エバーライズ SQ B747-400 「MEGATOP」(ランディングギア、スタンドつき)

 
  今回ご紹介するのはエバーライズ製シンガポール航空のB747-400「MEGATOP」です。現在は活躍の場を奪われ続けている同社の744メガトップですが、ちょっと前まで日本の成田、名古屋、関西の3空港に、1日何便も飛んできていた、まさにシンガポール航空のフラッグシップでした。

 私も何度となく名古屋便(SQ982/981便)を利用する旅行計画をしたことのある懐かしい機体でしたので、エバーライズ製ではありましたが、入手することにしました。ただし、今まで紹介したエバーライズ製のB747-300同様、細部の出来はよくないです。


エバーライズ製シンガポール航空B747-400「MEGATOP」です。

名古屋空港時代、B747-312「BIGTOP」からこのB747-412「MEGATOP」に
使用機種が変更になったとき、すごくうれしかったことを思い出しました。

 先頭部分です。私はハセガワの1/200のプラモデルでも作ったことがあります。先頭部分にはラインがないのが、シンガポール航空のカラーリングの特徴です。

  エバーライズ製の747はすべて744タイプのフェアリングなので、こいつには形状は合っているのですが、ちょっと成形がよくないのが残念です。

 エンジンです。エバーライズ製がおもっちゃっぽく見えるのは、エンジンの作りがちゃちいせいかもしれません。

 SQの744のエンジンは「P&W」なのですが、このスケールモデルでは「GE」と同じものが使われていました。

珍しくスターボードサイドから撮影してみました。
SQの744「MEGATOP」は私の好きな飛行機のうちの1機なのです。

ポートサイド後方からのアングル。私は見慣れているからかもしれませんが、
SQのカラーリングはB747シリーズがいちばん似合っていると思います。

 最近はあまり見かけなくなった窓部分へのボーダーライン。でも、SQのカラーリングは古臭さを感じません。

  機首部分までラインが伸びていないことが影響しているのかもしれません。

 相変わらず、かなりちゃちい前輪です。レジも何も印刷されていません。

 私はこのスケールモデルを眺めながら、ありし日の名古屋空港の姿を思い出しています。

  水平尾翼下部分のラインが少し変です。これはボディの成形に問題があるようです。多分ちょっと大げさに型を起こしてあるのでしょうね。

  それにしてもシンガポール航空という航空会社は保有機体の更新が早いですね。会社の方針だそうですが、パイロットが大変でしょう。

ポートサイドの真横アングルです。
やはりエンジンの安っぽさがエバーライズの最大のウイークポイントでしょう。

真上からのアングルです。B747の主翼面積は広いですね。

真後ろからのアングル。ウイングレットが引き立ちます。

 これがエバーライズ製747シリーズ共通の外箱です。胴体部分をくり抜き実物を見せることで、箱の印刷を共通化しているようです。
 

  エバーライズ製は垂直尾翼が胴体と一体成型になっているため、ホーガン製よりも箱の面積が広いです。その代りホーガンと違い2段重ねになっていないので、その分薄くなっています。

  エバーライズ製はあまり細かい部分を気にしない方に限ります。1/200というスケールは飛行機モデルとしてはまあまあの大きさですので、精密に作ってないと目立ってしまうからです。

 ヘルパは遠く及ばないことは間違いないのですが、ホーガンと比べどうかというと、デカールの再現性がワンランク下、主翼付け根フェアリング部分の密着が悪い、エンジンは付け足し程度、こんなところでしょう。

 今回は大好きだったSQの744メガトップが2000円+消費税100円+送料500円の計2600円で入手できたのでコレクションに加えたものです。まあ、ヘルパなどと並べちゃうと、かなり見劣りします。

ボディ成形の正確さ:6、細部の再現性:5、デカールの精密さ:6・・・総合:5.5

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