのですね。すごいものを見ることができました。

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